
<浜石岳山頂から観た富士山。雲が多く頭の方しか見えなかったが、雄大な眺めであった。>

<駿河湾と伊豆半島>
9月10日までに使い切らなければならない「青春18きっぷ」の消化策として選んだのが、静岡県由比駅を起点として登れる山「浜石岳」だ。小生最寄りのJR「土呂駅」から「由比駅」までは、熱海での乗り換え1回で行くことができる。所要時間片道三時間半で運賃3350円である。「18きっぷ」の消化策としては十分である。この山を選んだ理由はまだある。富士山と海を両方見ることができる山であったことだ。こういう山はありそうで無い。まして、JRの駅を起点として登れる山と限定してしまうとここしかないかもしれない。
ということで、昨日早朝4時に起きて準備し、土呂駅から熱海行きの始発に乗って、由比へと向かったのだった。由比駅に着いたのは9:16。準備をしてから歩き出したのが9:23。気温は高くはなかったが、残暑は厳しく歩きはじめは体が重かった。30分も歩いてから、振り返ると眼下に駿河湾が見えた。いい景色で、思わず何度も振り返った。また、富士山も前衛の山から顔を出していて、気分は最高。適度に風もあって、だんだんと足も軽くなる。途中、休憩がてら、買っておいたオニギリなどを食べて元気をつけ、一気に707mの山頂まで登り切る。由比駅から8km、標高差700mの道のりを休憩入れて二時間で登った。久々の登山ではあったが、いいペースで登れたのだった。
山頂は360度の眺望で富士山も間近に観えるし、眼下には駿河湾、三保の松原や清水港のある三保半島、遠景に伊豆半島と眺めに不足はない。頂上も広々しているし、時間を忘れていつまでも眺めてしまいそうな場所である。空気の澄んでいる2月頃に来れば、雪の富士山も南アルプスも観えるし、駿河湾や伊豆半島も綺麗に観えるだろう。今度は2月の晴れた日に、日本酒とツマミを持って登って来ようと思ったのだった。
名残惜しかったが、40分ほど山頂の眺めを堪能してから下山した。駅手前2km地点にある麓の蕎麦屋で瓶ビールをいただいて、人心地ついてから「もり蕎麦」を食べた。登山の後のこういう食事はありがたい。辞めれませんナ。
14時半由比駅発の上り列車に乗って、熱海経由で土呂駅に着いたのは18時過ぎであった。なかなか充実した1日となりました


<頂上は360度の眺望が可能でしかも広々としていてる>

<数種類のアゲハ蝶が舞っていた。これはキアゲハ>

<キアゲハがハネを広げたところ>

<昨日の昼メシ「もり蕎麦」。山から降りてきて軽く一杯やって食べる蕎麦は格別なのだ
