日本語学校からこんにちは ~水野外語学院日本語科~

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初めての「漢字テスト」

2019-05-10 08:25:35 | 日本語学校

晴れ。

「いいお天気です」と素直には喜べない、その理由は、最高気温が、27度とか28度とかいう予想が出ていたから…。

すぐに、去年の夏が蘇ってきます。…酷暑がもうすぐ来る。…人間というのは、本当に文句の多い生き物です。暑さ寒さの不平不満には、お天道様も参っていることでしょう。だいたい、気温の予想を聞いただけで、愚痴が始まるのですから、本当に困った生き物です。他の生き物たちのように、お天気をそのまま受け入れることができず、その出来ないことから科学が発達したのだと、嘯いてしまうくらいなのですから。まことに厄介な生き物。

もとより、今は(朝)、ちょうどいいくらい。乾燥しているからでしょう、爽やかでいかにも初夏といった感じ。とはいえ、もうすぐ、酷暑がやって来るのでしょうね。そしてその前に梅雨がある。どんよりとした雲に、毎日、覆われ、雨が続き…、暑い。寒い時は厚着をすればどうにかなるけれども、暑さだけはどうにもならない…なんていう、今から、不満が次から次に出てきます。この!贅沢者という、天からの声が聞こえてきそう…。

さて、学校です。

4月に、「初めて日本語を学ぶ」とやって来た四人、その中の、タイからの少年は入学式で、まだ15才であることを言ったが故に、突如、彼等の寵児となった観あり。

フィリピンの同級生からは、「うちの息子と同じ年だ」とか、「うちはもう大学生よ」とか言われて、何を間違えても許されてしまいそう。6,7才上のベトナム青年からは、まるで弟のように猫かわいがりされています。学校での毎日が楽しくなったようですね。最初の頃は、教室で、緊張して下を向いてばかりいたのに、今は真っ直ぐこちらを見るようになっています。でも、書いたり、覚えたりは、ちょっと苦手かな。

彼等にとっては、勉強し始めてから2週間ほどで、連休が始まり、10日間も学校で勉強出来なかったということが、どうでしょう。プラスに働いたかな、マイナスに働いたかな…。

日本にいるのですから、少しでも取っ掛かりができれば、それを元に学ぶことも出来るでしょう。街を歩いていた時、駅やスーパーで人を待っていた時、聞こえてきた人達の声から、学んだ何かが聞き取れたということもあったかもしれません。若ければ若いほど、適応能力はあるものです。無から有を生じるのは難しいでしょうけれども、少しでも何かがあれば、それを基に、できることは確かにあります。

ただ、「毎日学校に来てなんぼのもん」というタイプの人には、この連休は苦しかったでしょうね。やっと少しわかりかけた、聞き取れかけたと思ったら、また長期の闇が始まったというようなもの。

とはいえ、昨日の補講の限りでは、皆、明るく帰っていったようですから、プラスに働いていたのかな。

で、今日、この四人は、他の新入生達とは別に、「N5」漢字プリントの第一回目をやります。(昨日の)帰りに聞くと、「大丈夫」と、明るく口を揃えて言っていたのですが、「何も見ないで、書く」となると、そうそう簡単にはいかないでしょうね。まあ、これも経験。失敗すればわかることです。

「非漢字圏」の学生は、漢字の練習の時も、「見て書く」から、なかなか抜け出せません。今、「Aクラス」や「Bクラス」の学生達は、漢字テスト用の一覧の、「漢字の部分」を隠して練習するというのが、だいたい出来ているのですが、それでも「『見て書いて』、『覚えた』」から大丈夫なんている者も、いることはいる。こんな練習の仕方をしていては、実際のテストの時など、書けない字が続出し、「覚えていたのに」と叫ばなければならなくなってしまうのに。

挙げ句は「失敗が生かせないタイプ」などと、毎回言われるということになってしまいます。

漢字圏の人からすると、「見ないで書く」というのは当然すぎるくらい当然のことなのですが、「非漢字圏」の人にとっては、そうはいかないようですね。その基本的な練習の仕方さえ、身につけるには時間がかかるようです。

日々是好日
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