イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2011年12月05日 | Weblog
場所:水軒沖
条件:若潮8:13干潮
釣果:コウイカ 4匹

今日もお正月のイカのストックを追加するためにイカ釣りに出発。
天気予報では波は1メートルということだったが、沖に出てみるとけっこう波が高い。
ちょっと船の揺れが激しいが、まずは一文字の新々波止の沖からスタートした。
仕掛けを降ろしてすぐにアタリ。そしてまもなく2回目のアタリ。前回とはちょっとちがうようだ。防波堤の際でアタリがあったので欲を出してできるだけ際によって流していこうと思ったら仕掛けを根がかりさせてしまった。魚探の反応は確かに捨石らしきものを映していたが、まあ大丈夫だろうと思ったのが間違いだった。

荷物を少なくするために仕掛けはひとつしか持っていない。予備のスッテと船に積んでいるラインで即席の仕掛けを作って釣りを続けたが、予備のスッテは一度引退した使い古しだ。それが原因かどうかはわからないが、それ以降はアタリがすっかりなくなった。なんとか2匹を追加したが、底引き網がやってきていいポイントを放棄しなければならなくなった。

青岸の沖やその他いくつかめぼしいところを流してみたが、やはり信頼できない仕掛けではモチベーションを保てない。
2時間あまりの釣果としてはいいのか悪いのかはわからないが、やっぱりふた桁は欲しかったというところだ。
コメント (6)
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「不肖・宮嶋青春記」読了

2011年12月02日 | Weblog
宮嶋茂樹 「不肖・宮嶋青春記」読了

元祖戦場カメラマンの本を久しぶりに見つけた。
今回はタイトルのとおり、中学時代からフリーのカメラマンになるまでの記録が書かれている。
ふざけたような文体だが、そこに書かれている内容は情熱そのものだ。やっぱり名をなす人は普通の人とは違うのだと思う。
しかし、著者は、最後に、フリーカメラマンという立場を、「フリーと言っても、人間、本当の意味で自由にはなれない。才能にも恵まれ資産も十分にあるという人なら自由も安定も手に入れることはできるかも知れないが、ほとんどの人は自由か安定、そのどちらかしか手に入れいれることはできない。僕は自由を渇望していた。」という形で締めくくっている。

これだけの才能と情熱をもったひとでさえこのような考えでいたら、僕のように才能も情熱もない人間はどうしたらいいのだろう。安定さえも手に入れることができないのではないだろうか。
たしかに、どんどん不景気になり再びリストラの嵐が吹き荒れる昨今,僕も来年はこんなに悠長にブログを書いていられるような状態ではないのかもしれない。

そんな意味ではわが子にもぜひとも読んでもらいたい一冊ではある。

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「釣り六十年」読了

2011年12月01日 | Weblog
西園寺公一 「釣り六十年」読了
さいおんじきんかずと読む。
戦前、戦後の釣りを趣味とする人の名前の中には必ずといっていいほど出てくる人だ。
どんな人かと調べてみると、明治39年生まれ。お祖父さんは第14代内閣総理大臣で本人も参議院議員を経験したそうだ。
一家は公爵という家柄らしい。
イギリス留学や、議員落選のあとのオーストリアや中国での生活中の釣りの体験や晩年の日本での釣りの体験が中心になっている。
人物の評価としては無責任な共産主義者というあまりいいようには言われていないようだが、文章は穏やかな筆致で書かれている。貴族の余裕というところだろうか。言われてみるとすべてが武勇伝ばかりなので、スカをくらったこともあるだろうと突っ込みを入れたくなる内容ではある。

ただ、普通の人ではめったに体験できないようなつりをこの時代にやっていられたと言うことにはうらやましさを感じる。
まあ、僕は和歌山のどこかの海や川で釣り糸を垂れるだけで十分幸せであるが・・・。
コメント (2)
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