(前回からの 続きです)
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マスター: その、チョッと違うていうのは、どういうことなんです。自己の魂というか、真の自己の学習であるということではないんですかね。ゼロから少しづつ学んでいるということなんじゃないんでしょうか。
関西弁の天使: そーなんやが、実は・・肝心なところはな・・。反対方向も同時進行でな、記憶喪失からの復帰・リハビリみたいな学習でもあるんや。全てである状態から、知らないことを学習している・・、この考え、どう思う?
皆ほれ、あんさんがた永遠なる実在なんやが、あえてそれを忘れるゆーことにして、それを再び思い出すという・とんでもない学習なんやで。見てみい!あんさんも結構、自分を忘れとるやろー?
マスター: 確かに・・さっぱりです。だいたいが生まれてからの事も結構記憶が薄れています。で、そのー、忘れているのはいわゆる前世の記憶っていうことですか。
関西弁の天使: それもそうやが、そんなもの五万とあるさかい、いちいち思い出したところでな、経歴自体は既に出ておるでな、ほら自分の人間個体としての今の存在自体が、あんさんがたの今までの悠久の経歴を表しているんや。今の表現されている人間としての意識がそれを示している。それ以上でもそれ以下でもないわけや。
マスター: それって、個体生命としての人間存在であると言うことは、それ自体が相当の、いわゆる魂の経験がある証拠と言うことですかね。だからこそ人間やっているみたいな。
関西弁の天使: そうや。いま、生きていると感じているやろ?あんた自分で石ではないと思うやろ?雲やチューリップとは思わへんやろ? おなじみの顕在意識レベルでもそう思うやろな。
マスター: そりゃそうです。どうしても、やっぱり人としての自覚です。それはあります。ネコとは思いません。
はい、それだけは間違いないと・・・思います・・・絶対に。
関西弁の天使: それよ。あんさんは人間まできたんや。人間やっとるんやでー。間違いないやろ。人間になるまでに、己を思い出してきたともいえるがなー
・・・・・・
関西弁の天使: そや、お茶まだかいなーー?
マスター: あれっ・!・・そうでした、すいません、ちょちょっと冷めてしまいましたが、・・・どうぞ。
関西弁の天使: ごちになるわー。・・・冷めてて、喋くりにはちょうどええわ・・・おおきに。
マスター: はい・・それ・・で・・?
関西弁の天使: 要は、顕在意識のほんのちょっとだけが目覚めていてる状態なんや。あとぜーんぶ忘れたように「おねんね」なんよ。「私は在る」という・どうしても隠すことが出来ないものを除いて、あと全て、かくれんぼや、 あーはーっはっはー。なにが隠れとるんやろなー、 どない思う??
マスター: 誰も隠れてくれといったわけではないんですがね。そんなの解かる訳無いでしょう。
関西弁の天使: 全てを知っている存在が、そのことを本当に理解するためには、全てを忘れてしまう必要があり、またそれを思い出す必要があるんや。黒を知るためには白が必要やろ・・?男であると知るためには女が必要やろ。
マスター: あっ、単純な発想ですが、それって、自分を見るためには、鏡が必要なんていうことでしょうか?
関西弁の天使: ピンポーン!! いままでは、自分が神・大いなる無限存在であるということをさっぱり忘れとったんやが、少しづつ思い出すことに移行していることになっとるんは確かなんや。末端の物質濃密界を堪能したら再び中心次元にご帰還みたいなお知らせがきているとも言えるかも知らんな。
マスター: やはり何事も移り変わるということでもあるんですかね。
関西弁の天使: あんさんがたのように、発展途上と自覚している人間という存在もな、神の体験なんじゃよ。実はな、皆、要するに神というか、無限の意識というか定義不可の存在なんであって、そやから無限に定義してまう永遠の存在ちゅうことなんや。・・なんちゅう!考えなんやろーー!すごすぎるわー・・あんさん・そやないか? えー?ビックリするわーほんまにー。
マスター: はっーはい、えーっでも・・天使さんがびっくりするもんですかね。こちらはそのことにビックリしますよ。
関西弁の天使: あんさん・・買いかぶりすぎや、・・そりゃ偏見や。考えてみれば生命があるっちゅうことは驚くことばっかりやでー。
今日はこのぐらいにして、またあっち行くさかい。お邪魔しましたなー。たまには顔みせなはれー。ほな。
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マスター: ぎょえー?どうやって顔みせるっていうの?