厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2015年184冊目『超一流は、なぜ、デスクがキレイなのか?』

2015-10-31 23:58:19 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

千田琢哉さん113冊目の本書は、忙しさから解放し、本気で成功するための「整理」「片づけ」「段取り」の秘密を紹介します。

整理・片づけに関しては、とにかく余計なモノを徹底的に排除し、常に自分にとって必要十分なモノを厳選していくこと。段取りに関しては、スピードもさることながら、スタートダッシュ、前倒しが大事であること。読んだ感想です。

デスクを見れば、その人のパソコン、家の部屋、さらには頭の中まで、整理されているか分かるのでは?

【my pick-up】

◎整理上手は富み、整頓上手は貧しくなる

私はこれまでコンサルとして様々な組織に入り込んできたが、整理が上手な人は出世して富んでいき、整頓が上手な人はうだつの上がらないまま貧しくなっていったことに気づかされた。物の整理ができる人は、人の整理もできる。一度三流にかかわると、膨大な時間とお金が奪われると覚悟しよう。三流の人脈にはきちんと嫌われて、綺麗さっぱり決別するのが整理上手な人だ。一方で整頓上手が貧しくなる理由も簡単だ。いつも物で溢れ返っているから、どこに収納しようかと悩んでばかりいて仕事に集中できないのだ。実は人の整頓上手がかなり厄介で、三流の人たちにも八方美人でつい好かれてしまうから、抜け出したくても抜け出せなくなってしまうのだ。整頓が悪だという話をしているのではない。整頓は整頓で必要だ。だがそれは、きちんと整理できる力をつけた者のみが許される権利なのだ。

◎早く終わる人は、スタートが早い

段取りのいい人をよく観察していると、こんなことに気づかされる。それはスタートが早いということだ。その仕事を何時間やるかよりも、何時からスタートするかのほうがずっと重要なのだ。資格試験の勉強で結果が出ない人には、勉強の開始時間を後ろ倒しにするという特徴がある。仕事でもこれはまったく同じで、できない人ほどあれこれ理由をつけてスタートが遅い。結局スタートが遅い人は締め切りに間に合わない。締め切りに間に合わない人は仕事が遅いのではなく、スタートが遅いのだ。スタートが遅いのは習慣の問題だから、本人が気づいて習慣を変えない限り永遠に治らない。

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2015年183冊目『ほめる人ほど、なぜ出世が早い?』

2015-10-29 15:46:57 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

この本では、「ほめる」ノウハウが、これでもかと紹介されています。

相手のほめどころの見つけ方から、感動を言葉に換える方法、ほめるタイミングなど、本書を読めば誰でも上手にほめることができる気になります。あとは実践あるのみ。

また、「ほめる」と「叱る」は一体であり、「ほめて調子に乗らせても何ら問題ない」という点も、読んで印象に残りました。

著者の松本秀男さんが「日本ほめる達人協会認定講師」ということで、ほめることを軸としたコミュニケーションにフォーカスした1冊です。

【my pick-up】

◎結果をほめるのは、当たり前。プロセスをほめて、一人前

上司は私の仕事の結果はともかく、「私の毎日の行動量」をほめてくれたわけですから!このひと言で、私の「人間のサイズ」がひとまわり大きくなったのです!私は「よくそれだけ動けるわ!」とほめてもらったことで、「ああ、間違ってはいないんだ」と考えることができたのです。このひと言で気持ちが軽くなり、体の動きもよくなっていったことを覚えています。この上司の素晴らしい点は、成果が出ていない部下に対して、プロセスのよさをほめたことにあります。まだ成果が出ていない時点で、「よくやっているね!」というほめ方が大事なのです。そうしたほめ方ができるかどうか、それが上司としての重要な能力の1つです。

◎「ほめる」が上手になると「叱る」も上手になる!

「叱り上手」の上司は、まず間違いなく「ほめ上手」です。誰であれ、ふだんほめてくれる上司から叱られると、素直に言うことを聞く気になるものです。なぜなら、そこに強固な信頼関係があるからです。「ほめる」の基本は、観察力。ですから、ほめられた人は、自分がきちんと評価されたと感じて、その人を信頼するようになります。こうしていったん信頼関係ができあがれば、叱られても素直に受け止められるようになるのです。ふだんからほめている人は、口調や文面のトーンを少し変えただけで、相手がそれに気づいて、自ら動いてくれるのです。ふだんからほめていれば、叱るときのストレスも激減させることができるのです。

◎「センスあるね」という言葉には「人の人生を変える力」がある

「万能のほめ言葉」のなかでも、万能のなかの万能と私が考えている言葉があります。「センスがいいね!」「センスがあるね」というのがそれです。それが根拠のない自信となったのは事実です。自信がやる気を生んだのです!「センスがある」という言葉には、人の人生を変えるほどの力があります。センスという言葉は「才能」に近い意味で使われます。ですから、成果が上がっている人にはもちろん、伸び悩んでいる人や、成果がまったく上がっていない人にも使えます。

