日本語学校からこんにちは ~水野外語学院~

千葉県市川市行徳にある日本語学校のブログです。日々の出来事、行事、感じたことなどを紹介しています。

自分たちで、「花見」に行くようです。どこか、「遠いところ」らしいのですが。

2017-04-04 09:46:00 | 日本語学校
晴れ。快晴。

昨日はびっくりしました。帰る頃、パラパラと降ってきたので、急いで自転車を走らせていますと、雷様がお出ましに…。春雷だあ、と追われるようにして帰ったのですが、やはり、捕まってしまいましたね。だいたい、ゴロゴロと来たら、(雨が)ザァーッと来るのが普通ですもの。

実は、昨日も学校に来て勉強をしていた学生が、四時半を過ぎた頃、「雨が降りそうだから…」と帰っていったのです。そのころはまだ少し雲が出たくらいで、ここはそれほど大事にはなるまいと高を括っていたら、いやぁ、「大事」になりました。

けれども、「サクラ(桜)」はまだ咲き始めですし、「サクラ」には大した影響はないそうです。桜が咲き始めると、雨風が気になります。まるで何かに急かされてでもいるように、気になるのです。

その「サクラ」ですが、昨日の暖かさで、黒一色だった枝先に、チラホラと薄いピンク色が見えるようになりました。今週は最低気温も10度を超すようですし、最高気温も20度くらいだとか。一気に咲き進むことでしょう。週末まで保つかしらん、保ってほしいですね。だって、ずいぶん待たされましたもの。

「サクラ」の季節の始まりというのは悩ましいもの。どこが最初に 「開花宣言」の地となるかわかりませんもの。沖縄の「サクラ」は早咲きで、しかも種類がちと違い、冬に咲く(暦の上の冬です)。で、沖縄は除外して、他県ですが、あるときは四国の何々県、あるときは関西、またあるときは九州といった具合に、今年はどこが最初だったと、咲くまではわからない。毎年のように違うのです、この「開花宣言」の地というのが。

今回は東京でしたもの、西日本の各地を差し置いて。

けれども、一旦どこかで花開き、満開となると、もう後は各地で争うように咲き始めますから、そこを追っていけばいいのです。いわゆる「桜旅」。時間と、少々懐に余裕がある向きは。

つまり、「(桜が)どこそこで開いた」と一報があってから行動し始めても決して遅くはないのです。「サクラ」は、だいたい1ヶ月ほどかけて、北上していきますから、その「桜前線」を追うようにして、自分も北上していけばいいのです。

さて、学校です。

昨日、ある学生を呼んで、少し寮のことなどを話したのですが、そのとき、「花見」という言葉が出てきたので、少し驚きました。これまでは学校で連れて行った時を除いて、自分たちで花見をしに行くなどと言うことはあまりなく、行ったとしても、それはかなり日本語のレベルが高くなってからのこと。来日後、半年にも満たないような学生が、遠出をしてまで花見をするということはありませんでした。

もっとも、来て1ヶ月ほどで、成田山新勝寺に行った学生(同じ部屋の三人で)もいましたけど。このときは、山に行きたいと思ってスマホで調べたら、近くに「成田山」というのが出てきて、それでそこへ行った…らしいのです。漢字もあまり読めないのに、よくぞ行ったと感心したのですが、…「山」だけは、読めたのですね。

で、「火の上を歩いていた」のに、びっくりしたのはいいとして、「東京駅は大きい」と感動していたのには、こちらがびっくり。

えっ。東京駅廻りで行ったのか…。まあ、いい経験になったのでしょうけれども、大変でしたね。

で、「花見に行く」と行っている男子。友達と一緒に行くらしく、何を言っても「その日はだめです」。「何時頃帰りますか」と聞いても、「遠いところだから、わかりません」。
その「遠いところ」というのも、甚だあいまいで、どっちの方角の遠いところなのかもわかりません。きっと、計画を立てた人だけが知っているのでしょうね。

日々是好日
コメント
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