厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年64冊目『紙とネットのハイブリッド仕事術』

2009-03-31 21:42:22 | おすすめビジネス書
紙とネットのハイブリッド仕事術 (ソフトバンク新書) 紙とネットのハイブリッド仕事術 (ソフトバンク新書)
価格:¥ 767(税込)
発売日:2009-03-17

評価  (3点/5点満点)

本書の目的は、紙とネットの双方の長所を汲み取り、紙を使ったほうがいいケースでは紙を、ネットを使うとうまくいく状況ではネットを、そして双方をハイブリッド(混合)させて仕事をこなすべき局面では両方を使うことだそうですが、著者がIT系を中心とした若手ビジネスマンによるグループということもあり、仕事で使えるネットのテクニック集という捉え方のほうがいいかも知れません。

以下、この本で紹介されたものの中から、私も今後使ってみようと思うものをピックアップします。

◎クリアホルダーで作る自分だけのオリジナル手帳「DIYNOTE」

http://diynote.jp/

◎大人数でも簡単に予定を調整できる「調整さん」

http://www.tatamilab.jp/~toshi_i/schedule

◎やりべきことをToDoリストでしっかり管理「check*pad」

http://www.checkpad.jp/

◎超気軽にリマインドを出す「リマインダー・メーラー」

http://www.remindermailer.com/

◎あとで読みたいページを絶対に忘れない「あとで読む」

http://atode.cc/

◎プレゼンの見栄えをよくするクリップアート「WPClipart」

http://www.wpclipart.com/

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今年63冊目『仕事ができる人、会社に必要な人』

2009-03-30 22:20:18 | おすすめビジネス書
仕事ができる人、会社に必要な人 仕事ができる人、会社に必要な人
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-03-13

評価  (3点/5点満点)

著者は、三菱UFJリサーチ&コンサルティング㈱事業本部経営戦略部長の酒井英之さん。

成功体験を積み、本書のタイトルである「仕事ができる人、会社に必要な人」になるには、一定のプロセスがあると指摘しています。

・心構え(自分が置かれている状況をポジティブにとらえる)

・あたり前だけどなかなかできない基本姿勢(周囲に受け入れられる心配り)

・自分の仕事の価値を、世の中の動きや会社全体の中で位置づけて理解する

・自分のやりたいことをあの手この手で上司やトップにアピールする

・問題解決の思考プロセスを使って、解決策を導く

・その実現に周囲を巻き込む

著者の若い頃の勤務経験をもとに、早いうちに身に付けるべき仕事力の土台とは何かを教えてくれます。

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今年62冊目『どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座』

2009-03-29 20:51:54 | おすすめビジネス書
どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 (ディスカヴァー携書) どんな時代もサバイバルする会社の「社長力」養成講座 (ディスカヴァー携書)
価格:¥ 1,050(税込)
発売日:2009-03-15

評価  (4点/5点満点)

経営コンサルタント・小宮一慶さんの「養成講座」シリーズの最新刊登場です。

今回は、「社長力」ということで、お客さま第一を徹底し、キャッシュフローを稼ぎ、それを将来のために人材や設備に投資し、さらに、財務改善に使うこと。これは、バブルが崩壊しようが、金融危機であろうが、いかなる時代にも必要な経営の原理原則であり、今こそこの原理原則に立ち返る必要があります。

具体的には、次の5つの社長力が紹介されていますが、社長に限らず役員、管理者、そして気概のある一般社員も、この本で経営の本質を学んでほしいと思います。

社長力1 ストラテジー力

経営という仕事の認識を誤っているとうまくいくものもうまくいかない

社長力2 マーケティング力

お客さまの心をつかむマーケティングの本質を理解する

社長力3 ヒューマンリソース・マネジメント力

何が人を動かすのかをほんとうに理解しているか?

社長力4 会計力

会計・財務を経営的に考えているか?

社長力5 リーダーシップと人間力

結局はリーダーの人間力がものを言う

【my pick-up】

◎「和気あいあい」よりも「切磋琢磨」

和気あいあいを優先すると、もっとも実力のない人に組織のペースを合わせることになる。

自分は仕事が終わったあと勉強しようと思っても、和気あいあいの組織では、「飲みに行こう」という誘いを断りにくい。優先順位が内部だからどうしても「出る杭は打たれる」的風潮が広まる。

こういう会社に共通するのは、実力のない人が管理者になっていること。実力のないリーダーが組織を和気あいあいにしたがる。対立を処理する能力がないし、自分の無能力を和気あいあいでカムフラージュしようとする。実力のない人にとって、和気あいあいは楽だからだ。

リーダーだけでなく、実力のない一般社員も和気あいあいを好む。

◎会計力のポイント

1.「数字」よりも「信念」

売上や利益が経営的にどういう意味かを答えられるか?

2.「仕訳」よりも「読み方」

財務担当者と同じ知識と技術を持とうとしていないか?

3.「利益」よりも「キャッシュフロー」

「資金繰り第一」になっていないか?

4.「稼いで貯める」よりも「稼いで使う」

キャッシュを稼いで貯め込むのが、キャッシュフロー経営と思っていないか?

5.「負債」よりも「純資産」

借入れをしてでも投資するのが積極経営を思っていないか?

6.「ROE」よりも「ROA」

ROEこそ経営上もっとも重要な指標だと思っていないか?

7.「売上」よりも「利益」

まず売上ありきで経営計画を立てていないか?

8.「投資拡大」よりも「増し分」

設備投資によって利益を拡大しようと思っていないか?

9.「数字作成」よりも「お客さま対応」

会計の数字算出に多大なエネルギーを注いでいないか?

10.「会計・財務」よりも「戦略・マーケティング」

銀行とのつき合いがいちばん大事だと思っていないか?

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今年61冊目『仕事頭がよくなるアウトプット勉強法』

2009-03-26 22:25:46 | おすすめビジネス書
仕事頭がよくなるアウトプット勉強法 仕事頭がよくなるアウトプット勉強法
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-03-16

評価  (4点/5点満点)

著者は、モバイル広告代理店事業をメインとしている㈱ライブレボリューション代表取締役社長の増永寛之さん。メールマガジン「プレジデントビジョン」は読者数18万人という圧倒的な支持を集めるとともに、昨年「就職活動中に出会った魅力的な企業ランキング」(Jobweb調べ)で1位を獲得しています。

小学6年生から勉強の快感に目覚め、現在も「社長は誰よりも勉強すべし」という信念のもと、自他共に認める「勉強魔」である増永さんが、読書・日記・メモなど普段仕事頭をよくするためにしている勉強のコツをこの本にまとめています。

仕事頭のいい人とは、例外なく、継続的にアウトプットを意識した勉強をしており、同時に仕事で大きな成果を上げ続けています。ますは、仕事に直結することをとことん勉強し、インプットしたことを自分の職場で成果としてアウトプットしていきましょう。その方法が、本書にふんだんに盛り込まれています。

【my pick-up】

◎「就業時間内に勉強したい」は二流の証拠

一流の人はみな、労働時間内で最高のアウトプットを心がけていますから、業務時間外にインプットし、仕事中には成果を出すことに専念します。こういう人はいわば「費用対効果」がいい人なのです。

◎「人生にかかわる投資」と「人の目」は別次元で考える

大切な「真空時間」(勉強時間)を奪われるくらいなら、誘いを断って、嫌われ者になったほうがまだマシです。

◎勉強は生きる姿勢につながっている

高学歴なのに仕事ができない人には、大学時代の過ごし方に特徴があります。大学に入ってから勉強していないということです。

◎「スクリーンアウト」で先取り時間術

私の場合は、顧客には基本的に部下に会ってもらう、飲み会やゴルフは丁重に断るという基本ルールを設けています。日ごろからそうしておくと、「飛び込み訪問」や「当日のお誘い」というアクシデントから貴重な勉強時間をスクリーンアウト(ブロック)できるのです。

◎「アウトプットの場」を決めてから読書する

メルマガに書評を書くというアウトプットの場もはじめに設定し、自らに課しておいたので、必然として読書を続けねばなりませんでした。2日に1冊読む-これは最初のうちはかなり高いハードルに思えましたが、やがてアウトプットとインプットの好循環が生まれました。どうアウトプットするかを決めて読書を始めれば読書の習慣は確実に身につきます。

◎本は「全部読まない」前提で買え!

