評価 (3点/5点満点)
雑談の効用とは?
・職場の雰囲気がよくなる
・問題解決が早くなる
・チームの学習スピードが上がる
・生産性が上がる
・ハラスメントを事前に防止する
この本では、主に管理職やチームリーダーの方に向けて、スキルが低くても雑談が生まれるような、職場の仕掛けづくり、仕組みづくりのポイントをお伝えします。
「雑談は仕掛け8割、スキル2割」。すなわち、あなたやチームメンバーのトークスキルやキャラクターを変える必要はありません。わざわざ雑談の場を設ける必要もナシ。いつもの打ち合わせのやり方を少し変えてみる。言い回しを工夫してみる。ちょこっと景色を変えてみる。こういった工夫で雑談は自然と生まれるのです。
最近よく言われる働き方改革や生産性向上に関して、制度面での整備は進んできた印象ですが、一方コミュニケーションの課題が次なるテーマとして議論されつつあります。職場の組織風土醸成における、管理職の責任が大きい。管理職やチームリーダーの立場にある人は、自ら雑談力を高め、雑談が生まれる環境を作る必要があります。
雑談の発生確率を高める=接点の種類を増やす×接触頻度を増やす×ネタの数を増やす
本書で紹介されている日本の職場での実例を参考に、手を変え、品を変え、景色を変えて、職場コミュニケーションを活性化させましょう。