「ビジネス基礎力」養成講座 価格:¥ 1,470(税込) 発売日:2009-03-19 |
評価 (4点/5点満点)
本書では、すべての仕事をする上で必須の基礎的能力、つまり「ビジネス基礎力」として、①体力・健康維持管理力、②潜在的能力(個性)、③パーソナルバリュー保有力、④パーソナルビジョン策定力、⑤パーソナルストラテジー策定力、⑥リーダシップ力・マネジメント力、⑦情報収集力・パソコン活用力・プレゼンテーション力・異文化適応力・タイムマネジメント力・メンタルマネジメント力、のセブンレイヤーズモデル(①は体、②~③は心、④~⑦は技)を提唱し、その向上の方法を示しています。
また、第2章では著者が開発した「市場価値測定テスト」で、自分の現在の市場価値(推定年収)を測ることができます。若い世代のビジネスパーソンの方々をはじめ、これからリーダーになろうとする中堅ビジネスパーソンは、この本で自らの「ビジネス基礎力」の現状を知り、もらっている給料と比較してみて下さい。今後努力すべき点や進むべき道が見えてきますよ。
【my pick-up】
◎デキる人の4つの思考習慣
①ビジョン策定、ストラテジー策定
②仮説思考
優秀で仕事が速い人というのは、十分な情報がなくても自分なりの仮の答えをあらかじめいくつか決めて、その仮の答えを持ちながら仕事の全体像を見る習慣が身についています。
自分で立てた仮説を結論に据えて、逆から考えていくと、その正しさを検証するために必要な情報収集や分析をするだけで済むので、無駄な作業が減り、仕事が速くなります。
③水平思考
水平思考の人はひとつの問題点に対してさまざまな角度から原因を割り出し、解決策を導き出していくものです。
④俯瞰・逆算思考
◎デキる人の6つの行動習慣
①スピード重視・7割主義
7割の出来でいいからスピードを重視する。
②手帳を活用して優先順位をつける
自分の長期的目標を達成するという視点から考えれば、重要だが緊急ではない仕事にどのくらい時間とエネルギーを注ぎ込めるかが勝負のカギを握っています。
③朝時間を有効に使う
④隙間時間を有効に使う
優秀なビジネスパーソンに共通して言えるのは、自分で時間を作りだしている。
⑤真似をする
⑥本を読む
読書は、最も身近で重要な勉強の手段です。読むことを習慣づけてしまうことが大切です。
たかだか1000円前後で自分の知らない考え方や他人の人生のシミュレーションができる読書は投資効果の高いものです。
優秀なビジネスパーソンほどたくさんの本を読み、自分の血や肉としています。彼らが常にモチベーションを高く保ち、斬新な考え方ができるのも、定期的に読書をする習慣が身についているからです。