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昨日の試合には少なからず興奮した。さいたまダービーで浦和に初めて勝った時以来の興奮だったといっても過言ではない。昼間の試合でFC東京が勝点3をあげた時点で神戸は何が何でも“勝ち”に行かないと万事休すだった。大宮も勝たねば残留確定しないので気持は一緒のはずだったが、“崖っぷち”にどちらが近いかで必死さにも違いが出てくるのだろう。
序盤こそ大宮のペースで試合は進んだが、14分に守備の乱れをつかれて、あっさりと1点押し込まれてからはリズムが狂い、神戸の選手の動きに大宮イレブンが翻弄、撹乱されていた場面が目につき、いい所がなかった。前半はそのまま終了した。後半が始まっても、大宮のギクシャクとした流れは修正できないまますすんだ。このまま、点を取れずに負けてしまうのではないか、と思った。
63分に石原が藤本に代わって出てきてから、俄かに大宮の動きがよくなった。そして、67分、ついにコナーキックからのボールをマトが押し込みホーム側(目の前)のゴールネットがゆれた。
ヨッシャー、同点だァ!
スタジアムは歓喜に包まれた。
しかし、束の間、77分にこともあろうにオウンゴールでまたもやリードを許す。この段階で再び小生は“負ける”と思った。ところが、違った。脅威の粘り腰、先代貴ノ花を髣髴させる「土俵際の魔術師」か。85分に石原が決めて追いつく。
ヨッシャー、また追いついたァ!
(この時点でも小生は引き分ければ残留と思っていたので、狂喜乱舞してしまっていた
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後は必死に攻める神戸になんとか得点をさせず、長かったロスタイム4分も終了のホイッスルが夜空に鳴り響くとともに、やっと、終わった。見れば、神戸の選手の何人かはがっくりとグランドに膝をついていた。この引分けは大宮に大きなアドバンテージをもたらした。次節の新潟戦で大宮は引き分け以上で残留確定。仮に負けたとしても、神戸が負けるか引分けで残留確定となる。ま、相手頼みでは無く、“残留”は自力で掴むべきだが。
次節もホーム。もちろんスタジアムに乗り込む。今度こそ美酒を呑ませてくれ、大宮アルディージャ!
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