今起きていることを社会・経済的見地から簡単に言えば ”世界的なリストラ” とも言えるだろう。
一般には、リストラとは、過大な負債や利益減少に対応するための、会社規模縮小・組織機能向上等による生き残り対策のことであるが、
この場合は、大きな地球環境という中での、人類という集団組織の生き残りのことを言っている。
良い悪いは別として、また誰が、どこが勝手に決めているのかも別として、このままダラダラと、既存路線を走り続けることが正しいわけではないという事には、多くの人がすでに気づいているはずだ。
例えば、生態環境保護にしても、エコエコという掛け声だけで実際は何もせず、結果ただ経済を回すだけでは何も変わらないことも十分にわかっている。
毎年世界で何百もの動物種が絶滅しているが、人類は頭が良いからそれから逃れられるというわけもない。自分たちが・・その種の絶滅の一端を担っているのならば、尚更であろう。
今起きている人類上の不都合な事実の様々な現象化は、この地球上に居る者にとって決して他人事ではない・・という事実の現実化なのである。
さらに悪者捜しはこの際は大きな意味がない、というのは、その悪者が消えたらすべて丸く収まるものでもないからだ。
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地球環境は数十年前から大きく変化しているが、人類はそれに気付いて具体的に対応しているだろうか?といえば、まるでほとんど・・まったくと言って良い程、相変わらず自分たちの為だけに生きていると言えよう。
それでも、今はもう誰でも地球環境や人類の異変に気付いている。
例えば、普通に誰でも?知っていることを上げれば、
台風が年を追うごとに荒れてきた、
昨今は世界中に洪水が増えている、
太陽の日差しが半端でない、
各国政府は多大な借金をしている、
国や企業でデフォルト・破産が急増し、民衆の生活が壊れてきた
実際は大不況にもかかわらず株式相場だけが上がっている
毎日毎日執拗にマスクマンがTVに出ている、
コロナの感染拡大防止がおバカのように何万回も叫ばれている
年率で数十%ダウンの経済成長率が起きた、
大国同士が罵りあって手を出しかねない状況になった、
核戦争の可能性が現実的に語られるようになった。
軍備・防衛への需要が大きくなっている。
・・・等々、数え上げればきりがない。
気のせいだ、ネガティブに考えない方が良い、というのは一見尤もらしい意見だが、頭隠して尻隠さずの・・いわゆる正常時バイアス逃避というものだろう。
これら、今ではすべてそのまま続いており、元には戻っていないことに気づかなければならないだろう。ある部分人為的に、解決できないことが次から次へと、わざわざ起こされているわけで、それらもけっして一過性の偶然ではない。
人類の悪態は・・いつものことだと思う人もいようが、そのいつものことが・・無視され、増大を続け、限度ギリギリを超えて来たということに問題がある。
ジリジリとエネルギーが蓄積され、限度まで来た場合に、一気にそれがほとばしり出るのが「カタストロフィー(破局)」現象である。
意識進化上はカルマの解消時期とも言えるし、物質現象的には様々な分野での破局(カタストロフィー)現象化となる。
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残念ながらと言おうか、これからは漠然とした世間常識ではなく、各自の内面から起きるはずの、知恵と実践が求められる時代に突入したと考えられる。
嗚呼朋よ、・・多分、もう・・眠っている時間は無い。
アセンションの時代とも呼ばれるように、古い文明の終わりのその最終章、きわめて時空が濃縮・圧縮された、短く激しい時代において、この世界での天寿を全うすることが叶うだろうか。
今はもう、そういうステージだと気付くだろうか?
普通に生活・仕事・一生懸命頑張ってるから・・・という世間一般のコンセンサスにどんな大義名分も付加されないだろう。
また、その他大勢の集団でいれば安全ということもなく、また個人バラバラではどうしようもなく、つまるところは、想念による協調性が可能な人達の集まり・組織だけが生き残るという事になるだろう。
つまり「類は友を呼ぶ」という親和性、考え方・生き方、思想信条での無理のない協調性がキーワードとなるだろう。今までのような、利己主義間の相克や、無駄な競争・軋轢などは、全く意味が付与されない組織でなければならないはずだ。
生き残りを可能とする人間組織は、従来のような、制度や規約で一律強制してではなく、各人の嘘偽りのない想念・思考・想いの集合体になるだろう。
これは良い意味、悪い意味にも通じることであって、悪は悪で集まり善は善で集まり、各々がその結果・果実を刈り取るということである。
3次元的肉体感覚という現実の味に騙されている人類の、長い間に培ってきた自ら想いと行為の結果の収穫祭というのか、この仮想現実世界の短い最終章が始まっている。
人々の蓄積された想念というシナリオに自ら気づかぬならば、誰でも知っているこの世的な不誠実さ、だまし、利己主義的果実、不都合な現実を刈り取ることにもなるだろう。
実に精緻・精密ながら、この世界も意識で創られる1つの仮想現実であると理解している人であれば、今起きていることに対して、いかに対応するだろうか。