ぐうたら里山記

兵庫の西の端でただのほんと田舎暮らしをしています。ぐうたらです。のん兵衛です。

棚田

2005年04月16日 17時45分24秒 | 日記
先日、棚田を見に行った。全国棚田百選に選ばれてる所だ。
田植えはまだなので水は入ってなかったけれども・・・ 水をいっぱいにためた棚田はさぞかしきれいな事だろう。蛍もいっぱい出るという。

けれども、もう一つ昔のイメージとは違っていた。道が出来ていたので田のすぐ側まで車でいけるからだ。
それで少しも貧しいイメージがない。これなら定年退職後の人でもいけるかもしれない。

昔の棚田は、というか、段々畑のイメージの方が強いのだけど、
もっと貧しかった。天秤棒に肥やしを背負って山を上り下りする・・・あれじゃあ、今では荒れても仕方がないな、と思っていた。

それでちょっぴり認識が変わった。きっとこのように今時の棚田に出来るのに荒れ果てたままの棚田が全国にたくさんあるに違いない。
田舎暮らし志望の人がもっとたくさんそのような棚田に入っていったらよいのに・・・
そしてわずかな土地でもいいから開墾したら、もっと食料自給率が上がることだろう。中国野菜に頼らなくてもいいようにね。
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カタクリ

2005年04月16日 07時04分14秒 | 田舎暮らし
カタクリは今では山菜でなく貴重な山野草。
カタクリの群落を見せるのに入場料さえ取るところがあるという。
(この近くに・・・許せん!)
そんなことカタクリには似合わない。

ひんやり日陰でひっそり咲く花、カタクリ。
シクラメンのように豪華ではないけど、妙に心がときめく。

昔、田舎暮らしの物件を探してた頃、新潟のあの山古志村に行ったことがある。
5月の連休の頃だった。
そして道の側の林の中にカタクリがいっぱい咲いていたのを見たのだった。

あのカタクリどうなったのだろう?
きっと今年も誰に気づかれることもなく咲くに違いない。

この前、カタクリを農園の数箇所に植えてみた。
もう花はしおれてしまったけど、来年また咲いてくれるだろうか?
そしていつか、カタクリで農園をいっぱいにして、
ほんとうの片栗粉を作ったみたいな。
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田舎暮らし4年目

2005年04月12日 10時36分59秒 | 田舎暮らし
今日で田舎暮らしを始めて4年目にはいる。年とともに1年がとっても短く感じられるようになったけど、
でもこの3年はとても長かった。
今までとまったく違った時を過ごしたので、まるで人生を2度生きたような感じだ。
これだけでも田舎暮らしをした甲斐があったというもの。
こんな暮らしが何時まで続けられるかわからないけど、あとで後悔しない事だけは確かだ。
さあまた野良仕事を始めよう。
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農的暮らし七つ道具(7)熊手

2005年04月12日 10時35分19秒 | 田舎暮らし
熊手は脇役ではあるけど、やっぱり農的暮らしには欠かせない。冬、落ち葉集めや、山羊と鶏小屋の敷料を熊手で集めて堆肥に投入する時、また地区の宮掃除、などもっぱら農的暮らしの裏方として活躍する。
熊手はさしずめ農的暮らし七つ道具の中の窓際族といえるだろう。

熊手はやはり耐久性を考えると、ステンレス製がいい。(ファッション的には竹製のものがいいのだけど・・・)でもステンレス製でもすぐ壊れてしまう。
「まぁ、どうせ使い捨てなんだから・・・」と言いながら紐で縛ってごまかしながらぎりぎりまでなんとか使う。「う~ん、この根性無しめ!」とどやしつけながら。
こうして3年間で3本潰してしまった。

熊手はまるでパートや臨時雇いの社員みたいでちょっぴり悲しくもあり、また親近感も湧く。とりわけあの広がった指がいい。熊手はすべてを自分のものにしようなんてせこい事は考えない。たくさんのものが指の間からすり抜けて逃げていくけど、そんな事は一々気にとめない。この脇の甘さというかルーズさというか・・・、このため何時までたっても主流にはなれないのだ。

けれども冬、落ち葉をかき集めて、焚き火をして焼いもを焼く時、しみじみ熊手のありがたさを感じる。
熊手は農的七つ道具の中の癒し系なのだ。そう、やっぱりなくてはならないものなのだ。
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ワサビ・カタクリ・棚田のことなど

2005年04月10日 18時41分47秒 | 日記
昨日は棚田保存運動をされてるTさんご夫妻とTさんの棚田を見学に行った。
途中カタクリの群落を見物したり、タラがたくさん生えてる所を案内してもらったり・・・
またTさんの知り合いの人から、カタクリを頂いたり、と、久し振りにゆっくり日帰り旅行気分を楽しんだ。

棚田はとてもよく手入れされている。(日本の棚田100選に指定されている棚田もすぐ近くにある。)
日本のほとんどの棚田は荒れ果てているけど、このように手入れされた棚田を見ると、ふしぎと大変だなぁとは思わない。棚田の側を道が通っているので昔のように歩いて山の上まで登る必要はないからだ。
また一枚の土地の広さも手ごろだ。これなら簡単な耕耘機さえあれば定年退職後の田舎暮らし志望の人でも出来るかもしれない。こうして荒れ果てた棚田が元にもどっていったらいいなと思う。

棚田の近くにワサビがいっぱい生えてる所があった。 わが家のワサビは去年の台風でほとんど流されてしまったので、5~6本持って帰ってきた。

家について早速、ワサビやカタクリを植えた。 
数年後、当農園がカタクリでいっぱいになったらいいのだけど・・・

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農的暮らし七つ道具(6)脚立

2005年04月10日 06時13分28秒 | 田舎暮らし
木や竹製の梯子は田舎の民家の縁側の下に良く似合っている。
けれども今ではめっきり少なくなった。そして今ではたいていアルミ製の脚立を使っている。
梯子は他に寄りかかってないと生きていけないという、いかにも自主性がない所が嫌われたのだろう。
そのてん脚立は「べつにいいんだ、一人で生きていくからね。」と独立性が高いので梯子みたいに気を使わなくてもいい。
その一方で、広げると梯子みたいに他に寄りかかって生きていくことも出来るのだ。そう、ちゃんと甘える術も心得ている。
というわけで、最近ではこの脚立の色気に惑わされて、梯子はすっかり人気がなくなった。
でも縁の下の日陰でひっそりと生きる昔の愛人のこともたまには考えよう。

いまわが家では3段の脚立を使っている。これはあまりに中途半端だ。せめて5段はほしいところだ。
そのためいつも柿のシーズンには悔しい思いをする。
美味い柿はいつも脚立+背伸び+高取はさみ の5センチ上に実っているからだ。
というわけで脚立は高いのを買おう。値段も高い!、けど・・・
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農的暮らし七つ道具(5)大工道具一式

2005年04月10日 05時57分13秒 | 田舎暮らし
都会では電話一本で済む事も、田舎で暮らすとなるとなんでも自分でやらないといけなくなる。
そのため大工道具は必需品、ひとそろい工具箱にいれて用意しておこう。。

よく使うのはノコギリ、金槌。電気ドリルも用意しておこう。
たまに使うのはノミ、カンナ
釘やネジなどの消耗品も一そろい準備しておきたい。
それから巻尺や曲がり尺

ノコギリは良く使う。田舎暮らしを始めてからたくさんノコギリを潰した。
それまでは何十年も1本のノコギリを使ってきたのに・・・。
ノコギリは消耗品だ。
今使っているのは、刃を交換できる、縦横兼用のノコギリと竹を切る時に使う竹引きノコ、
そして刃を交換できない丸木を切る時に使う丸引きノコ、の3本。(たまに糸鋸を使うけどこれは趣味程度。)
刃を交換するタイプのノコギリは切れ味はいいけどすぐ潰れる。
丸引きノコは丈夫だけど、切れ味が悪くなるとヤスリで目立てをしないといけないので面倒くさい。
最近では大工さんも使い捨てのノコギリを使うらしい。そのため道具を大切にしなくなったという。
(昔は大工は大工道具を命よりも大切にしたものだが・・・)
アウトドア派はきっとチェーンソウや丸ノコを使うだろう。でもそこは農的暮らし派。
普通のノコギリでいきたいものだ。(本当は欲しいのだけど・・・)

金槌。これも良く使う。木槌もあるとなお良い。金槌は大きいのから小さいのまで、反対側に釘ヌキが付いているのや付いていないのまで、
数種類用意しておこう。というのもよく使うのですぐ無くしてしまうから・・・
金槌は釘うちに使うだけでなく、杭を打ちつけたり、柵作りに使ったり、誤って手を打ったりと大いに活躍する。

ノミはたまに使う。他の道具と違って、これを使うとなんか自分がプロになったような気がしてくるから不思議だ。
きれいに穴をあけて、うまく他の木と繋ぐ事が出来るとうれしい。

カンナはいかにもプロの技。たいていのことは紙ヤスリで間に合うが、たまには格好をつけてカンナを使おう。
ただこれはあくまで格好だけにしておいたほうが無難だ。紙のように薄く切れるなんて事はまずない。
たいていの場合は削ってる途中でやたらと引っかかり、削る前よりもさらにでこぼこが激しくなる。
そこをカミヤスリでごまかして、また削るいう作業を繰り返し行う事になる。
カンナは刃を良く研いでおこう。そう、刃をよく研いで、刃の出具合を調節する。
かっこよく見せようと思うならば、これでほぼカンナの出番は終り。
間違っても人前で木を削ってはいけない。
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無農薬野菜は無農薬か?

2005年04月07日 19時32分23秒 | 田舎暮らし
無農薬の野菜や米は無農薬だろうか?
厳密に言えばすこぶる怪しい。

まず種や籾。市販のものはまず消毒されていると見て間違いない。
これを避けるためには自家採種した種や籾を使うほかないのだけど、
自家採種してる人はあまりに少ないし、してる人だって自家採種だけで、種をまかなってる人はまずいない。
籾になるとどんな有機農家でも農協などから消毒された籾を買っていると見て間違いない。

つぎに苗。これまた市販の苗には農薬がかかっている。農薬がかかっている苗を買ってきて無農薬で育てたら無農薬栽培で、自分で育てた苗に農薬をかけて、あと無農薬で育てても無農薬栽培とはみなされないとはおかしな話だ。

さらにまわりの農薬。 いくら農薬を使わなくてもまわりの田んぼや畑で農薬を使うと、農薬がかかってしまう。
その上、水。 農薬をかけた田んぼの水は川に流れていく。その水を使って無農薬で米をそだててどうして無農薬栽培だろう? 野菜も川の水を使うと同じことだろう。

農薬の代わりに自然農薬を使う人もいる。 自然だったら安全なのだろうか? 自然は人間の為にあるわけではない。 自然なら安全だというのならトリカブトや毒ウツギを食べてみたらいい。 木酢液だって発ガン性の疑いが払拭されているわけではない。
だいたい自然農薬をつかってて、無農薬栽培だなんておかしいと思う。 正確には無農薬ではなくて「自然農薬使用」と表示すべきだろう。

~こう考えると、完全に無農薬なんて事はまずありえない。
一地域全部無農薬栽培をするか、人里はなれたところで米や野菜を作るか・・・

わが家の畑は里の一番奥。周りは何もつくってないしここよりも上流は誰も住んでいない。
畑には沢や井戸水を使う。農薬はいっさい、自然農薬すら、使わない。
苗は買わないですべて種から作る。でもじゃが芋の種芋などは買わないわけには行かない。
種も自家採種してるのもあるけど2/3くらいは買っている。
また肥料はほとんど自前だけど、米を作ってないので、米ぬかだけは減農薬している所から貰っている。
~今のところこれが精いっぱい。種を全部自家採種でまかなう事は難しい。
米ぬかも完全無農薬の米ぬかを手に入れる事は不可能に近い。

というわけで、完璧に無農薬野菜や無農薬米しかダメだと思われる人は米や野菜はやめた方がいい。
もちろんビタミン不足になって体を壊しても知らないよ。
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山菜

2005年04月07日 19時04分42秒 | 田舎暮らし
ツクシがたくさん芽を出している。
ゼンマイも芽を出した。
まもなくワラビもスカンポも生えるだろう。
山菜取りでしばらく賑やかになることだろう。

