気ままな思いを

何気ない日々のこと 感想 思いなどを
綴る雑日記です 

「インストール」を読んで   綿矢 りさ著

2007-04-11 | 読書


          「インストール」で、史上最年少17才で、「綿矢 りさ」さんが、
         第38回文藝賞を受賞する。
          「蹴りたい背中」で、史上最年少19才で、第130回芥川賞受賞と、
         騒がれた人でもあり、この本は買って読みました。
         「インストール」は、郵便局の図書コーナーで、借りてきたものです。

         内容は
           登校拒否児になった高3の女の子が、マンションの粗大ゴミ置き
          場で知りあった12才の男の子と、チャット嬢のバイトをするお話で
          ある。

        
   駄目になったと思ったコンピューターを、粗大ゴミ置き場に。
          男の子が欲しいというので、「直せるなら・・・」と差し上げる。
          男の子は、「インストールし直した、つまり、リセットしただけだった。
          ケーブルつなげたら、普通に起動した」と。
          コンピューターは、壊れていなかったのである。

           男の子から、仕事を紹介される。
          コンピューターを使ったアルバイト、一時間1,500円の収入。
          チャットという、インターネットのシステムを使って、男の人を文字で
          エッチな会話をするのが仕事、チャット嬢のことである。
          この男の子も、女の名前で、チャット嬢をしていたのである。

           インターネットの中で、性別を偽る人は、「ネカマ」って言うんです
          と、少年から教えられる。

           「30万です」
          僕達が風俗チャットで、働いた分の給料です。
          給料もらった時点で、私達の風俗バイトは、終了だということを
          知っている・・・・・
          「そうだ、親にバレる前に、この現金を品物に代えちゃいませんか」
          と男の子。


           2,001年に、賞を受賞しているので、6年ほど前に書かれている。
          こんなバイトが本当にあるのだろうかと、12才の男の子が、こんな
          バイトをしている・・・現実に有るのかもしれない・・・・・。
          本によって、知らないこと教えられている、私です。


   

                   大きな鯉たちです。  


    XXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXXX

                     ウオーキング~35分=4,200歩
    


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8 コメント

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インストール (ポエム)
2007-04-11 21:16:49
本を選ぶとき、若い世代の方の本を
なんとなく敬遠しがちです。

この頃の世の中の何でもありの世界を
覗くと怖いような、でも知りたいような、
知りたくないような複雑な心境です。

でも、インストールはmotokoさんの紹介で
興味津々です!
私も図書館で借りて読んでみます。

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Unknown (れいれい)
2007-04-11 21:27:01
18年くらい前の話ですが。。。
その頃は結婚していて働いていませんでした。
年末に北海道へ帰る旅費を稼ぎたいと思い、短期のバイトあったらいいな~なんて新聞折込の求人で『簡単な電話業務 1ヶ月でも可 第一環境整備』なんてところへ電話して面接行きました。
電話業務…?
システムキッチンのテレアポとかだろうけどまあいいか1ヶ月なら…と思っていたのですが、なんと、
『ダイヤルQ2』のさくらでした(~_~;)
時給1500円くらいだったかしら。。。
どうしようか一瞬悩みましたが、やってみたら幸運にも(?)常連さんがついて。。。
『他の男と話させたくない』と言って私の勤務時間10時~16時までずっと話っぱなし。。。1ヶ月。
それも他愛のない会話。。。自分の生い立ちとか、好きな北島三郎の歌を歌ったり?
職業はコックさんで、17時に家を出るんですって。
電話料金28万くらい来たと言っていたわ。。。
理解できない世界ですm(。_。;))m
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Re:インストール (motoko)
2007-04-12 20:51:47
ポエムさん、今晩は。
作家とは、やはり、時代の先端をいくのですね。
つくづく思います。
色々調べて、聞いて、作を練って書かれていると思います。
「こんなこと、本当に有り?」って思ってしまいますが、目を背けられないが、事実なのですね。

