イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

紀ノ川河口釣行

2021年02月26日 | 2021釣り
場所:紀ノ川河口
条件:大潮 6:25満潮
釣果:ボウズ

一昨日までの天気予報では朝から冷たい雨が降るという予報だったので今日の休みも停滞かと思っていたが、昨日の午後の予報では午前9時ごろまでは雨が降らないというのに変わってきた。相変わらず風は強い予報なので船を出せるかどうかはわからないがとりあえず朝はいつものとおり起きてみようと考えた。久々に小船を動かさねばならない。

午前4時半に起きていつもの煙突を見てみると煙は大きく南の方向にたなびいている。ああ、やっぱりこれではダメだと思いまた布団の中へ。
しかし、最近は特に1回目を覚ましてしまうとなかなか寝付けない。布団の中でまんじりとしながら外の雰囲気を覗っていると新聞を配達するバイクの音や風の音(実際はまったく聞こえないのだが・・)になんだか穏やかさを感じる。もう一度布団から這い出して煙突の煙を見てみると西へか東へかはわからないが風向きが変わってきた。
よし、これなら船を出せるかもしれない。どうせそんなに沖へは行かない。紀ノ川の河口までだ。それに意外と寒さを感じないということも背中を押してくれる。

急いで準備をして家を出る。これも歳か、目を覚ましてからかなり時間が経たないとウ○コが出ないので今日も腸のなかにそのまま残しての出港になる。

港に到着してみると渡船屋夫妻は珍しく手持ち無沙汰にしている。雨の予報のせいだろうか、珍しくお客がゼロ。もう少し待って誰も来なければ今日は休業にするらしい。

僕も明るくなる前には河口まで到着したいので急いで準備。まずはエンジンを始動させ、大きいほうの船から禁断の仕掛けとタモを持ってきて出港。
日の出の時刻まで約45分、雲が厚いせいか東の空さえも明るくなってこない。



暗さが続いているというのは好都合なので港内は危険回避のため安全運転でゆっくり航行。
紀ノ川河口に到着したころはまだまだ薄暗いという感じだ。この時期にはこういう釣りは向かないのかどうか、今日は1艘も船が出ていない。まあ、平日ですぐに雨が降ってくるとなると船も出ていないよなと納得する。仕掛けを降ろして土入川に向かって川をさかのぼり対岸に移動して川を下り、また元のほうに戻り同じ岸壁を下って終了。

 

まあ、いつものとおりだ。幸いにして風も波もなく海面はわずかなさざ波があるくらいで船はきれいに滑走してくれる。気温も低くはないので顔に当たる風も心地いい。

港に戻り、帰りの支度をしている頃に雨が降り始めすぐに本降りになってきた。



渡船屋夫妻も帰ってしまっていて静かな港の1日が始まったという感じだ。




気温は夜明け前よりも下がっている感じだ。家に帰って釣具屋に行ったり図書館に行ったりしていたが、その時間にはもっと気温が下がっている感じで、バイクを運転していると冷たさが身に染みる。僕は本棚を見ると便意を催す癖があるのだが、今日もきっちりここで済ますことができた。


港から出たすぐのところには公園っぽいところがある。ここは元は駅があったところなのだが廃止になり、ホームと線路があったところに水軒の松林を復活させるために植林をしているNPOの人たちが公園っぽいものを作ったのだがそこに河津桜が植えられている。ふと見たらその木が満開になっていた。2月は寒かったり暖かかったりと気温がひどく上下したが春は間違いなく近づいているようだ。



春になると会社では人事異動があるのだが、今年もまたそれに引っ掛かってしまった。ここ3年は毎年だ。これじゃあまるで職業体験だと思えてくる。どこの部署でもよほど使い物にならないのだろう。今度は子会社の人材派遣会社へ出向だそうだ。だからほかのひとよりも早く内示が出たというわけだ。
事業拡大で、来年度から墓石に見えるビルの最上階にある展望台の運営を受託するんだそうだ。僕はどんな業務に行かされるかというのは知らないが、このご時世、せっかく事業拡大で業績を伸ばそうと思っているのなら使い物にならないと思っている人間を行かせるよりももっと仕事ができると思っている人間を行かせればいいのにと思うが、本社も自分の身がかわいいのでポンコツを行かせるのか、はたまたよほど人材がいないのか、どちらなのだろう。
まあ、どちらにしてもとりあえずは給料と休日をきっちりもらえれば文句は言えまい。それに、悪臭漂う事務所から逃げられると思うとホッとするのである。
多分、片道切符で本体に戻ることはもうないのだろう。大概、こういう場合には自分のプライドが傷つけられて悔しい思いをするというのが一般的なのだろうが、不思議となんとも思わない。今の職場も大概屈辱的な職場だというのがそういう感情にならない要因だと思う。なにしろここはクズ箱だ。クズ箱からゴミ箱に移るようなものだ。会社もそういう意味ではショックを徐々に和らげるように配慮をしてくれているのだろうか。目くそ鼻くそを笑うというようなものなのだろうか。ちょっと違うか・・。クズ箱からゴミ箱なら、ゴミの中にはまだ取り出して加工すれば役に立つものが見つかりそうな感じがする。
じゃあ、クズからゴミへちょっと出世したとでも思っておこう。
コメント (4)
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