●惑星仲間からの伝言
今回はある惑星探査員のレポートです。ある星系の惑星を探査すべく、大気圏からその生命系の各周波数帯、すなわち低次から高次までの各意識帯を検索していたときのことです。ベースバンドになるその惑星の基本周波数で、5次元モード立体映像をモニターしていたところ、惑星の意識存在と同調が行われ、貴重な情報を得ることが出来ました。以下はそのレポートの1部です。
---------その惑星意識の語る内容---モニター記録--抜粋------
わたしの言葉を記録してくれてありがとう・・・私はこの銀河の、ある星系の惑星意識です。
・・・私は悠久を遥かに超える時を経て、惑星意識まで成長を遂げてきました。この惑星生命圏に、今は何億種もの鉱物・生物である子供達を抱えているのはご覧のとおりです。このようになるまでには、悠久の時間というエネルギーが必要だったのです。
長い歴史のなかで、この惑星にも水という、固体層、液体層、気体層にまたがることが出来るオールマイティな形態が生じました。あるとき湿潤な大気から地へと降り注ぎ、中心恒星からの波動を受けながら、炭素系の有機生命が芽生え、成長してゆくことも見てきました。母なる惑星といえどもその小さな生命に干渉することはありません。芽生えた生命の意識が個々に個体としての花を開くようになるまで、じっと我慢をしながら何億年でも見続けます。巨大といえども惑星意識に出来るのは、ただその生命たちに絶好な環境を与つづけることなのです。汲めども尽きぬ時間をいくら贅沢に使っても何ら問題はないのです。1点の無限小の息吹が個体として回転を始め、動きながら自己認識作用を行って発展してゆく様は、宇宙開闢の絶えない再現なのです。
生命体は、海という滋養に満ちた時空層で個体としての地固めをしたのち、波動の高い気体層を中心とする陸に上がってくる意識生命体も現れてきました。その陸に上がった生命体といえども、海の水を中心素材として構成されているのは当然のことです。
--------- 中略-----------長い物語------
それで、最初は小さな点であった命の息吹は、進化を経て高度な人間種の個体肉体をまとうような意識まで覚醒成長してきました。その個体肉体はある時、別の進化した同類存在によって、途中手を加えられたのも見てきました・・・。
今ごらんのように、地上のあちらこちらに構造物を伴って生存している人類は、その子孫なのです。・・・彼らの都市に入ってみましょう・・・・・。中空に浮いた建物が見えるでしょう。あの中の高度に意識進化した人間型生命体をご覧下さい。仲良く家族でくつろいでいるようですね。
いまからお話しすることは、惑星意識としては甚だローカルなものなのであることは承知しています。・・・・・・・・・・
その人類の都市の、あの家族の1人は実は幼なじみなのです。ガイヤと言われる惑星生命意識たる自分と、そのふところで存在している小さな人間型生命体が知己というのは、いかがお考えでしょうか。
それは自分でも驚いたものです。確かに色々な存在は個体生命に宿る意識存在として、長い進化を経てきているわけですが、その個体生命の中に記憶されている魂という記憶にアクセスし、それを読み取った時の驚きようは、なんとも言いようがない感動だったのです。自分のオーラとも言える惑星の大気組成が激しく振るえ、その後輝きを増したのです。
その小さな人間型存在は、実は、太古の時間軸を遡ったところの、銀河のある太陽系の惑星にいたのです。その時私は、惑星意識になるほど進化しておらず、人間として存在していました。その惑星に盛衰した幾多の人類の数百万年の歴史時間軸の中で、とある時代に人間として、やはり数人家族の一員として生活していました。その時私はペットなる小動物を飼っておりました。名前があり「ミケ」と呼んで大変かわいがっていたのです。縞々の茶色毛をまとい、ねこ科の動物種らしくしなやかな体躯と茶目っ気があるが、おとなしい性格を持っていました。子猫の時に知人からもらい受けたのが出会いでした。ボール玉でじゃれたり、丸まって寝ている様は本当に可愛く思ったものです。隙をみては魚を食卓から引きづり下ろしては、よく母から怒られていました。その毛を撫でてやったり、話を聞かせたり、毎日のように遊んでいたものです。それから10数年経って、年老いたミケは、私の成人式の後に旅立って行ったのです。その時は涙が溢れて溢れて、どうしようもなかったのを今でも記憶の層にしまってあります。・・・・・・・・・・・
そう、その時のネコのミケであった意識存在が、その後進化を重ねて人間型存在となって、この惑星にやって来てくれたのです。・・・。当時はネコと人間の関係で、今は人間と惑星の関係ではありますが、今でも私はこの惑星にいるあの人間型存在を心のどこかで「ミケ」ちゃん・・と呼んでいます。
今は人間である存在に対して失礼な呼び方ですが、いつもそう呼ぶ訳は、私自身あの成長多感な人間時代の一時期、ネコのミケにどれだけ慰めてもらったことだろうか、という心からの感謝を忘れない為なのです。
惑星である私はこの地上に住む全ての存在達に、いつも心から感謝をしているのをご存知でしょうか。私に感謝する必要はありません。この世界の全ての存在に感謝をして頂ければそれで良いのです・・・・・・ほんの些細な身の回りのものに感謝して頂ければそれで良いのです。全てはつながっているのですから。
------------抜粋 了-------------