場所:水軒沖
条件:中潮 8:26満潮
釣果:タチウオ 11匹
今日は久々の釣行だ。
タチウオも終盤を迎えているので今回が最後かもしれない。
出港前に会ったタチウオ名人のおじさん曰く、今は紀ノ川の沖がいいのこと。青岸の白灯台をすぎたあたりで仕掛けを下ろすとすぐにアタリがあった。最高はいっぺんに4匹掛かってきた。しかし、どれもこれも型は小さい。おまけに時合が短いのか、流している場所が悪いのか午前6時を前にしてアタリがなくなった。
今日は加太の潮の回りもいいのですぐに切り上げて加太へと向かった。
いざ、スパンカーを上げようとロープを引っぱるとどうも引っ掛かりがある。おかしいな~と思って、何気なく足元を見ると木のかけらがいくつか落ちている。??と思って上を見ると帆柱の一番上にくっついている金具の位置がゆがんでいる。
どうやら柱が折れたらしい。前に行き違いの船と接触したときに修理した場所が割れてしまったらしい。柱の腐食が進んでいたので限界に来たようだ。

なんとかスパンカーのアームを折りたたんでしまわないとえらいことになると思い、慎重に滑車を操るがやっぱり上の部分が吹き飛んでしまった。
(スパンカーというのは、船の最後尾にこんな感じで取り付けられていて、今回はいくつかのロープが接続されている、最頂点の部分が取れてしまったのだ。

そうするとどうなるかというと、まず、帆がだらりと垂れ下がり、帆の下に付いているアームが水没する。次に港へ入港する際に、大きな橋の下をくぐるのだが、そのときに橋桁との接触を回避するために柱を斜めに傾けなければならない。しかし、そのための滑車も同じ場所に付いているので帰港もおぼつかない。)
帆を畳もうにも、てこの原理が働いて途方もなく思い。かといって帆を引きづったまま帰るわけにもいかないわけで、途方に暮れながらなんとか帆を畳み込んで帰港した。
帰港してからも問題だ。この柱、付属品を含めると30キロ近い重さがある。取り外すにも一苦労だ。
とりあえず、近所に住んでいる叔父さんの家に行き、応援をたのんだ。二人がかりで帆を取り外し、今は廃業している、前の船を造ってくれた造船所の工場に持ち込んだ。
腐っている部分を切り取って新しい木を足そうと考えてたのだが、叔父さんや造船所のオヤジさんが、そんなことをしてもすぐにつないだところから腐ってくるぞというので新しい柱を作ることになった。
この柱というのが、建築現場で使われる足場を組む丸太を削って作るらしいので、叔父さんの仕事の都合も考えずにむりやり頼み込んでトラックに乗って近くの製材所へ行ってみると、いまどき丸太を使って足場を組む工事現場なぞないので丸太も在庫がないとのこと。
これは困ったということで、叔父さんの知り合いの工務店に相談に行くと、いろいろなところに問い合わせをしてくれて白浜に1本在庫があるとのこと。2日後には二人の手を介して中辺路経由で熊野古道を逆向きで届けてくれるらしい。熊野詣をして帰ってくるのだ。なんとご利益のある柱だろう。
とんでもなくたくさんの人が僕のために動いてくれた。感謝、感謝だ。ただの道楽なのに・・・。
加太に向かうために用意したエサが余ったので午後から港に戻ってアジでも釣ろうと考えた。
毎日、サビキ釣りをしているじいさんがたがいるところなら一本釣りでも夕ご飯のおかずくらいは釣れるだろうと思っていたが、今日に限って誰もいない。
仕方がないので自分の船の艫から釣り糸を垂らしてみた。

