リベルテールの社会学

生きている人間の自由とは、私の自由と、あなたの自由のことだ。そして社会科学とは、この人間の自由を実現する道具だ。

「帝国主義」

2012-12-15 17:27:17 | 不定期=中途半端
 こんばんは。東京地方、寒さは冬だけど、季節はちょい手前。モミジなんか、ようやくくすんできた、なんて状況も多かったり。

 で、関東地方の商売人は、なんでモミジを過小評価すんでしょうね。
 注意してみると、京都以外のモミジ名所なんか、モミジの木の2,3本が支えてるんですよね。例外なんて、日光、箱根、高尾山しかないです。あとはみんな2,3本。ま、4,5本でもいいけど。
 違うと思う人は反論してください(一山でなら千本ある(そりゃ、5センチ以上の太さじゃ十本もないけどね)、とかはだめ)。来年、なにはなくとも予定を組んですぐ見に行きます。
 今秋も相模湖畔でうち捨てられた合掌造りの広いソバ処 (炉辺焼き処)を見てきましたが、どんな人の試みかは知りませんが、失敗作は悲しいですね。 あんだけ広きゃあ、日本庭を構成して、モミジの20本も植えれば、春・秋の観光客は絶対確保されたことでしょうに。その証拠に、東京地方西部の某ウカイというレストランは、建物の造作とモミジだけで人寄せを完了してます。イルミネーションもいいけど、田舎はモミジが王道。お互いのためにモミジ植え運動を。
 
 以上、一部の役に立つブログおわり。
 
 で、今回は、外見上、前回の続き。
 前回、社会主義でも資本主義でも「国家」は同じ、と言ったところで、念のための注。
 
 一応、社会主義の膨張主義と資本主義の帝国主義とは経済上は違ったものでして。
 資本主義における帝国主義とは、それまでの商品市場で売ろうとしていた商品が、人民等の欲望が飽和してしまったために売れない、あるいは、そもそも自国の人民用でないものを作らざるを得なく作ってしまったので売れない、いずれにしても商品が売れない、そんな段階の話で、それじゃあ、集まった労働力、あるいは同じことだが、商品を、どこで解消するか、という問題のことなのです。
 この問いへの誰でも分かる答えは、「まだ欲しがりそうな地域へ売る」です。
 そうして、歴史は、「もちろん誰でも同じように考えた」、ということを示しています。
 この事情を補助するのものが国家であり、ある国家におけるこの商売と国家の政策のセットの期間が帝国主義と言われるわけです。

 ここで重要なのは、その資本主義的契機は、過剰資本の、あるいは同様に、過剰労働力の行き先にすぎない、ということであって、いわゆる帝国主義的侵略は、国家とセットになってはじめて現象する、ということです。
 同様に、非資本主義国家の侵略は、なんであれその国家経済の要求があれば、国家とセットになって帝国主義的侵略を始める、ということです。

 これが「国家は同じ」ということです。

 独占段階であれなんであれ、資本主義国家は、帝国主義的侵略などしなくとも、都合の良い資本投下先があればそれで満足をする。これも現実どおりです。
 一方、社会主義国家の経済側面は、資本投下=労働力投下の必要は特にはありませんが、地域的利益の入手、たとえば消費物資生産のための原料入手、が必要とあれば、国家と手を組んで、というかそもそも国家が本体ですが、いずれにしても平気な顔をして侵略をする。
 まことに唯物史観の教えるとおりです。
 
 もっともマルキストはそんなことは教えません。それをマルキストが教えないということ自体、自称マルキストのバカがさらけ出てますな。
 口に出るのは、バカの一つ覚え。「侵略する国家? あれは社会主義ではない」。じゃあ、どれがお前の言う「社会主義」なんだ?
 もちろんそんな問いをしてあげるのも徒労なだけ、というのも現実のとおり。彼らはそれぞれになんの根拠もない自分の夢想を口にするだけ。「自分の理想の国家が社会主義国家だ」って、なんの科学的意味があるの? 
 国家は国家なのだ。

 ところで、明日選挙ですね。
 ふと思うに、「原発即時廃止」は意味があるけど、「将来は脱原発」っておかしいんじゃないかなあ。ま、言ってるやつらにすりゃ口先だけだけどね。
 やはり人間が新しいエネルギーを作った、というのは大きな意味があるべきだよ。
 それをどうやったら使えるか,捨てられるか、それは将来の課題じゃないかねえ。
 200年もすればなんとかならないかねえ、、、
 
 ご存知の人はご存知のように、これは私の2011年の正月の夢だったけどね、別に毎年の夢にしてもいいよ。

     いずれにしてもほんとのことしかいえないわたしゃ、政治屋は向かないね。
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