日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

「咲ききった桜」には、大敵が三つあるとか…。

2017-04-05 09:56:17 | 日本語学校
晴れ。

うっすらと薄雲がかかっているようです。とはいえ、「花曇り」というほどではない。まあ、霞がかかっているような感じ…でした、早朝は。

「サクラ(桜)」には大敵が三つあるそうで、…受け売りですが、「咲ききってから」のことらしいのですが。その大敵というのは、「気温」と「風」と「雨」。

今週は20度以上の日がこれから五日続く…という予定…。しかも明日から強い風が吹く可能性がある…。日曜日には雨になるかもしれない…。

というわけで、出勤時に、少し遠回りして「サクラ」の現状はどうであるかと、探索してきました。「シダレザクラ(枝垂れ桜)」は別にして、三分咲きか五分咲きの樹が多く、少し安心しました。ただ今日も20度近くまで上がるとの予報が出ていましたので、明日、明後日辺りに咲ききってしまうかもしれません。

咲かねば咲かぬで、また咲けば咲いたで、なかなか心を静めさせてくれません。まあ、それが「サクラの魔性」なのかもしれませんが…と、ここでハタと気づきました。これはサクラだけのことではない…。

おそらく季節に振り回されているかの如き日常が、日本人に、そうさせてしまうのかもしれません。まあ、人に振り回されるよりも、木々や草花に振り回される方が、あきらめがつく…。

さて、学校です。

来週から新学期が始まります。そして新しい人たちは、だいたい今週中に来られるようです。その先陣を切るのが、今日の学生達。迎えに行くのは、同じ日本語学校から来た二人の男子学生。

彼らの他にも何人かに迎えに行ってもらうのですが(今日は一組、明日委は二組、明後日はまた一組、そして来週に一組)、彼らが交通費などを取りに来るたびに「勉強していますか。「毎日アルバイトしています」「漢字、もう忘れていませんか」「…まだ大丈夫」などと、チェックも兼ねての会話をしています。

けれども、数年前には…これはベトナムからの学生に多く見られたことなのですが、長期休暇が終わる毎に、嫌になるくらい「ヒアリング力」が落ちていて、クラスを維持していくのが難しいほどでした。
ところが、今回はさりげなく,来た学生と話していても、それほど困るということはありませんでした。まあ、現状維持か、あるいは少し落ちるくらい…でした。

学生の質が上がったからかなのか、それとも、アルバイト先が、工場などではなく、コンビニとかレストランなどに変わったからなのか…、おそらくはこの両方でしょうね。数年前には考えられないくらい、アルバイト募集が増えていますもの。売り手市場になっているというのが、留学生のアルバイト状況などからもうかがえます。

アルバイトをいい経験として、日本通になってもらいたいものです。もちろん、楽しいことばかりではありませんが、それとても、糧にすることができるというのが人という生き物のすばらしいところですから。

日々是好日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする