厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

今年16冊目『整理・整頓4S仕事術』

2010-01-31 20:08:36 | おすすめビジネス書
仕事の効率が3倍UP!整理・整頓4S仕事術 (アスカビジネス) 仕事の効率が3倍UP!整理・整頓4S仕事術 (アスカビジネス)
価格:¥ 1,575(税込)
発売日:2009-12-15

評価  (3点/5点満点)

整理術に関する本は最近たくさん出ていますが、整理・整頓の本質に迫る基本書とも言えるものです。

整理・整頓は単純だけれども実に奥が深い。また、誰もがやることだけれども、自分の行動レベルが分からずにいつの間にかムダなことをやっている。整理術は基本を一回押さえておくと、効率性に雲泥の差が付きます。学ばない手はありません。

【my pick-up】

◎コピー機やプリンターのトレイは常に空にしよう

印刷した書類を取りに行った時に何枚もの書類を手に取って、自分のモノかどうかを確認しなければなりません。明らかにムダな動作です。

トレイをいつも空にするためには、基本はコピーや印刷をしたら速やかに取りに行くということです。

◎電子メールは目的別に振り分けよう

メールはプロジェクトや案件、用途などの目的に合わせてトレイを分けて保存していくようにします。

メールソフトの自動振り分け機能を使わなくてもメールに目を通した時に、とりあえず移動だけさせておくという方法が効果的です。

基本的に受信トレイにはメールが残っていない状況を常に心がけるのです。

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今年15冊目『部下が病気にならないできる上司の技術』

2010-01-30 23:07:11 | おすすめビジネス書
部下が病気にならないできる上司の技術 部下が病気にならないできる上司の技術
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-10-17

評価  (4点/5点満点)

上司が自分自身の心身を健やかに保ちつつ、部下の心身も守っていくためには、メンタルヘルスに関する知識が不可欠です。

本書では、上司が身につけておかなければならないビジネススキルとしての、メンタルヘルスの知識とテクニックを紹介しています。

最近の管理者(特に課長)はプレイングマネージャーとしてやるべきことが多くなった結果、部下も上司に気軽に相談できないし、上司も部下の心身の不調に気づかないという傾向が強いように思います。

しかし部下が本当に病気なってからでは時すでに遅しです。チーム全体での効率の最大化を図り、上司は部下の日ごろの様子・言動を注意深く見守る余裕が必要です。

【my pick-up】

◎共感や労いのある言葉が部下をやる気にさせる

「あの仕事はどうなっているんだ?」「得意先のほうには連絡したのか?」といった進捗確認や、仕事の指示・命令に終始してしまっていないでしょうか?

日ごろから人間味のある会話が上司との間で交わされている部下は、困っていることや不安に感じていること、仕事での悩みなどを上司に相談しやすくなります。

◎休み明けすぐは「会議」「商談」を入れない

月曜日も工夫があるとよいと思います。月曜の朝一番から会議や商談があると思うと、日曜日にゆっくり休めなくなります。

休み明けの午前中は、メールチェックをして過ごすぐらいが適当です。

◎管理職こそ「ワークライフバランス」を大事に

部下のメンタルヘルスを守るためには、上司も「ワークライフバランス」の重要性に目を向け、オンとオフの切り替えがきちんとできるように図っていくことが大切です。

それには何よりも上司自身が「ワークライフバランス」のとれた生活の実践者であることも重要です。部下には「プライベートも大切にしろ」と言いながら、自分は相変わらず仕事一辺倒の仕事人間であっては、言葉に説得力がなく、部下たちも実践しにくいでしょう。

ワークライフバランスのとれた生活を実践するには、何と言っても「プライベートのための時間を確保する」ことが先決です。休む技術をどのように身につけるかも、上司自身が自分の心身を守るうえで、さらには部下を病気から守るうえでも重要になってくるといえます。

要は「休めるときに休む」ということです。繁忙期などの超多忙な時期は無理でも、忙しくないときにはどんどん帰るようにして、とにかくメリハリをつけていく。これだけでいいのです。

「早く帰るのが特別」ではなく、「残業するのが特別」というように意識を変えていくのが大切なのです。

◎心の病気は早期発見・早期介入が大事

現在、メンタルヘルスに関して安全配慮義務というものが重視され、少しでも具合が悪い社員に気づいた場合は、仕事の負荷を減らし、治療につなげることが企業の義務とされています。

心の調子が悪いことがわかっているのに、そのままの状態で働かせて症状を悪化させれば労災や安全配慮義務違反を問われることにもなりかねません。

◎「眠り」の知識は絶対必要

欠員が一人出ることのしわ寄せは、残されたメンバー、そして上司である自分自身に跳ね返ってくることになります。そのような事態を避けるためにも、基本的なメンタルヘルスの知識と理解はもっておくようにしましょう。

睡眠障害はとくに上司として知っておいてほしい最低限の知識です。「不眠」には、大きく4つの種類に分かれます。

①入眠困難・・・寝つきが悪く眠るまでに1時間以上かかってしまう

②中途覚醒・・・眠っていても途中で何度も目が覚めてしまう

③早朝覚醒・・・朝早くに目が覚めてしまう

④熟睡困難・・・ぐっすり眠れず朝スッキリと起きられない

これらの症状が週2回以上、1か月以上続いた場合は、ストレスが過多になっているか、メンタルの調子を崩し始めているか、いずれにしても要注意といえます。

◎心の病気の基本は「休ませる」こと

心の病気の多くは休養して仕事から離れ、治療に専念したほうが回復にもいい影響を与える場合が少なくありません。

とくに休職に入ったばかりの部下に対しては、頻繁に連絡を入れたりせず、休養させることを一番に考えていただきたいと思います。

仕事から離れるために休職をしたのに、仕事のことが頭から離れない状態ですから、休職初期の段階で職場の同僚や管理職から頻繁に連絡が来るのはNGです。

上司としてできることは、休養と治療に専念できるように、仕事に関する連絡は必要最低限に留め、仕事を思い出させないようにすることです。

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今年14冊目『仕事に必要な言葉』

2010-01-30 00:41:20 | おすすめビジネス書
仕事に必要な言葉 仕事に必要な言葉
価格:¥ 1,365(税込)
発売日:2009-12-08

評価  (3点/5点満点)

