気ままな思いを

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人類VS.感染症 ウイルス・細菌 続く闘い

2020-04-18 | 言葉の意味は

新型コロナウイルスによる肺炎が各国に広がり、終息する気配が見えない。
いまもたびたび、未知の病原体による新興感染症の流行が繰り返されている。

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人間の体内にいるウイルスは、元はすべて動物から来ており、歴史的にみれば、
遺伝子の変異によって人に感染する能力を獲得した動物由来のウイルスの出現
は繰り返されてきた。

今回の病原体であるコロナウイルスは、2002年から03年にかけて香港を
中心に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS=サーズ)や、そのごに中東地域や
韓国で感染が拡大した中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)のげんいんとなった
ウイルスと共通。どれも動物由来の「人獣共通感染症」と考えられている。

アフリカで流行したエボラ出血熱の原因となったエボラウイルスも、
動物由来とされている。

人獣共通感染症が後を絶たないのは、人やモノの移動が激しくなるにつれ、
人と野生動物の接触の機会が増えたことが一因とみられる。人類史上、
感染症として知られるのが「ペスト」、「黒死病」と呼ばれて恐れられた。

ペスト菌の発見は19世紀末の北里柴三郎らによる業績まで待たねばならず、
当時は病原体に関する正確な知識はないに等しかった。

感染症の世界的な大流行としては、1918年から19年にかけて2千万~
5千万人の死者を出したインフルエンザ「スペインかぜ」もよく知られる。
日本でも38万人の死者が出た。当時の内務省衛生局がまとめた報告書
「流行性感冒」には、」「病人やせきをする人に近寄らない」「人ごみを
避ける」「手ぬぐいなどで鼻や口を覆う」といった、現在とほぼ同じ対策
内容が盛り込まれていた。

新興感染症と人類の闘いは続く。

*** 朝日新聞記事より・抜粋にて ***

ウイルスはすべて動物から、色々な動物のウイルスが、蔓延しているのですね。
目に見えないウイルスだけに、病原体の発見とワクチンの開発が急務になる
わけですね。



2012年8月に写した古い画像です。