でも地元の人はそんなに食べない。
特にツクシはハカマをとるのが面倒なのでほとんど食べられることもない。
筍には結構ムキになるのに・・・

地元の道の駅みたいなところに持っていくと山菜を買ってくれる。
それが、半日かけてとった山菜が500円!
とるのに3時間かかったとすると、時給166円!!
これじゃ誰も気合を入れてとらないよね。
それで毎年生えてくる。
これでいいのだ。
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2005年04月07日 07時35分46秒 | 田舎暮らし
とっても暖かい日。

筍が目を出したのでさっそく掘って、たべた。 とてもやわらかい。
筍は土の中にあるうちに食べるのがよい。けれども探すのが難しい。
注意深く歩くと、足にあたるので、その感触でわかる。
もちろんほとんどの場合石や木の根などだけど。

そのてん「猪はさすがプロ!」だと思わずに入られない。
2月。まだ地中深く眠っている筍を探して掘り起こす。
(皮だけ残っているので猪の仕業だとわかる)

3月も終り頃になると近所の人が竹やぶやその近くを徘徊する。
それで、はは~ん、もうすぐ筍が出るんだな、とわかる。
そして4月の初めになると何本か掘っているのを目撃する。
それで、そろそろ掘ってみようかな、と思う。

そして4月中旬以後、めったにこない人、顔も知らない人がやたらに竹林にやってきて、
里山はもっとも賑やかな季節を迎える。
猪はもう穴を掘るなんて面倒な事はしない。
土からでてきた筍の上の美味い所だけをかじる。
~猪も根は怠け者なのだ。

この頃になるとさすがに筍堀にはウンザリさせられる。
ほっといたら果樹園が竹林になってしまうので、毎日筍堀に追われる。
そして5月の連休が終り、里山はもとの静けさに戻る。

竹の葉は茶色く色付き落葉する。
竹秋の季節を迎えるのだ。
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農的暮らし七つ道具(4)はさみ

2005年04月05日 07時35分23秒 | 田舎暮らし
ハサミも良く使う。
紐などを切るときは普通のハサミ、果物を取ったり山羊の餌の木の枝葉を切るときに使う高取ハサミ、剪定などに使う剪定ハサミと両手ハサミ。

農的暮らしでは紐を使うことがとても多い。柵作りや袋を縛ったりする事が多いからだ。また縛った紐がなかなかほとけないときなども普通のハサミの出番だ。

ハサミは刃と刃のかみ合わせ部分が命だ。すうっと、吸い込まれるように、ぴったりとあってないといけない。ところが使っているうちにしだいにかみ合わせがゆるくなり刃の切れも悪くなる。それに錆びてきてうまくかみ合わない。ハサミの刃は研ぎにくいのでついついほったらかしにするからだ。
こうなると悲惨だ。あまりに切れないのでしかたなく片一方の刃をナイフ代わりに使ったりする。こうなるとはなはだ健康によろしくない。そのうち研ごうと思って他のハサミを使う。こうして道具は箱のは使わないハサミがごろごろしている。でもなかなか捨てる気にはならない。そう、そのうち研ごう、そのうち・・・

