イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

水軒沖釣行

2023年07月30日 | 2023釣り
場所:水軒沖
条件:中潮 2:49満潮
釣果:ボウズ

今日はキス釣りに行こうと思っていたのだが、三日ほど前、叔母さんから電話があり、日曜日に今年最後の芋掘りに行くことになった。
釣りは魚の機嫌次第で獲物を手にすることができるかどうかが決まってしまうけれども、畑の作物は逃げない。僕の作物ではないが、確実に手にするという実感が持てる。
釣りをすることができる時間が30分足らずに超短縮されたので予定を変更して水軒一文字のすぐ前でジギングをしようと考えた。運がよければヤナギがアタってくれるかもしれない。

その前に今日もカブトムシを見に行く。
2年前、13年ぶりに紀美野町に向かったのが、今日、畑にやってくる叔父さんの甥(僕とは血縁関係はまったくない)の孫にクワガタムシを獲ってきてやるという大義名分が生まれたからである。クワガタがなくてもカブトムシでもよかろうと、今日は虫かごを携えて目的の木に向かった。
今日も居る居る。



お楽しみのところ申し訳ないがつがいでカゴの中に入ってもらい、他にも木がないかどうか辺りを見回してみると、少し奥にすごい木が立っていた。

  

いったい何匹止まっているのだろう。カブトムシだらけだ。これはすごい。大きいオスだけを選んで虫かごに入れて港に向かう。

出港時刻はなぜだか今日も午前4時23分。なにやら嫌な予感がする。
午前5時には釣り場を離脱しなければならないので本当に30分しかない。
まだ辺りは暗いのでトップウォータープラグから始めた。
それにしても今日の朝焼けはきれいだ。風がほとんどないので雲の形は崩れずにその色だけが刻々と変わってゆく。ブルーからオレンジへのグラデーションが美しい。

  

この雲の形と色はこの瞬間だけ。永遠に同じものを見ることができないものだ。AIでも再現ができまい。家に帰ってAIに夜明けの画像を生成してもらったけれどもやはり本物の景色のほうがすばらしい。



そして釣りのほうは、アタリはあった。3回。しかしすべてはエソであった。



しかし、ジギングで魚を釣るとなぜだかうれしい。本命の魚ではなかったので海に帰ってもらってポイントを後にした。

集合時間の午前5時半ちょうどに畑に到着。これから約1時間半。ひたすらサツマイモを拾い続ける。芋掘りと言っても掘るのは機械でそれを拾ってコンテナに入れてゆくのが僕たちの仕事だ。



サラリーマンとしての仕事はまったく味気ないものだが、こういう労働は直接的で働いている感があるので気持ちがいい。やっぱりやるなら農業か漁業だ。食べ物を作ったり捕まえたりする仕事というのが世界最強だとこういうことをしながら思うのである。

イモ洗いを手伝い終わって港に戻り燃料補給。帰り道、港の近くの向日葵は大きな花を咲かせていた。あと半月は暑い日が続くのだろう・・。

コメント
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