北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

人生を週単位で考える

2009-01-04 23:48:36 | Weblog
 午前の飛行機で再び東京へと戻ってきました。

 札幌にいた年末年始の9日間は結局天候が大きく荒れることもなく、穏やかに過ぎ、私がした雪かきは一度だけ。結局最後には降る雪の量は帳尻が合うことが多いので、これからが大変かも知れません。

 夜にはうちの奥さんから「お父さんが帰ってから雪が降ってきたよ(怒)」というメールが来ました。すまないね。

    ※    ※    ※    ※

 「自分の年齢が50歳を超えると、現役としてやれることを考えるようになるんですよ」とは知人のAさんの言葉。

 先日の中学校のクラス会では先生から「五十にして天命を知る」という言葉を贈られたところでもあり、節目の時間について考えるようになりました。

 Aさんは一応60歳までを現役時代と考えているとのことでしたが、「十年というのは、一年52週×10年=520週しかないんですよ。520個のマスなんてA4の紙一枚に収まるくらいの量ですよ」と教えてくれました。

「週単位で短気、中期、長期の目標を立てて計画的に物事を進めて行かないと、いよいよ時間が進むのが早くなりますからね」とも。

 日単位だとあまりに細かすぎて進捗具合が分かりにくいのですが、週単位となるとだいぶ分かりやすくなります。

 テーマを決めて論文を書くとか、本を著す、携わっている仕事をまとめるなど、節目節目を大切にして確実に階段を上って行くような意識が必要なのでしょうか。

 来年ではなく今年、明日ではなく今を大事に考えなければ残りの時間という資源は浪費されるばかりになりそうです。

 紙に520個のマスを描いて、一週ごとに埋めてみましょうか。

 なんだか却って焦りが出て落ち着かなくなりそうですがね。 
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【番外編】韓国の船舶流通トラブルの影響は

2009-01-04 16:23:21 | Weblog
 隣国韓国の船舶流通が大変なことになっています。

    ※    ※ 【以下引用】 ※    ※

(ソウル=聯合ニュース)イ・ユル記者=海外船員らが泰安(テアン)油流出事故と関連して、韓国裁判所が ホベイスピリット号 ウイ船長と航海士を拘束したことに抗議して,韓国行航海を拒否することにしたとファイナンシャル タイムズ (FT)が29日全世界主要海運団体の広報を引用して報道した。

 大田(テジョン)地方裁判所は去る10日開かれた泰安近海油流出事故関連控訴審で1審で、無罪を宣告されたホベイスピリット号船長チャウルラシと航海士ふるい(受ける)乗った種に対して各々禁固1年6月と8月を宣告して法廷拘束した。

 ホベイスピリット号は昨年12月7日泰安(テアン)近海に停泊していて三星重工業の 海上クレーン浮選と あたりながら,1万2千547kl(1千900M/T)の原油を海上に流出させて,韓国史上最悪の海洋汚染事故を起こした。

 ボイコットが広がるならばほとんどすべてのエネルギー需要を船舶によって供給される原油とガスと石炭に 依存する韓国に深刻な問題を招くようになると新聞は話した。

 主要海運団体らがボイコットに加担することにした理由は多くの沿岸国家が海上事故にともなう汚染などを自国企業や政府当局者らののせいで見るよりは外国船員らのせいにしているためだと新聞は説明した。

 世界運送労働者連合(International Transport Workers' Federation)は二人の船員に対する判決が "理解できなく悪意的"という反応を見せたし,インド労働組合らは韓国産物品に対して不買運動をして, 船員らが韓国停泊を拒否することに決議した。

 国際的な船主組織人インターマネジャーは韓国で運航を拒否する船員らを邪魔しないと宣言した。 液体運搬船主らの集いのイントテンコも同じ立場を取った。
(韓国語)
http://media.daum.net/economic/others/view.html?cateid=1041&newsid=20081229081324848&p=yonhap

    ※    ※ 【引用おわり】 ※    ※

 改めて要約すると、一昨年の12月7日に、香港船籍のタンカー、ホベイスピリット(原文ではHebei Spirit)号が泰安(テアン)近海に停泊していたときに、タグボートで引っ張られていた韓国の三星重工業の会場クレーン船のワイヤーが切れてHebei Spirit号に衝突し、韓国史上最大の重油流出事故が起きました。

 この事故に対する裁判で、韓国一審はHebei Spirit号の船長と船員に対して無罪判決を下したものの、控訴審ではその判決が覆り、船長と航海士に対して禁固刑を含む有罪判決が下されたのでした。

 その理由として判決では、動力のあるタンカーの側に回避義務がありそれを怠った、としています。

 しかし、停泊中のタンカーが動き出すためには始動のために一時間ほどかかるという実態を無視していることや、そもそも本来通るべきではない航路を通ったクレーン船の操作側の過失を無視している点などから、「事故の責任を船乗りに負わせる不当な判決である」として、世界運送労働者連合(International Transport Workers' Federation)は韓国への停泊をボイコット、さらには船主組合もこれに同調し、釜山港に会場の荷物が届かないという事態になっています。

 さらには船長と航海士の出身であるインド国内でも韓国に対する反感が高まり製品の不買運動にまで発展し、事件はさらに拡大しています。

    ※    ※    ※    ※

 このことが大変なのは、韓国国内への船舶流通が滞っているのはもちろんですが、釜山は曲がりなりにも東アジアのハブ港であり、海外からの船荷を一度ここで降ろしてそれから日本を含む各港行きの荷物をまとめて送り出す機能を持っているため、ここが麻痺すると日本への流通も滞ってしまうからです。

 止まっているタンカーにクレーン船がぶつかった事故で、泊まっている方に責任があるというのはなんとも考えられない判決で、各方面から非難の輪が拡大しています。

 日本ではこうした出来事がスルーされていて報じられていませんが、やがて日本の流通にも影響が出かねない状況です。韓国も大丈夫? 
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