どうも、ハサミとは相性が悪いようだ。 高取ハサミはさらにいけない。美味そうな柿の実はいつもあと少しのところで届かない。脚立の上で、かかとを精いっぱい上げて、手を伸ばして、思いっきり背伸びして、高取ハサミを持ち上げても、あと少し、もう少し、のところで届かない!・・・実に悔しい。もしかしたら柿は美味くなると高い所に移動しているのかなとかんぐりたくもなる。 ~というわけで美味い柿はいつも烏が食べる事になる。きっとあの柿はほんとうはまずかったんだ、と、無理やり思い込む事にする。
柿は実に性格が悪い。 それでとうとう思い切ってノコギリ付きのさらに長くのびる高取ハサミを買ってしまった。さぞや烏が悔しがる事だろう・・・ と、思ってたら、さらに高い所にもっと美味い実がなってることに気付いた。これじゃまったくきりがない!それにあのノコギリがいけない。枝を切ろうとしても細い枝だとゆれて実に切りにくい。かかとを上げて背伸びして高取ハサミを片手で持ち上げて、枝を切ろうとすると、枝も一緒に動き出す。そう、単に枝をゆすっているだけなのだ。太い枝、これはさらにいけない。なかなか切れないので何度も何度も中断し、あきらめては気を取り直し、シジフォスも負けそうというくらいの繰り返しの作業の後やっと切り落とした時はもうくたくたになっている。
それに高取ハサミは切だけでなく、はさむという機能があるのでさらに始末が悪い。不思議と立派な柿ほどはさんでカゴまで移動する途中落果して割れたり傷がついたりするからだ。これは高くて届かない柿よりもさらに始末が悪い。自分のどじさかげんに、すっかり落ち込んでしまうからだ。
昔は果物をとるのに竹を使っっていた。竹の先を割って、楔を入れる。そこに柿の枝を絡ませて枝を折り柿をとるのだ。これは高取ハサミよりもよほど具合がいい。枝が先の割れた部分に上手く絡みつくし、高い所も力はいるけど長い竹を使えばいい。というわけで最近は竹を良く使う。とすると高取はさみっていったい?・・・

剪定はさみは良く使う。 ただ両手はさみはいけない。あれはどうやら木を剪定するよりも人間の手をはさむために作られたに違いない。いつも使うと2~3回は手をはさんでしまう。実に痛い。こんな危険物は使わないに限る。
普通の剪定はさみはなかなか使い勝手が良い。ゆびを入れるのでなく握って切るタイプのものを愛用している。でも毎日使っているので最近切れ味が悪くなって来た。そろそろ研ぐか道具箱送りとなるか決断しなければいけない。
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農的暮らし七つ道具(3)鎌

2005年04月04日 10時46分12秒 | 田舎暮らし
暖かくなるにつれて草の勢いは増す。休みの日はあちこちで草刈り機(刈払い機)の音がなり続ける。
思い切りバサバサと切っていって、やっと終わったと思ったら、もう最初きった所は草が伸びてまったくきりがない。
というわけで草刈機は農家の必需品。だけど、そこは農的田舎暮らし、やっぱり鎌を使いたいものだ。
草刈り機の嫌な石油の匂いや音の代わりにザクッザクッと鎌で切るとスカッとした気分になる。もちろん鎌は切れ味が良くなくてはいけない。
なかなか切れない鎌でギーコギーコやるのは欲求不満になっていけない。鎌はよく研いでおこう。

鎖鎌、カマキリ・・・鎌にはなにか不気味な雰囲気が漂う。
来客の時、わざと夜中に研いで客をギクッとさせるという手もないわけではないが、まあ夜はやめといたほうが無難だろう。
 
鎌には2種類ある。刃が普通のものとノコギリ状のものと。
ノコギリ刃のほうが使いやすいが、切ったときの爽快感は普通の刃の方がまさる。
今、数種類の鎌を持っているが使うのは大きなノコギリ状の鎌にほぼ限られている。

鎌を使う時は皮製の作業用手袋と長靴で重装備しておこう。草むらにマムシが潜んでいるかもしれないから。
それから鎌は使わない時は是非腰のベルトに挿しておこう。するといかにも田舎暮らしの「プロ」って感じに見えてくる。そう、サムライが大小の刀を腰に挿すように、百姓はいつも鍬を肩にかけ鎌を腰に挿しておこう。
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農的暮らし七つ道具(2)スコップ

2005年04月03日 19時43分35秒 | 田舎暮らし
昔から農機具というと鋤と鍬。でも鋤は使われなくなった。
それに変わるものがスコップ。大きなスコップは農作業にはあまり使われないけどそれでも必需品。
木の根っこを掘り起こす時、木を移植する時などに果樹園や園芸あるいは工事では欠かせない。
また小さなスコップは種を撒く時や芋や球根を植える時など良く使う。

大きなスコップには2種類ある、先が平たいのととがってるのと。
最初ホームセンターにいったときどっちを買ったらいいか迷った。
そしてとがったほうがかっこよかったのでとがったほうを買ったのだった。
でもこれは正解だった。先が平たいのはセメントを混ぜたり溝の泥をさらったりするのに使う。
カンのよさに我ながら感心したものだが、同時にこんな当たり前の事も知らなかった自分をつくづくアホだとも思った。

