厳選!ビジネス書 今年の200冊

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2025年40冊目 『「悩まない人」の考え方』は、20年以上悩んだことがない経営者が語る「思考の型」

2024-10-31 16:18:05 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

上場企業の経営者である著者が「悩み」について考え抜いた1冊です。

本書の冒頭は「私はここ20年以上、まともに悩んだことはない」という言葉から始まります。

 

・「どんなときも前向きがいちばん!」「考え込んでいないでまず動いてみよう!」といったポジティブ思考ではない。

・あらゆる悩みは「思考不足」からきている。問題に心を奪われ思考が停止したとき人は悩み始める。

・ひたすらウンウンと唸って脳内でぐるぐると考えを巡らせばいいわけではない。物事を考えるときには一定の「手順」や「型」を意識すべき。

 

インストールしてほしい「悩まない人の考え方」が紹介されています。

 

【my pick-up】

◎なぜマネジャーは「人」に働きかけてはいけないのか

世の中には「マネジメント=人を管理する仕事」という誤解がはびこっている。しかし、マネジャーはいきなり「人」に働きかけてはいけない。そこを間違えるから、マネジャーたちは悩むことになるのだ。マネジャーの仕事は「仕組み」に働きかけることだ。それぞれのメンバーにやる気があろうとなかろうと、その中で一定の成果が出る仕組みをつくれていれば、マネジャーは職務を全うしているといえる。逆に、どんなにやる気にふれたチームをつくろうと、成果が出ていないなら、その人はマネジャー失格である。

◎「他人の経験」をたくさん摂取する

「情報のせいで」先入観が生まれるわけではない。そうではなく「情報量が中途半端なせいで」先入観が生まれるのだ。自分の経験したことだけですべてを知った気になっているから、無意識的な前提に縛られ、どんどん悩みやすい体質になっていく。これを防ぐには、とにかく情報(=他人が経験していること)をインプットし続けることに尽きる。このとき、観察すべき人は「自分より成功している人」がいい。「自分より成功している人は、まだまだたくさんいる」という自覚があれば、学びをやめることはなくなるからである。「いまの自分はまあまあすごいのかも・・・」と思った途端、その人は先入観の檻に閉じこもり、成長を止めてしまう。「自分のやり方がいちばん正しい」と考えず、常に「自分よりうまくいくやり方」を探し続けよう

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2025年39冊目 『20代のいま、やっておくべきお金のこと』は、25歳で貯金ゼロでも共働きで1億円貯める方法

2024-10-31 15:55:34 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

25歳で貯金ゼロでも共働きで1億円貯める方法を提案します。

 

1.手取り収入の15%を貯める

2.結婚費用に貯金を使い果たさない

3.結婚後は3割貯金に

4.子どもが生まれたら育児休業し仕事は続ける

5.自宅の購入は40歳前後がベスト、ローンは年収の4倍まで

6.教育費と老後資金は貯金+投資

7.子が独立したら貯金を増やす、退職金をもらったら1億円

 

20代のうちにお金のことを曖昧にせず、しっかり勉強する必要があります。

また、20代のうちにいろいろ試して、たくさん失敗して「お金とつき合う基本」を身につけると、人生の後半がラクになると思います。

 

【my pick-up】

◎実家暮らしは29歳まで。独立しないと経済的にビョーキになるよ

長く親元で暮らしていると「自分の収入で生活できる」と思えなくなる。挑戦する気も消えていく。その能力が衰えていく。結婚も遠ざかる。「結婚して親元を出る」=「貧乏になる」と考えて怖くなるから。一人前になりたいなら、遅くても30歳になる前に、親元を出よう結婚相手に「ずっと親元で生活してた人」を選ぶと、きっとお金のことで苦労するから、そのつもりで

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2025年38冊目 『介護格差』は、突然やってくる介護に向けて一定の情報は知っておこう

2024-10-22 16:04:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

「勝ち組」「負け組」といった介護格差の現状を紹介し、問題解決の糸口を探ります。

 

・金銭的に余裕があるか否か

・頼れる人がいるか否か

・地域間の格差

・介護に関する情報をあらかじめ知っているか否か

 

団塊世代が75歳以上となり、団塊ジュニア世代も50歳を超えてきた現在、突然やってくる介護の準備をしておかなければなりませんね。

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2025年37冊目 『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』は、相手の立場になって伝え方を変える

2024-10-22 15:53:29 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

同じ内容を伝えるにしても、〝言いまわし〟を変えるだけで相手の印象やリアクションはずいぶん変わってくるものです。

本書は、ひろゆき流の超具体的例文が50収録されています。

 

仕事ができる人とは、相手の立場になって考えられる人。

賢い人はそのうえで、伝え方を変えるという手法を自然とやっていると言います。

 

「ズルい言いまわし」に挑戦してみるのは、同じ事象を違う角度から俯瞰するという意味で訓練になると思います。

また、「なんとかなるかもしれない」といった行動力にも繋がるでしょう。

 

【my pick-up】

◎プライドが高い人には、能力を試すような聞き方が効果的

プライドが高い上司の場合には、具体的な自分のアイデアを提案しつつ「これよりもいい案はありますか?」みたいな聞き方をするのも手です。そのうえで「俺的にはこっちのほうがいいかな」とか言われたら、それに乗っかればいい。頭のいい人というか、プライドの高い人であるほど「これ以上のものはないですよね?」とか言われると「いや、あるだろ!」と反応して、ちゃんと頭を使って答えてくれたりします。その人の能力を試すような煽った聞き方をすると、相手は意図せずして自分の能力を披露してしまうわけです。

