ウィキペディアは、米国のジミー・ウェールズ誌が、01年に創設した。
「誰でも執筆でき、誰でも編集や修正・加筆ができる」という点が特徴だ。
執筆や編集するために、何の資格も登録も必要ないし、ほとんどの執筆
者が、匿名またはペンネームである。
書きたい人が、自由に執筆するので、記事の数は急激に増加している。
執筆された記事に誤りや、虚偽があれば、見つけた人が修正するので、
次第に内容の正確性が、高まっていくという、好循環が実現している。
しかし、ウィキペディアの使い方には、議論がある。
多くの人の目に触れる項目では、誤りがあれば直ちに修正されるが、そ
れほど感心を持たれない記事では、誤りや虚偽があっても、長期間にわ
たって、放置されることは、十分ありうるからだ。
米国の大学の学生の試験解答が、全く同一の誤った記述が多くある
ことに気づいて、それは、ウィキペディアの誤った記述の、引き写しだっ
たのである。
このことで、ウィキペディアから引用することを、禁じたという。
図書館で参考書を広げ、時間をかけて調べる代わりに、ウィキペディ
アから、ちょっとコピーすれば、あっという間にリポートができあがる。
誰かがおぜん立てした情報に、頼るのではなく、自分の目と頭で調べ
て考えることが、創造性や自立した判断力を、育てるはずである。
*** 朝日新聞・私の視点より・抜粋にて・
時実 象一(ときざね そういち)
愛知大教授(図書館情報学) ***
インターネットの検索は、確かに便利であり、
私も随分と利用しています。
やはり、自分で調べる必要性も、大切ということでしょうか。
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ウオーキング~35分=4,300歩