三井物産副社長、日本ユニシス社長を経て、現在は住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)理事長を務める島田精一さんによる、自分を勇気づけ、ときには自分を律してくれた言葉集です。

仕事や日常生活の中で気に入った言葉はきちんとメモし、事あるごとに周りに伝えることが大切です。そうすることで、自分も相手もモチベーションを高めることができますよ。

【my pick-up】

◎短期と中長期の視野のバランスは?

担当者は1週間、課長は3か月、部長は2~3年、役員は5~10年単位で仕事を考える。

◎地位は何のためにあるのか?

実力で仕事。地位で責任。

地位は何のためにあるのか。それは責任を取るためです。地位には権力と責任が伴いますが、権力だけ利用して、責任を取らないのは最悪の上司。使うのは責任のほうだけで十分です。

◎アポが重なりそうなときは?

アポイントは、ファーストカム ファーストサーブで対応。

予定を変更すれば、最初に会うはずだった人に、「あなたと会う用事は価値が低い」と告げるようなもの。

◎なぜ読書をすべきなのか?

人間の感情はすべて、本の中に描かれている。それらを追体験することで、人間形成が加速される。

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今年13冊目『自分に気づく心理学』

2010-01-29 00:37:39 | おすすめビジネス書
自分に気づく心理学 自分に気づく心理学
価格:¥ 500(税込)
発売日:2006-04

評価  (3点/5点満点)

人づきあいが苦しいのはなぜか。心の不安はどこからくるのか。なぜ他人の眼が気になるのか。・・・そんな誰もが抱く心理状態を、早稲田大学名誉教授の加藤諦三さんが解き明かします。ちなみにこの本は、1987年刊行からのロングセラーで、2006年に愛蔵版(なんと500円!)として再編集されました。

最初は少し難しく感じるかも知れませんが、読めば読むほど人間の心理はここまで研究されているのかとその奥深さに感動しました。

【my pick-up】

◎仕事や性で次々に達成する努力の方向を修正する

次々にものごとを達成している時に、人生うまくいっていると感じるよりも、人々と親密になれた時自分の人生がうまくいっていると感じて気持が落ち着くようになれば、成功である。

◎辛い時に辛いと感じられる人は救われる

自然な感情の流れに従っていれば疲れないが、それを押し殺して逆のことを言ったりやったりすることで疲れる。

どんなに仕事が辛くても、辛いと感じることが許される人には救いがある。救いのないのは、心の底で辛いと悲鳴をあげているのに、辛くない、素晴らしいと意識している人である。

◎大事なのは本気で自分にやさしくなろうとすること

そんなに他人の眼を気にしてみたところで、他人が自分の人生に責任をとってくれるわけではない。

最終的には自分が自分の人生の責任をとらなければならない。他人の期待にかなおうとどんなに勤勉に頑張ってみても、その人達が自分の心の底の虚無を満たしてくれるわけではない。

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今年12冊目『24歳からのビジネス教科書』

2010-01-27 00:13:30 | おすすめビジネス書
24歳からのビジネス教科書―学生脳を社会人脳へ変えるための44のメソッド 24歳からのビジネス教科書―学生脳を社会人脳へ変えるための44のメソッド
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-12-04

評価  (3点/5点満点)

サイバーエージェントの藤田晋さんが起業をしたとき。ワタミフードサービスの渡邉美樹さんが有限会社渡美商事を設立したとき。パナソニックの松下幸之助さんが松下電気器具製作所を創業したとき。パソナの南部靖之さんやソフトバンクの孫正義さんが前身の会社を設立したとき。

これらはすべて24歳のときです。

この本では、24歳前後のビジネスパーソンが、それまで築きあげてきた受験勉強の知識や、その結果として得た学歴を捨てる覚悟をし、「ビジネス偏差値」を高める〝チェンジ〟を行うための教科書です。

24歳前後というのは、大卒で入社~3年目くらいで、社会やビジネス世界の仕組みを知り、自分がこれからどのように生きていくべきかを真剣に考える時期です。この時期に前向きかつ貪欲に仕事に取り組めば、安易に会社を辞めるのは非常にもったいないと思えるはずです。

【my pick-up】

◎デキる人間は電車の中で本を読む

伊藤忠商事会長の丹羽宇一郎さんは、通勤の往復に本を読みたいがために、住まいを始発(終発)駅に移したほどの読書家です。あるIT企業の社長は週5冊、通勤の往復で読むことを自分に課しています。その理由は、「ビジネスのヒントを得る最強の媒体は書籍」だと痛感しているからです。

◎運のいい人と付き合うのが一番

運のいい上司の下につけばいい仕事をできる可能性も、昇進のチャンスも大きく広がりますが、運の悪い上司が何か失敗すれば、いくら仕事がデキる人でも、「同じ穴のムジナ」扱いされて、悲惨な目にあいかねません。

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