厳選!ビジネス書 今年の200冊

2008年ブログ開設から、紹介したビジネス書は3,000冊超。
1日2,000PVの仕事力を上げる書評ブログ。

2018年165冊目『話し下手のための雑談力』

2018-06-28 20:56:06 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

雑談の効用とは?

・職場の雰囲気がよくなる

・問題解決が早くなる

・チームの学習スピードが上がる

・生産性が上がる

・ハラスメントを事前に防止する

この本では、主に管理職やチームリーダーの方に向けて、スキルが低くても雑談が生まれるような、職場の仕掛けづくり、仕組みづくりのポイントをお伝えします。

「雑談は仕掛け8割、スキル2割」。すなわち、あなたやチームメンバーのトークスキルやキャラクターを変える必要はありません。わざわざ雑談の場を設ける必要もナシ。いつもの打ち合わせのやり方を少し変えてみる。言い回しを工夫してみる。ちょこっと景色を変えてみる。こういった工夫で雑談は自然と生まれるのです。

最近よく言われる働き方改革や生産性向上に関して、制度面での整備は進んできた印象ですが、一方コミュニケーションの課題が次なるテーマとして議論されつつあります。職場の組織風土醸成における、管理職の責任が大きい。管理職やチームリーダーの立場にある人は、自ら雑談力を高め、雑談が生まれる環境を作る必要があります。

雑談の発生確率を高める=接点の種類を増やす×接触頻度を増やす×ネタの数を増やす

本書で紹介されている日本の職場での実例を参考に、手を変え、品を変え、景色を変えて、職場コミュニケーションを活性化させましょう。

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2018年164冊目『私が「ダメ上司」だった33の理由』

2018-06-28 20:01:24 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

最盛期は30人ほどの従業員を抱えていたものの、リーマンショックの影響で資金繰りが悪化し、あえなく空中分解した経験を持つ午堂登紀雄さんが、当時の自分の行動を振り返りつつ、今まで様々な企業で見てきた「やってはいけないリーダーシップ」について考察したのが本書です。

・上司のほうから部下に寄り添い、部下の話をよく聞いてあげること。

・部下のモチベーションを上げようと無理をするより、部下のモチベーションを下げる要因を排除することに意識を向けること。

素の自分を出しながらも、あるべき上司像とのすり合わせをしていく必要がありますね。

ある程度共通している「やってはいけないこと」をもとに、部下と良好な関係を築いていきましょう。

【my pick-up】

◎リーダーの一定水準は努力で到達できる

リーダーは専門職と比べてそこまで狭き門ではありません。努力すればある程度のレベルに到達できるからです。日ごろの心がけ次第なのです。リーダーの仕事の基本は、つまるところ、人間のモチベーションのマネジメントです。管理職は損だとリーダーへの道を避けることは、キャリアの選択としては不利になり、結果的には損であると言えるのではないでしょうか。

◎カッコイイ上司=信頼できる人

部下は上司に対し、公私ともに尊敬できる人物、憧れる存在であってほしいと思っていて、そういう人のもとで働いているんだという自負を持ちたいのです。特に若手の部下にとっては、「カッコイイ人」イコール「信頼できる人」です。部下は上司には、カッコイイ存在であってほしい。憧れる人であってほしい。自慢できる上司であってほしい。他部署の同期から「お前はあの人のもとで働けてうらやましいな」と言われたい。上司は仕事の分野だけではなく、趣味や余暇の世界でもつねに勉強を続けなければなりません。

◎ナンバー2との関係がチーム成長のカギを握る

私は、叱るリーダーに対して、ナンバー2が部下をフォローするという役割がよいと考えています。ナンバー2が叱ってリーダーがなだめるようなチームでは、チームが崩壊します。リーダーは部下と適切な距離を保つことです。組織が大きくなり自分の地位が相対的に高くなってきたら、「飲みに行きませんか」と誘われても、1万円札を渡して「みんなで楽しんできて、これ少ないけど飲み代の足しにでもして」とニコニコしながら送り出してあげるのです。

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2018年163冊目『成功する人は1年で成果を出してくる!』

2018-06-26 20:25:23 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

伸びていく人は、「トライ&成果」の好循環をつくってどんどん実績を出していきます。

この本は、その好循環を生み出すヒントを100選び抜いています。

ポイントは、「1年後に自分がどうなっていたいか」をどれだけ明確に描けるかどうかです。

「1年」という区切りによって、「やるべきこと」「やらなくていいこと」がはっきり見えてくるからです。

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2018年162冊目『転職の思考法』

2018-06-26 19:58:05 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

どうやって一生食べていくか?どう自分のキャリアをつくっていくか?自分の職業人生をどう設計していくか?

こんな本質的な悩みに答えてくれる1冊。物語形式でストーリーにも入り込めます。

・すべて人が「いつでも転職できる状態」をつくる。

・すべての働く人が「いつでも転職できる」という交渉のカードを持てば、結果、以下の職場も絶対によくなる。

普通の転職エージェントに登録しても「自分にピタッと合う会社」は絶対に教えてくれないことも、しっかりと知るべきです。

この本を通じて、あなたの市場価値を見つめる機会を持ちませんか?

【my pick-up】

◎いいエージェントの5か条

1.どこがよかったか、入社するうえでの懸念点はどこかをフィードバックしてくれる(だからこそ、こちらから必ず「懸念点はどこですか?」と聞いてみること)

2.案件ベースでの「いい、悪い」ではなく、自分のキャリアにとってどういう価値があるかという視点でアドバイスをくれる

3.企業に、回答期限の延長や年収の交渉をしてくれる

4.「他にいい求人案件は、ないですか?」としう質問に粘り強く付き合ってくれる

5.社長や役員、人事責任者などと強いパイプがあり、彼らとの面接を自由にセットできる

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2018年161冊目『明治日本の産業革命遺産』

2018-06-23 20:24:30 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「明治日本の産業革命遺産」の全23資産について詳しく紹介しながら、当時の時代背景や各資産の建設のいきさつ、さらにそれに携わったリーダーや職人たちの奮闘にも焦点を当てた1冊。

2015年7月に世界遺産に登録された「明治日本の産業革命遺産」は、幕末から明治にかけての産業施設や史跡群で、鹿児島、長崎など九州各地や山口から静岡、岩手の8県にまたがる23の施設で構成されています。

注目すべきは、幕府や藩といった枠を超えて独自に交流を重ね、知識や技術が各地に伝播していることです。

また、「明治日本の産業革命遺産」が与える、日本経済再生への3つのヒントを本書では提示しています。

1.モノづくりの技術をもっと磨き、日本ならではの力を発揮していくこと。

2.ピンチはチャンスに変えられること。

3.幾多の困難を乗り越え、新しい時代を作り上げたチャレンジ精神。

「明治日本の産業革命遺産」は日本のモノづくりの原点であり、日本経済の底力のルーツ。単なる過去の遺産ではなく、私たち日本人が元気を取り戻して経済再生を果たすためのヒントが詰まっているのではないでしょうか。

明治維新といえばすぐに名前が浮かぶ西郷隆盛や大久保利通などのヒーローは、本書ではわずかしか登場しません。むしろ準主役や脇役、あるいは一般的にはあまり知られていない人物に多くのページを割いています。

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