古い世代の歌ですが、良く感じてみれば、日本では卒業の歌として親しまれてきました。季節的には少し早いのですが、思い出される方々もあるでしょう。卒業式はいつも感謝と涙を伴うものなのでしょうか。
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●仰げば尊し、わが師の恩 (あおぎ見れば私達を教え導いた尊い方々、本当にありがとう)
●教えの庭にも、はや幾年 (数多くの経験を授けて頂いた年月は、ほんとにどれほど経ったろう)
●思えばいと疾し この年月 (今思えば、悠久の時間も 本当にあっという間だった・・)
●今こそ分かれ目 (今は、今は・・変わってゆくときだね)
●いざさらば・・ (さらばなつかしき過去よ!また会おう!)
どのような人達にも・・、悪げな人達にも・・、愛しい人達にも・・、幼い人達にも・・、身をささげた動物たちにも・・、海辺のヤドカリたちにも・・、線路ぎわの名もなき雑草にも・・・・、感謝しても、過ぎるものではありません。自分たちをいつも現してくれてありがとう。
3次元世界という、小さなマッチ棒のほんの先っぽだけに自分たちの意識を集中していた数千年の時代は終わり、人間の本来の存在、宇宙全体を俯瞰できる神々の意識に戻る時でしょう。自在なる意識による存在世界にたいするの観察位置を、もっと広く見渡せる場所に移してもいい時期なのではないでしょうか。狭い学び舎からの卒業です。
(本記事は、識者のご指摘により一部加筆修正を行いました。)