コロナウイルスの拡大
専門家会議のメンバーの押谷仁・東北大学教授に3月上旬に話を聞く。
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新型コロナウイルスは、感染者の多くがSARS(サーズ)ウイルスに
比べ、感染しても症状の軽い人や症状の出ない人が多い。しかも、ジムや
卓球教室で集団感染が起きており、スポーツができるほど元気な人からも
感染が広がると考えられる。
感染対策は難しい。どこで流行しているのかが見えにくいし、本人に感染
した自覚がほとんどないまま、知らずに他の人にうつしてしまっている
可能性がある。
詳しいことはまだ分からないが、このウイルスには次のような特徴がある。
感染して、「下気道=かきどう」と呼ばれる肺でウイルスが増殖する人と、
のどや鼻といった「上気道=じょうきどう」で増殖する人がいる。
下気道でウイルスが増えると、肺炎が起きるなどして重傷化するが、ウイル
スは比較的、体外に出にくい。上気道で増殖する場合は、軽症か無症状でも
のどに大量のウイルスがいてせきや、くしゃみをしなくても、話すだけで
ウイルスが体外に出て、感染を広める恐れがある。
こうした特徴を考慮すると、新型コロナウイルスの感染は今後、世界中でさら
に拡大し、確実に世界的に大流行(パンデミック)になるだろう。
これまでに集団感染が起きたのは、風通しの悪い、人口密度の高い空間で、人
と人が至近距離で会話するような場所だ。屋形船やライブハウス、プレハブの
仮設施設、大勢の人が狭い空間に集まる懇親会などがあげられる。
1人でする散歩やランニングのリスクは高くない。
少しでもかぜの症状が出たら、外出は控えてほしい。
一人ひとりの創意工夫で、日々の生活や社会機能への影響を最小限に
したうえで、感染をできるかぎり抑えよう。
押谷 仁(おしたに ひとし)
東北大医学部卒業。世界保健機関(WHO)西太平洋事務局感染症
地域アドバイザーなどを経て2005年から現職。専門はウイルス学。
*** 朝日新聞記事より抜粋にて ***
家にいても窓をあけて風を入れかえている。外出より戻ったら手を
洗って、うがい。自分で出来ることは、守っていきたいと思います。
至近距離での会話も怖いですね。
取り残された球根が、一輪ですが開花してくれました。
毎年球根を植えていましたのに、昨年暮れに植えるのを忘れてしまって。。。。