相手に何かを伝えたいとき、それが本に書かれていれば「この本を読むといいよ」とさっと貸す。自分の論理の裏づけが、権威のある人の言葉やインパクトがある言葉で書かれている本は、説得力があり、あなたの話の信憑性を高めるツールにもなります。

◎スキルアップのための本は「薄い本&厚い本」

ますは薄い基礎的な本を何冊か読み込んでいくと、どの本にも同じような内容が書かれていることに気がついてきます。すると、次に読む本は劇的に速いスピードで読むことができます。

◎「みんなが読んでいるから」日経新聞を読む

私は毎朝必ず、日経新聞を読みます。一番の理由は「みんなが読んでいるから」。経済や金融、そして経営にかかわっている人々の大半、ほとんどのビジネスパーソンや経営者が読んでいる新聞は日経新聞です。みんなが読んでいればそれが「共通言語」「共通認識」となり、その情報に基づいた行動をとる人が多くなります。「みんなが読んでいる」から読む。これはビジネスパーソンの鉄則なのです。

◎いざというときの「メンター本」をもつ

・人間関係、人間心理に悩んだら読む本

 『人を動かす』(デール・カーネギー、創元社)

・会社の利益を考える本

 『すぐに利益を急上昇させる21の方法』(ブライアン・トレーシー、東洋経済新報社)

・会社が目指す方向性を考える本

 『ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則』(ジェームズ・C・コリンズ、日経BP社)

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今年60冊目『30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ』

2009-03-25 21:56:44 | おすすめビジネス書
30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ 30代までに鍛えておきたい仕事の筋トレ
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-02-19

評価  (3点/5点満点)

著者は、次世代リーダーを育成することを目的に設立した㈱リーダーズアカデミー代表取締役兼CEOの嶋津良智さん。ビジネス書読書家にとってはお馴染みの石田淳さん、泉正人さん、鮒谷周史さん、本田直之さんとともに、ボランティア組織「JBN」(在留邦人ビジネスネットワーク)のメンバーでもあります。

この本は、目先の成果をあげるものではなく、将来確実に大きな成果を得る本として、将来どの仕事を選んでも役に立つ「仕事の筋トレ」を一生懸命にやること重要性を説いています。

なにかをするのに適した時期というのは確実にあり、具体的には、

20代は模索しながら、とにかく目の前のことに死ぬ気で全力投球する。

30代は「これだ!」と自分が決めたことを信じ、一心不乱に取り組む。

40代は掘り当てた源泉からリターンを得るとともに、それを社会にどう還元していくかを考える。

とテーマが変わっていきます。

一生使えてどこでも通用する力をつけておくためにも、社会人のなるべく早い時期にこの本を読んでもらいたいです。

【my pick-up】

◎すべてを失っても生き残れる「土台」をつくれ!

私の土台は、20代のすべてを注ぎ込んだといっても過言ではない「営業力」でした。

私は最初に就職した会社で、同期のなかのトップセールスになりました。24歳で最年少部長に抜擢され、私が担当した部門はすぐに全国ナンバーワンになったのです。

しかし、「自分にピッタリの仕事に最初からめぐり合った」というのは、まったくの誤解です。私は営業が大嫌いでしたし、今も嫌いです。努力で培った能力はありますが、「好きでやりたいこと」というわけではないのです。「営業が大好き!」とはならないものの、「営業ならやれる」というゆらぎない自信はついてきたのです。

あなたがもし、今の仕事を好きでなくても、目の前のことに全身全霊で打ち込み、汗だくになってひたすら頑張る時期を、どうか3年は過ごしてください。

自分に合う仕事を探すのではなく、目の前の仕事に無理やり自分を合わせてしまうくらいの心積もりがちょうどいいのです。

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