弁護士湯原伸一(大阪弁護士会)の右往左往日記

弁護士になって感じたことを綴っていきます(注意!!本ブログは弁護士湯原の個人的見解に過ぎません)

いや、そんなこと聞かれても…

2012年01月23日 | 経験談・感じたこと
事務局側で対応してもらったのですが、

「●●事件の代理人弁護士を教えて下さい」

という問い合わせがあったそうです。



世間を騒がせた裁判事件とはいえ、私自身は報道事実以外の情報を持ち合わせていないので、「知らない」と回答してもらうよう指示しましたが、何だか応対に時間がかかっていたので、色々と聞かれていたのかもしれません。
(というより、何故うちに問い合わせがあったんだろうか…実は謎です…)



それにしても、フト思ったのですが、もし訴訟事件について

・担当している弁護士名をたまたま知っていた場合
・自分が代理人であった場合

回答してしまって良いものなんでしょうか?


要は守秘義務との関係が出てくるのですが、訴訟事件である以上、裁判所に行けば代理人名は分かりますので、あえて秘匿するような情報ではないという考え方も成り立ち得ます。

しかし一方で、「問題無し!」と自分なりの結論が出せていませんので、開示するのは心理的抵抗が大きいのも事実です。



という訳で、現状では仮に知っていたとしても、「知らない」と回答した方が無難なのかなぁという気がしています。
(今回のお問い合わせの件は、本当に知りませんでした。念のため)





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