「発見力」の磨き方 (PHPビジネス新書) 価格:¥ 840(税込) 発売日:2009-02-19 |
評価 (3点/5点満点)
この本では、「発見力」を鍛えることで多くのビジネスチャンスを得ることを目的としています。
「発見力」とは・・・
・知ろうとする力
・本当の気くばり=いろいろなことに「気がつく」こと
⇒どんなタイプの人にも同じ対応をするのではなく、人によって接し方を変えること
細かいテクニックというよりは、気くばり・気がつくとはどういうことか、その考え方を教えてくれる本です。自分のことだけではなく、余裕を持って周りを見渡すことも大切です。
【my pick-up】
◎発見力とは「段取り力」と一体である
発見力は、段取りを立てることでレベルアップできる。
段取り力と発見力は、自転車の前輪後輪の関係に近い。両方の回転スピードが増せば、相乗効果で仕事はぐんぐん進み、高スピードで安定して進める。
段取りよくものごとを進めるときに、「ゴールをイメージする力=発見力」が必要。
「最悪を想定する」ことが「先を読む」ということである。
◎敏感力を研ぎ澄ませるための「整理」
整理することで感性は敏感になり、新しい発見も生まれる。
自分の机の上に資料や事務処理の書類などが堆積していて、隣の人との境界線に城壁のように積み重なっている状態。こんな状態で、周りの状況を察知することができるだろうか。
整理されたファイルから速やかに取り出せる情報は、まさに発見力を増強できる武器とも言える。無駄な動き、無駄な思考がないので、クリアな視点で何かを見ることができるからだ。
◎プロの細やかさやマナーを身につける
挨拶に来られた役員の方が自らサッとエレベーターのところに行き、ボタンを押した。
⇒仕事ができる人はエレベーターのボタンを押すのが例外なく早い。(kakihara)
◎常にアンテナを張っておく
アンテナは、自分だけではなく周囲の人のものも活用したい。
情報をくれる人のアンテナを高くするために、相手に対してこちらの情報も与える。