◎相手に〝ボール〟を渡したままにせず、自分から投げるくせをつける

少しでも押しつけがましい感じを減らしたいなら「こちらから連絡を差し上げます」と伝える前に「いつ頃ご検討が終わりそうですか?」と、判断が決まるまでの目安を聞くのがいいです。お客さんが「今週いっぱいかなぁ」などと言えば、「では、週明けにご連絡を差し上げます」と言う。こうやって、相手にボールを渡すのではなく、自分からボールを投げるくせをつけたほうが契約を取れる確率は上がると思います。

◎職人気質の人のプライドを〝くすぐる〟言い方を選ぶ

「イヤだからやらないのか、それともできないのか、どっちなんでしょうか?」みたいな伝え方をしてみるわけです。すると、プライドの高いエンジニアの場合は「こんなこともできないと思われたくない」と勝手に考えて手を動かしてくれることがあるわけですね。

◎下心が見えなくなるような〝設定〟を探してから誘う

「お寿司がおいしい店を知ってる?」とオススメを聞いてみて、先にその店に一人で行って感想を伝え、「今度は一緒に行こうよ」と関係を築いていくほうがいい気がします。

◎「まともに取り合う」という日本的な思い込みを捨てる

クレーマーに対処する最良の方法は、名前と連絡先を聞くことです。クレーマーには自分の連絡先を知られるのをイヤがる人が多い。営業妨害で損害賠償を請求される可能性もあるので、連絡先を頑なに言わない人もいたりするのですね。だから「上司から改めてご説明と謝罪をさせていただきたいので、ぜひ連絡先をお教えください」などと伝えると、勝手に追い込まれて引き下がったりします。

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2025年36冊目 『生きづらい時代のキャリアデザインの教科書』は、組織以外に幸せや達成感を求めることも選択肢の1つ

2024-10-22 15:36:22 | おすすめビジネス書

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評価 (3点/5点満点)

若い人たちのために、仕事というものを軸に自分の生涯について作戦を練る「キャリアデザイン」をするにあたって押さえておいてほしい情報やヒントを整理した1冊です。

 

「おかしいがすぐに変わることはなさそうな何となく生きづらい社会」を前提に、自助のための工夫が提言されています。

 

自分自身のキャリアは「他人と闘わず、昨日、今日の自分とだけ比較する」強気の生き方で自分を尺度にして伸ばしていこうと言います。

後半のキャリアこそが幸せと直結したものだと考えて、前半の高みがほどほどで終わってもそこからこそが、誰でも可能な違った充実を目指して虎視眈々と好きなことを伸ばしましょう

 

【my pick-up】

◎7年たったら自分の値段を確かめる

新卒一括採用後全員がメンバーシップ型の状態である期間はどのくらいかというと、だいたい7年ぐらいと思っておくとよい。ここで初めて、そのままメンバーシップ路線で行くか、ジョブ型路線で行くかを考える。このあたりでスカウト型の転職エージェントにレジュメ(履歴書)を預けて自分の値段を確かめてみてもよいだろう。最初の配属先が思ったところでないからといって3年目ぐらいまでに転職をしても、次の職場でまた同じルートを繰り返させられる可能性がある。

◎長く勤めるにこしたことはない

仕事というのは、自分でお金を払う学校と違って、それをしてお金をもらうわけなので、基本的に楽しくない。楽しくないからお金をくれるのであって、仮に仕事が楽しければその部分は余録と思ったほうがよい。どんなに好きなことでも、それを仕事にすると、お金がからんできて面白くない要素が必ず付きまとうようになる。本当に転職をする場合には、仕事ってどこでやってもそんなに楽しいものではないということを踏まえた上で、それでも転職するのはなぜかということをしっかり考えないと、結果的にはあまりメリットのない転職をしてしまうことになる。

◎ジェンダー指数が改善しても性差が解消するとは限らない

トップになる闘いを勝ち抜くには「ジョブ型」に退出させられたり、自分で見切って移行をしたりせずに内部メンバーシップに残る必要がある。そこでは、これまで以上に閉鎖的な〝fast track(優先レーン)〟に「群れる」必要が生じる。つまり企業内に一種の階級差が生まれて、男女差がなく群れる必要のない「庶民層」を、これまで以上に強い一体性を持って組織にコミットする少数の「支配層」が「経営・管理」する仕組みに変化する。

表面的にはジェンダー指数は改善していくだろう。でも、働いている側の感覚でいうと、なんだか豊かになったというよりは、性差にかかわらずお金を稼いで、家事・子育てもがんばらないといけないしんどい社会になっていくだけのようにも思えるのである。

男女の差がなくなるのなら、夫婦・パートナーシップ単位でそこそこがんばって、あまり組織にはコミットせずに時間を確保して、「幸せ」や「達成感」を別のところに求めたり、これまでは技術や専門性を高めるだけでは「偉く」なれずに達成感が得られなかったものが、技術や専門性を高めることを目的にして自己実現していったりすることができるようになる。

◎時間を第二の尺度としてはどうか

もし組織コミットしても得られるものが少ないなら、もらえるものは単なる残業代にすぎない。さらに、中途半端に出世しても65歳でキャリアが打ち切られるとすると、むしろ早い段階から5時に退社して早めに準備を始めたほうが「お金」の面でも有利となる可能性がある。

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