郵便局の図書を借りるようになって、いろんなジャンルの本を、読んでいます。
自分で買っている頃は、同じようなものばかりでした
ので、良かったと思っています。
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テレ何とか (ふじ、丸)
2007-04-12 20:53:10
ほうほう、男というものはそんな浅はかな動物ともいえますなあ。比べて女性は冷静ですね。

凄い建研をお持ちです。テレ何とか、の経験。
電話、コンピュータは相手が見えないから、いろんなことが出来ます。
人間の想像力はプラスにもマイナスにもなりますね。

私の若い頃、遠距離恋愛中、電話はほんとに苦労しました。その頃当然携帯があるわけもなく。週末に公衆電話に100円を握り締め、彼女に電話で話をするのが楽しみでした。
1~2時間ぐらいは電話していたような気がします。
浅はかと言われようとその時は本当に青春をしてました。
その後就職をして給料をもらえるようになって遠距離との彼女とも会う機会が出来るようになって、逆に距離が出来て分かれてしまいました。
電話だけの頃のほうがドキドキ感があったような気がします。

浅はかな、男と言う動物を笑ってくれて結構。
そんなものなのです。

都会に住むその「インストール」の男の子の気持ちは分らないでもないです。チャットなるものが出来るかどうかは別の話ですが。
今の若者であれば、ベストセラーになりそうな題材ですね。
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Re:簡単な電話業務 (motoko)
2007-04-12 21:13:09
れいれいさん、今晩は。
求人募集も、あまり信用できないということですね。
社会には、ウラが沢山有るとよく聞きますが・・・。
電話ですと、声で判断も有りますが、話していくうちに、何でも話せると、自分をさらけ出してしまうのかもしれませんね。
   6H×一ヶ月=280,000
お給料、大丈夫だったのかしら??
コックさんでは、調理中はお話できないので?その
反動でしょうか。
こういうお仕事のあること、またまた、教えられました。
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Unknown (れいれい)
2007-04-13 19:40:40
ちょっと補足を~(~_~;)

面接行って『ダイヤルQ2』といわれたときはびっくりしましたが、すんごい明るい広めのオフィスで見た目は普通だったんです。
で、普通の年齢幅広い感じの女性が30名ほどいたかな?
しきりも何もなく長ーいデスクに10人くらいずつ横に一人一台電話の前に座ってるって感じです。
おやつとか食べながら。。。
『変なことやエッチなこと言ってくるときは手を挙げてください。
こちらでカットしますから。』ということでしたの。

なんかすんごいバイトしたのかな~って思われていたりして…と思って追記でした~(~_~;)
エッチな電話は私無理です~\(*T▽T*)/

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Re:テレ何とか (motoko)
2007-04-13 22:06:52
ふじ丸さん、今晩は。
懐かしい青春の頃を思い出されて、感慨深かったのではないでしょうか。
1~2時間のお電話・・・スゴイですね。
残念ながら、私にはそういう経験がなくて、寂しいですが・・・。
その時、その時真剣に青春していたということでは、ないでしょうか。素晴らしいことです。

若いとき、誰でも人を好きになって、歌の文句では有りませんが、「好きな人には・・・嫌いな人に思われて・・・」と上手くいかないのも、青春でしょうか。

<浅はかな、男と言う動物を笑ってくれて結構。
浅はかなんて、とんでもないことです。
誰でも、ひとつ、ふたつあったのでないでしょうか。

インストールの男の子、現実にいるのでしょうね。
こういうタイトルの題材で、小説を書く若い女の子
にも、驚きです。
大人の社会を、世間を良く見ていますね。
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Re:ちょっと補足を~ (motoko)
2007-04-13 22:14:07
れいれいさん、今晩は。
大丈夫ですよ。
「他愛のない会話・・自分の生い立ちなどを・・・」
と書いてありましたし、「すんごいバイトなんて、私は思っていませんから・・・」
どうぞ、ご心配なくね!!。

いろんなお仕事があるのだと・・社会勉強です。
気になさらないで、くださいね。
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