大きなスコップを使うのは楽しい。沢の水をせき止めて池を作ったり・・・と、仕事以外で使うことが多いから。
でも同時にとても悲しい。ロープに絡まって死んだ山羊を穴を掘って埋めたから、テンかイタチにやられた鶏も埋めたから。
大きなスコップには思い出がいっぱい。

小さなスコップは消耗品。家庭菜園やベランダ園芸でもずっと使ってきて、もういくつも潰した。
今では100均のスコップを愛用している。
小さなスコップは種蒔きなどの細かい作業をする時に使う。 点蒔きの小さな穴を掘ったり、条蒔きの溝を作ったり・・・
腰を縮めて、一粒の種だって無駄にしてなるものか!、とばかりみみっちく蒔く。
小さなスコップにも思い出がいっぱい。
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農的暮らし七つ道具(1)鍬

2005年04月02日 20時26分50秒 | 田舎暮らし
農的暮らしに鍬は欠かせない。イチローがベンチにいるときもバットを離さないように、百姓は休憩中も常に持っていたいものだ。もうすでに鍬は百姓のユニフォームの一部といってよい。
というわけで農的暮らしをする時にはまず用意する必要がある。

というわけでホームセンターにいくと随分いろんな種類があってどれを買っていいか困る。しかも地域によって随分形がちがうのでますます混乱する。それでとりあえずかっこいいのを買っておこうか、ということになる。

昔は村には鍛冶屋がいて自分にあったように改造して貰って使っていた。そのため土地土地でいろんな形の鍬が出来たし、筍を掘るためにだけ使う鍬など用途によっても使い分けられた。
イチローがバットにこだわるように百姓は鍬にこだわりたいものだ。
とはいえ、当ぐうたら農民のこと、ホームセンターで適当に買ってきた鍬を今も使ってはいるのだが・・・

今鍬は4本持っている。普通の鍬、三角鍬、三本鍬(備中鍬)、それから鋤廉(じょうれん)。
普通の鍬は畑を耕すのに使う。重さと頑丈さと切れ味が命。固い土にはこれが良くあう。
三角鍬。アルミ製なので普通の鍬ほど頑丈ではない。やわらかい土の畝作りに向いている。
最近では土がやわらかくなってきたので、一番良く使っている。軽いので使いやすい。
三本鍬は芋などの収穫や堆肥を混ぜるのに使っている。堆肥はフォークの方がいいだろうけど三本鍬で代用している。三本鍬は土を耕すのにもいいのだけど、耕すのにはあまり使っていない。
鋤廉は正確には鋤(スキ)なのだろうがジョウレン鍬として売られている。先が平たいスコップに鋭角に鋭角に柄を取り付けた形をしている。 これは溝掃除の必需品。そのため農家でない人も皆持っている。溝にたまった泥をすくい取るのに向いている。地元の人はこれを畑でも使っている。たしかに畝を均すのには向いている。でも耕すには不向きだと思うのだけど・・・
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開花宣言

2005年04月01日 19時29分54秒 | 田舎暮らし
農農園のサクランボの花開花宣言!
といっても少し前に咲いてたのだけど、あまり気をつけてみていなかった。
でもまだほんのちらほら・・・ というわけで遅ればせながら、当農園の桜の開花宣言というわけ。

東京の桜の開花宣言はまだらしい。 開花宣言の担当者がいるらしく、その人が宣言しないと桜は開花しないのだ。 結構真剣に調べている。 他にする事ないのだろうか? きっと年に一度の出番なのだろう、これじゃ真剣になろうというものだ。

ウドが枯葉の間から芽を出しはじめた。 すぐ枯葉をかぶせた。 せめて30センチくらいは白い茎を延ばしたいから・・・ これからしばらくウドから目が離せない。

ヤマイモを植えた。 これから、コンニャク芋、種芋にするサツマイモ、里芋、キクイモ・・・と芋をどんどん植えていかないといけない。 それにこれから種蒔きの最盛期。 当分はのんびり出来ない。
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