◎ほめる習慣が、あなたの心を浄化する

自分が成長したいのであれば、ほめにくくても1歩踏み込んでほめるべきなのです。自分のなかで嫉妬や羨望の感情が起きたことをしっかり認めたうえで、自分の感情を素直にほめ言葉に変えてしまうのです。認めたときに初めて、相手の長所-つまり、成長している人にはあって、自分には足りないものが見えてくるのです。

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2015年182冊目『会議に呼ばれる人 はずされる人』

2015-10-28 21:22:27 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

放送作家・コンサルタントとして年間2000件以上の会議に出席している野呂エイシロウさんが、会議の本質について考え、その上で必要なテクニックを解説します。

ビジネスパーソンにとって最も重要なのは、まずその会議の場に「呼んでもらうこと」。そこで自分の能力を試しつつ、伸ばしていくのです。

この本では、会議をバレーボールに例えてあるべき考え・行動を紹介します。チーム一丸となってボールを拾い、いかに相手コートに強烈なスパイクを打ち込むか、それが問われるのが会議だとしています。

若手のビジネスパーソンが、いかに上司・先輩から会議に呼ばれ、そこで発言などの機会を得られるか・・・以後の成長に大きく関わってきますよね。

【my pick-up】

◎発言は長くても7分以内に

長々と発言する人間は嫌われます。会議中は、残り時間や進行度合いを把握して、自分の発言を上手にコントロールしていきましょう。個人の発言はどんなに長くても7分以内に収めましょう。最初の3分で自分の発言に対する周囲の反応を確認することです。10分以上聞いていられる面白い話などほとんどありません。10分の平凡な説明より、5分で印象に残る発言ができるように普段から訓練しておきましょう。

◎人の意見にまず乗っかる

たとえ反対の意見であっても、自分のアイデアを補強するよい材料になります。なるべく他者の意見を引き継ぐように話をしていき、「その延長線上に自分の発言も生まれた」と印象づけるのです。実はこのテクニックは、他の発言者と違う意見を述べるときにこそ使うべきなのです。実は全く違う意見であっても、「前の人のおかげで出てきた発想」だということをアピールしたほうがいいのです。

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2015年181冊目『なぜ、あの上司は若手の心を開くのか』

2015-10-26 21:30:32 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

2010年ごろから社会に出始めたゆとり世代。今、職場にやってくるのは「ゆとり」真っ只中の世代です。しかし、この本では「ゆとり=ダメ」というのは事実ではなく、若手が活躍する組織には、彼らの能力を引き出す環境、それを作る上司の存在があると言います。

本書では、ゆとり世代が育ってきた環境から、彼らの価値観や強みを理解したうえで、彼らの強みや能力の引き出し方・活かし方、ギャップを埋めるコミュニケーション方法を紹介します。

・質量ともに高いレベルの知識、情報を持っている。その理解や処理も速い

・言われたことはきちんとやる

・リスクヘッジが得意

・ムダを嫌い、合理的に効率よく働く

・「社会に貢献したい」という気持ちが強い

そんな彼らの強みを上司は活かさないといけないですね。

また、「叱る」については、上司は「叱咤激励」と捉えているのに、部下は「アドバイス」とまったく違う捉え方をしています。どうしても相手を叱責したり、ダメ出しばかりしてしまいがちですが、部下としては話を聴いてくれ、アドバイスをしてくれ、良い方向に導いてくれるメンター的な存在を上司に求めているのです。

ゆとり世代の特徴を理解し、それに合わせたコミュニケーション(聴く・話す・ほめる・叱る・やる気にさせる)を取って協働関係を作っていきましょう。

【my pick-up】

◎上司みずからモデルとなる

彼ら(ゆとり世代)の話を聴いていると「上司に憧れられない」、上司は「つらそう」「疲れてそう」「大変そう」で、そこまでして出世したくない。上司は部下にとって未来の自分の姿。部下はあなたの働き方、生き方を見ています。人は輝いている人についていきたいと思うもの。あなた自身がイキイキと輝き、充実していれば自然と部下はついてきます。

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2015年180冊目『世界一カンタンな人生の変え方』

2015-10-24 19:47:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

自己啓発書の名著は読んでみたいけど、分厚いページ数を読むのが億劫だと思っている方、抽象論はいいから具体的な実践方法を手っ取り早く知りたいと持っている方にオススメの1冊です。

名著は長い歴史の中で生き残ってきた内容的にも素晴らしいものばかりですが、硬い文章や圧倒的なページ数によって、その素晴らしさが分かりづらくなっているのではないでしょうか。

本書では、自己啓発書の名著に記載されている成功習慣の中から、特に効果が高いと著者が厳選した50個を紹介します。自己啓発書の重要なポイントだけを素早く理解できるとともに、すぐに真似できるTODOにまで落とし込んであります。

紹介されている自己啓発書は『7つの習慣』や『思考は現実化する』『人を動かす』など、諸外国のそうそうたる顔ぶれ。日本で出されているビジネス書の大半は、それら名著がもとになっていると言っていいでしょう。

「いちばん最初に読んで欲しい自己啓発書」として、自己啓発書の入門編として最適。だだし、慣れてきたらそれぞれの習慣の本質を理解するために、やはり原書を読んで頂きたいですね。

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