まずは上司を勝たせなさい 20代で上昇気流に乗れる本 (講談社BIZ) 価格:¥ 1,365(税込) 発売日:2009-04-07 |
評価 (3点/5点満点)
この本は主として20歳代に向けて書かれたものですが、若いからこそできる方法、つまり下から這い上がるのではなく上から引っ張ってもらう、上にいる人に可愛がられるための仕事ぶりや態度がものを言います。
20代のうちはまだまだ出来る仕事の質・量は限られます。気合いが入るあまり一人で抱え込まずに、上司や周りを上手に活用しましょう。それでビジネスがうまく回り始めたら、30代以降は自分の器を更に深め拡げることができますよ。
【my pick-up】
◎メモは自分のためではない
手帳やノートを取り出して、さっと書くというのは「あなたの話を覚えようとしています」「そしてそのためにこうしています」という意思表示です。つまり、メモは、相手への配慮。
メモは自分のためだけにとるものではありません。それは「相槌」の一種なのです。
◎人は大義で動く
人にものを頼む時には、それまでに、自分がその人に対して何をしてきたかが問われる。
◎嫌いな上司に当たるのは「設定」です
どうしても嫌な上司、嫌いな先輩は、無理して勝たせる必要はありません。
反面教師にするのです。将来自分が上司になった時に、そうはしないという、参考材料として受け止めていればいのです。
当たらず障らずの付き合いをしながら、自分の今やるべきことをやる。
◎同僚とネガティブな空気を共有するな
私は煙草を吸いませんが、若い頃に一度缶コーヒーを持って、喫煙所に行ったことはあります。しかし、雰囲気がよくなかった。
こうやってお互い愚痴を言い合う場に足を踏み入れてはダメだと思いました。そしてそれからは一切、そのエリアには近づかないようにしました。
そんなネガティブな場に巻き込まれるくらいなら、禁煙を考えたほうがいい。身体への悪影響よりも、そういう場に参加することによる、心への悪影響をよく考えるべきです。
◎影響を受けたい人とだけ付き合いなさい
将来の自分に悪い影響を与えない人とだけ付き合ってきた。
そういう人になりたいと、思えるか。なりたいと思える人とだけ付き合って下さい。