気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

「どっからでもかかって来い」を読んで

2007-04-01 | 読書


         表題からして、“やっぱり喧嘩が好きだったのか”と思ってしまいま
        すが、「相手に認めざるをえない、根拠に基づいて反論する」と、喧嘩
        を売り買いする以上は、必勝すべきです」と・・・・・。
        「自分に都合の良いことを、主張する」ではまったくなく、「そうしたほう
        が先方にとって、合理的であり、なおかつ双方が望ましい」をいう信念
        で、間違っていること、変だと思った事柄に、向かっていってるのです。

         実際の事例が、沢山書かれている、【売文生活日記】です。

        例えばのタイトル(主なものを)
           第一章    あんまり大人を舐めんなよ の巻
           第五章    抗議と予測について の巻
           第六章    思考停止バンクとの戦い の巻
           第八章    人生はギャンブルか の巻
           第十一章  賃貸は未だお子ちゃま業界 の巻
           第十六章  自分の給料は毎月もらうくせに の巻
                      
         なるほどと言っていることは、正論であると、小気味よい言葉の喧嘩
        といえるでしょうか。

              作者は、作家・ジャーナリスト  日垣 隆さん。
                      (私は、今回始めてお名前を知りました) 


        独自の解説を書いた、項目の中よりを書き記してみます。


       ・ 『努力』  努力は、現状否定の現れである。
               現状の自分に、心底満足できない人だけが、努力する。
               ただし努力には、無駄な努力と、着実有効な努力とがある。
               自分を天才肌だと思っている人は、あまり努力をしない。
               努力とは、自己評価が低いゆえの、向上心の発露だからで
               ある。
               怠堕な天才は、努力する凡人に、5年でかなわなくなる。
               ただし、天才に努力されたら、我々は気持ちよく尊敬するほ
               かない。
               また、努力の方向を間違えると、とんでもないことになる。
               努力の正当性は、周囲に求めるアウトプットの量を、増やし
               ているかどうか、で決まる。

       ・ 『悩み』  悩みに時間を浪費することほど、無駄なことはない。
               悩みとは、2つ以上の選択肢のなかで、どれも選べない心
               理状態のことだ。
               そのすべてを選べるのなら、人は悩まない。
               いずれにも、一長一短であるから、ああでもない、こうでも
                ないと、悩むのである。
               とすれば、やはり悩むという行為自体が、無駄だと言わざる
               をえない。


       ・ あとがきより
               自分で言わないと、相手に伝わらないことは、少なからずあ
               る。というのは、なにも恋人や、家族に対してだけではありま
               すまい。
               「それは違う」という精魂込めた、意思表示も大切ではない
               でしょうか。

                           *** 文中より ***

 

    
          ↑    ムスカリです (病院の駐車場の、花壇にて)

                   ユリ科
                   別名  ルリムスカリ(瑠璃ムスカリ)
     
             濃い青紫の、ブドウの房を、逆さにしたような花です。
                よく見かける品種は、ブドウムスカリです。

    XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX
 
                     ウオーキング~お休みしました


 


   
          


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4 コメント

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作家のバイタリティ (ふじ丸)
2007-04-01 17:55:21
春の花で写真が鮮やかですね。
菜の花が畑一杯になるところもあるのですね。
昔はそんな景色が当たり前だったのですが。

作家はどんなことにも興味を持つようですね。
そうでないと作家にはなれない、ともいえますが。
私も「日垣」さんの名前は初めて知りました。

著書を見たら思わず笑ってしまいました。
 著書(「買ってはいけない」は嘘である)
食べ物とか化粧品とか、みんなに警鐘をうたう事で
ベストセラーになりましたが、
(それも嘘がある)とこき落とす。
バイタリティのある人ですね。

 こんな見方が少しでも出来ると、「あるある大辞典」のような事件は起こらないでしょうね。
テレビで流すものを無条件で信じてしまう、ことの方が恐ろしい気がします。
納豆を食べただけで痩せる、という嘘の番組はもちろんいけませんが、そんなことで、スーパーの棚から納豆が売切れてしまう。
そのことの方が怖い。

この「日垣」さんを少しは見習わないといけませんね。
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小気味良い!! (れいれい)
2007-04-01 19:52:01
ちょっと前にたまごっちが『努力ってどうやったらできるの~?』と聞かれて答えに詰まってしまいましたが、やっぱり子供に説明は難しいもので、ちゃんと説明できないならあえて『努力しないとだめだよ』って言葉を使うのはやめよ~と思いました(*^。^*)
習字の題材によく用いられやすい言葉ですけどね~(*^。^*)
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Re:作家のバイタリティ (motoko)
2007-04-03 10:26:39
ふじ丸さん、今日は。
春特有の三寒四温で、今日は雨となり、寒い日になっています。

私も、こういう方もいるのだということを、また、作家とは見る目が違うということも、感じさせられました。
変と思ったら、喧嘩ではなく、反論して納得させる気骨のある方です。
れいれいさんのコメントのタイトルにもありますが、
日垣さんの、「小気味良い」考え方に、魅力を感じてしまいます。

私は「あるある大辞典」は、見たことありませんでしたので、納豆騒動の後、いつも買っているスーパーの
納豆が、20円値上げになっていました。
(いまは、元の値段になっていますが・・・)
TV界も、やらせが有ったりとかが、日常茶飯事になっていますので、すぐ飛びつかず、自分の目で見て、
判断してが、大切ではないかと思っています。
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Re:小気味良い!! (motoko)
2007-04-03 10:45:02

「努力」って意味は、難しいですね。
れいれいさんのブログにも、書かれていましたが、
言葉の使い方の難しさも、感じます。

努力しても無駄なこと、結果の出る努力。
努力の結果にも、一長一短があって、結果がすぐ出る
努力、長~く続けていて出る努力の結果と・・・
努力って、自分でしたことに、納得して、自分で評価することでしょうか・・・努力って意識しない方がいいのでは?・・・とも思ってしまいます。

書いていて、分らなくなりますので、ゴメンナサイ。
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