妙典のワーナーマイカルシネマズで昼頃から上映の映画を見るつもりだったので、映画の前後の時間にトップページレポート用の街の風景も写そうと午前10時半頃に自転車で出かける。
旧江戸川堤防の湊の区間を遊歩道風にタイル舗装する工事は、予定の範囲は終わったようだった。そのあと常夜灯公園を通って寺町通りへ来たが、こちらの歩道設置工事はまだ仕掛中。天候不順で長引いているのだろうか。
真冬のように寒かったおとといの寒気はまだ残っているようで、空気はちょっと冷たかったが、晴れて日が差して風も穏やかだったので江戸川放水路堤防上の人出はちょうど自分が通った時間、徐々に多くなりつつあるようだった。
妙典公園入口の花壇。植えられた花も晴れて日が差していると映える。
ネット予約したチケットを発券機で受け取ってから上映までの間に昼飯。妙典高架下の神戸らんぷ亭でおろし牛皿定食。
今日のワーナーマイカルシネマズ市川妙典はごった返していた。こんなに人が多いのは、これまで自分が見た中で初めて。チケットカウンター前の列は昨日のチネチッタよりはるかに長くなっていた。
ネット予約分の発券機の前も数人の列。こんな状態も初めて。
昨日、ネット予約したときに料金が1,000円だったが、毎月1日の映画サービスティでもないし、毎月20日のワーナーマイカル全体のお客様感謝ディでもないので、一体何のサービスディだろうかと思ったら市川妙典がオープン11周年の感謝ディだった。それが日曜日と重なったわけだけど、それだけでこんなに混むのかと思ったが、テレビアニメの劇場版2作品とテレビドラマの劇場版1作品、それに洋画の話題作が昨日公開だったからだろう。
自分が見た映画はそうしたものでなく、昨日に続いてSF映画でPG12(小学生は保護者同伴推奨)のもので「第9地区」。
(今日もネタバレがあります。)
こんなSF映画はこれまで見たことがない。見たことがなかったのはストーリー構成。いろんな映画を見て、
「こんなストーリー、前にどこかで見たことがあるような...」
だとか、
「勧善懲悪ものの典型的なパターンだな。」
だとかいったことを思うことも多いけど、この映画にはそうしたものがなかった。
ビジュアル面では特に斬新なものはない。ポスターや公式サイトに出てくる都市上空に浮かぶ巨大な宇宙船は、10数年前に見た「インディペンデンスディ」を思わせるし、終盤の人型マシンに乗っての戦いは3ヶ月ぐらい前に見た「アバター」でも同じようなのがあった。
そうした見た目の要素はいろいろとあるが、物語はもっと長い話の一部分を切り出したようなものだった。「エビ」と地球人に蔑称される宇宙人たちは20年前にやって来ていて、宇宙船は一応空中に浮いてはいるが故障していて動かせない状態。宇宙人たちは救助されて保護区(それがタイトルの第9地区)で暮らしているが、そこはもうスラム化している状態。第9地区が大都市の中にあることがいろいろと問題を起こすので、宇宙人たちを強制的に他へ移そうとするところから物語が始まる。
最後はクリストファーという地球人名が付いた宇宙人の科学者(?)とその子供だけが宇宙船をようやく動かして去って行くが、他の宇宙人たちは残ったまま。クリストファーが一旦母星に帰り救助に来るか、それとも地球を侵略しに来るのかも分からないまま物語は終わる。
主人公ヴィカスとクリストファーは結果的に協力して宇宙船を動くようにしたわけだけど、互いのエゴのぶつかり合いから奇妙な同士関係になって行くのであって、地球人と宇宙人の友情物語とは決していえない。
ヴィカスは宇宙船のエネルギー源となる液体を浴びて遺伝子構造が変わり、最後には宇宙人に変身してしまう。それまでにも何度も殺されそうになり、状況が二転三転するがなんとか生き延びる。でも宇宙人の姿になっても精神はそのままのようで、宇宙人の新しい居住区でゴミをあさりながら妻を思い続け、クリストファーが戻ってきて地球人に戻る治療を受けられることに望みを持ち続けているだろう思われる姿が救いとなっていた。
帰ってから夕方までにトップページレポートを作ってUP。
晩飯はバイパスの友蔵へ。つけそばを食べる。
おととい金曜日の寒さには本当にこれから初夏になるのか心配したが、予報によると今週はもう寒の戻りはなさそうだ。その予報が外れないことを願いたい。