本がどんどん読める本 記憶が脳に定着する速習法! (講談社BIZ) 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-04-07 |
評価 (3点/5点満点)
本書は、読字障害(会話はふつうにできるし、目にも異常があるわけではないのに、文章を読むとなると、ものすごい困難と苦痛を感じる)を克服した著者の園善博さんが開発した、さまざまな速読の理論に、脳科学の知識をプラスした「速習法」が紹介されています。
それは従来の速読法と違って、単に速く読むだけではなく、内容をちゃんと理解しながら、自分に必要な知識を広く深く身につけ、仕事や資格取得にフル活用できるものだそうです。
「速習法」のポイントは以下のとおりです。
1.本は分けて読む
2.目的に応じて、3つの方法を使い分ける
スキミング・リーディング(概要把握)
①目次を読む、または目次を自分仕様に書き直す
②プリペアードマインド(本を読む目的)をセットする
③プライミングをかけて(目的に関わりそうな単語を探す感覚で)本をパラパラと見る
④スキミングしながら、メモをとることを繰り返す
ターゲット・リーディング(詳細把握)
上の①~③の後に複数の質問を設定して、答えを得ることを繰り返して読む
トレーシング・リーディング(通読)
上の①~③の後に文字を指または鉛筆やボールペンの先でなぞりながら読む
3.内容を振り返る(ブリーフィング)
私の感想では、アウトプットを意識した多読をすれば、自然と早く読めるようになり、上のような方法も身につきます。読書術に関する書籍も含め、1冊でも多くの本を読むことをオススメします。
【my pick-up】
◎読書がもたらす7つの素晴らしい変化
1.語彙(使える言葉)が増えて、多彩な才能が花開く
2.仕事の知識・スキルがアップし、結果が出せる
3.プレゼンテーションがうまくなる
4.欲しい資格が手に入る
5.想像力・発想力が豊かになる
6.知識欲が高まり、仕事のテリトリーが広がる
7.うまくいけば、「本を書く人」になれる
◎読書で語彙が増えるメリット
1.人の話がよくわかるようになる
2.自分の言いたいことをうまく伝えられるようになる
3.コミュニケーション能力がアップする
4.漢字の「読み」に強くなる