気付きの科学 新世界版

ここで言う 「気づく」という意味は、空(くう)の状態から、在る状態に引き出す意識的行為・・すなわち創造のことです。

この世界の説明 第1章

2007-11-26 07:58:54 | 心の科学分野

我々の生きているこの世界はどのようなものなのかを説明したいと思います。当然オーソライズされたものではありませんが、全てが波動というもので構成されているという前提での、ほんの1つの切り口でしかありません。20世紀になってやっと理解が出来始めた科学の成果を含めた、世界に対する拡大解釈と考えてもいいかもしれません。

●全ては波動とエネルギー

 物質を粒子のような物だと原子の世界を探求した量子力学は、ミクロの世界では物質は波動であることに行き当たりました。

E=hγ(エネルギ=プランク定数×振動数)エネルギーは振動数に比例するということであり、

E=mc2(エネルギーは質量と光の速度の2乗に比例する。光の速度は現在は一定という定説です)

という単純化された式は、物理量での関係式ですが、物質が振動数に比例するという関係が示されています。これらから我々の世界に満ちている物質は電磁波その他の波動に変換されうるということを示していると解釈できます。

エネルギーには運動エネルギーやら熱エネルギーやら色々な形態がありますが、それらは全て変換可能な同質なものと捉えられています。また相対論はミクロの世界でも適応できるという説が主流のようですので、E=hγ=mc2 は単に公式をつなげただけとは言い切れません。いずれにしてもエネルギーは振動数に変換されうるということはいえるでしょう。

●波動を感受する仕組み

TV、ラジオ、携帯電話などは我々の日常生活に溶け込んでいます。朝ドラやニュース、某TV局大河ドラマなど、何かにつけて利用しています。それらの映像や音声などは電磁波という眼に見えない波動をキャッチ同調して変換されたものです。TV受像機はその受信・変換を行う機械です。TV局での実際の音声や映像の波動を電波に変換し、再び映像や音声に変換することで我々の元に再現される仕組みです。

ドラマなどを真剣に見入ってしまったりする場合があり、ついついTVドラマの世界にあたかも入ったかのような体験をする場合があります。そこに意識が集中するために、誰に呼ばれても、玄関の呼び鈴も聞こえない時もあります。ただしTVの画面は一定の小さな四角い形をしているために、その視覚感覚の中のTV枠の部分を見ているという認識が何処かであるので、ふと気がつけば、そうだった・・TVを見ていたんだ・・という感覚にすぐに戻ってきます。しかし意識がそれに集中している間は、そのドラマの中の出来事に没頭しているようです。

●我々の時空は3次元立体感覚ビジョン

TV映像が我々の周り360度全方向であったらどうでしょうか。見る・聞くだけでなく、味覚、臭覚、触覚などの感覚も波動で感じる仕組みであった場合は、あたかも完全にそのドラマの世界に入り込んでしまったという感覚になるでしょう。我々の身体の五感の全てがフルにそのドラマの世界の波動を感じる場合は、一体その世界が仮想の立体TVによるものなのかどうなのか、多分わからなくなるでしょう。身体の五感しか信じられない場合は、そのような精密な仕組みの3次元立体感覚ビジョンなるものと、リアルな実在の世界などというものが区別できるとは思えないでしょう。

(続く)