アジは釣れずにこんな魚が釣れてきた。

このほかに、ハリスを切られたが20センチほどのカイズやサバも掛かってきた。
グラスのヘニャヘニャロッドで釣るとこれはこれで面白い。
しかし、たかがアジ、されどアジ。
これが一番難しいのかもしれない。
なんとも疲れた1日だった。
条件:中潮 8:26満潮
釣果:タチウオ 11匹
今日は久々の釣行だ。
タチウオも終盤を迎えているので今回が最後かもしれない。
出港前に会ったタチウオ名人のおじさん曰く、今は紀ノ川の沖がいいのこと。青岸の白灯台をすぎたあたりで仕掛けを下ろすとすぐにアタリがあった。最高はいっぺんに4匹掛かってきた。しかし、どれもこれも型は小さい。おまけに時合が短いのか、流している場所が悪いのか午前6時を前にしてアタリがなくなった。
今日は加太の潮の回りもいいのですぐに切り上げて加太へと向かった。
いざ、スパンカーを上げようとロープを引っぱるとどうも引っ掛かりがある。おかしいな~と思って、何気なく足元を見ると木のかけらがいくつか落ちている。??と思って上を見ると帆柱の一番上にくっついている金具の位置がゆがんでいる。
どうやら柱が折れたらしい。前に行き違いの船と接触したときに修理した場所が割れてしまったらしい。柱の腐食が進んでいたので限界に来たようだ。

なんとかスパンカーのアームを折りたたんでしまわないとえらいことになると思い、慎重に滑車を操るがやっぱり上の部分が吹き飛んでしまった。
(スパンカーというのは、船の最後尾にこんな感じで取り付けられていて、今回はいくつかのロープが接続されている、最頂点の部分が取れてしまったのだ。

そうするとどうなるかというと、まず、帆がだらりと垂れ下がり、帆の下に付いているアームが水没する。次に港へ入港する際に、大きな橋の下をくぐるのだが、そのときに橋桁との接触を回避するために柱を斜めに傾けなければならない。しかし、そのための滑車も同じ場所に付いているので帰港もおぼつかない。)
帆を畳もうにも、てこの原理が働いて途方もなく思い。かといって帆を引きづったまま帰るわけにもいかないわけで、途方に暮れながらなんとか帆を畳み込んで帰港した。
帰港してからも問題だ。この柱、付属品を含めると30キロ近い重さがある。取り外すにも一苦労だ。
とりあえず、近所に住んでいる叔父さんの家に行き、応援をたのんだ。二人がかりで帆を取り外し、今は廃業している、前の船を造ってくれた造船所の工場に持ち込んだ。
腐っている部分を切り取って新しい木を足そうと考えてたのだが、叔父さんや造船所のオヤジさんが、そんなことをしてもすぐにつないだところから腐ってくるぞというので新しい柱を作ることになった。
この柱というのが、建築現場で使われる足場を組む丸太を削って作るらしいので、叔父さんの仕事の都合も考えずにむりやり頼み込んでトラックに乗って近くの製材所へ行ってみると、いまどき丸太を使って足場を組む工事現場なぞないので丸太も在庫がないとのこと。
これは困ったということで、叔父さんの知り合いの工務店に相談に行くと、いろいろなところに問い合わせをしてくれて白浜に1本在庫があるとのこと。2日後には二人の手を介して中辺路経由で熊野古道を逆向きで届けてくれるらしい。熊野詣をして帰ってくるのだ。なんとご利益のある柱だろう。
とんでもなくたくさんの人が僕のために動いてくれた。感謝、感謝だ。ただの道楽なのに・・・。
加太に向かうために用意したエサが余ったので午後から港に戻ってアジでも釣ろうと考えた。
毎日、サビキ釣りをしているじいさんがたがいるところなら一本釣りでも夕ご飯のおかずくらいは釣れるだろうと思っていたが、今日に限って誰もいない。
仕方がないので自分の船の艫から釣り糸を垂らしてみた。

アジは釣れずにこんな魚が釣れてきた。


このほかに、ハリスを切られたが20センチほどのカイズやサバも掛かってきた。
グラスのヘニャヘニャロッドで釣るとこれはこれで面白い。
しかし、たかがアジ、されどアジ。
これが一番難しいのかもしれない。
なんとも疲れた1日だった。