北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

スカッと爽やかにまいりましょう

2006-09-27 23:58:12 | Weblog
 今日は前線が北上して、札幌も午後から雨模様。北海道の東部はかなり強い雨が降ったようで、この時期の災害は勘弁して欲しいものです。

 今日は久しぶりの大変な午前様なので書き込みができず、一日遅れで書いております。
 
【スカッと爽やか】
 我が職場である北海道開発局では、国道の整備や管理を行っているのですが、それらの一環としていかに道路利用者に利便を提供出来るか、ということを常に考えています。

 道路利用者が車を運転しながら、あるいは休憩をしているときに周辺の様々な情報を提供するというのもそんな活動の一つです。

 特に道路が事故や災害で通行止めになったりしているような情報は、素早く道路利用者に伝えることで無用な混乱や時間のロスを避けることが出来るでしょう。

 情報提供の手段は様々ですが、少しでも多くの情報提供手段を持つことができればそれだけ受け手の側も情報を得やすくなるのは当然です。

 そんなわけで、様々な媒体との連携を模索している我々なのですが、今回はなんと休憩の友とも言える自動販売機との連携を果たすことが出来ました。

 お相手は「スカッと爽やか!」でお馴染みのコ○・コーラボトリング(株)さんです。

 連携する中身は、小樽やニセコなどのある後志(しりべし)地域の道の駅に設置してある○カ・コーラ社の自動販売機です。

 この会社の自動販売機には機械の上部に電光掲示板を設置してあるものがあって、ここに普段は自社の宣伝文句が流れているのですが、ひとたび災害や事故があってそれが道路管理者に伝わってきたときにはその情報が電光掲示板に流されるという仕掛けなのです。

 私も知らなかったのですが、コ○・コーラ社ではCSRと呼ばれる企業の社会責任を果たすことに熱心で、様々な社会貢献の取り組みを行っています。

 中でも面白いのは自治体との「災害時における救援物資提供に関する協定」というもので、これは災害時に行政からの要請に応じて在庫の飲料水を提供してもらったり、『災害対応型自動販売機』を設置して、災害状況や避難情報を提供したり、遠隔操作で製品を無料提供する機能ももたせたりしているものです。

 いただいた広報誌には「社員の行動基準」という項目がありました。

 ・私たちは、常に「さわやかさと潤い」を届けます。
 ・私たちは、生活者やパートナーとのコミュニケーションを大切にします。
 ・私たちは、一人ひとりが爽やかな存在になります。
 ・私たちは、時代の変化に適応し変革を起こし続けます。
 ・私たちは、「環境に、地域に優しい」企業活動を実践します。
 ・私たちは、良き「企業市民」として社会に貢献します。

 …という六項目が掲げられていますが、私が唸ったのは三番目の「一人ひとりが爽やかな存在になります」というものと、最後の「良き『企業市民』として社会に貢献します」という下りです。

 社員たる者、一人一人が爽やかな存在になるのだ!という存在の有り様に対する明確なメッセージがしっかりと書かれています。

 書いたからといって全員がそうなるとは限らないはずですが、この会社から給料をもらう限りはこの社風を是としてそれに近づこうとすべきであるという強い意志が感じられます。

 そして、良き「企業市民」として社会に貢献します、ということは、企業人でありながら、市民としても地域の社会にしっかりと貢献するという意思表明です。

 お役所といわれる多くの公務員の社会で各人の有り様に対するこのような明確なメッセージを発しているところがあるのでしょうか。

 当然のことなので書いていないということもあるかもしれませんが、「どうあるべきではない」という否定形から入るのではなく、「このようにあれ」という表現はメッセージ性を強く感じますね。

    *   *   *   * 

 さて、そんな面白いコ○社ですが、知人から「その会社の方と飲むけど来ませんか?」というお誘いがありました。私も「自販機で情報提供をしようということに取り組む企業人とは、一体どんな人なのか」と思って、飲み会に参加させてもらいました。

 こちらの7名に対して先方からは3名の方が参加してくださいましたが、なるほど爽やかな皆さんで、気持ちも熱い!なるほど、これは負けてはいられません。

 こうなればこちらもこの熱さを迎え撃つための最終兵器として「伝説のスーパー(ギター)プレイヤー」と呼ばれる同席したH君を投入して圧倒する作戦を展開し、移動したカントリー系居酒屋での演奏三昧。

 お店で演奏していたグループを交えての、夢のようなコラボレーションのひとときを過ごすことが出来たのです。

 あまりに楽しみすぎて、タクシー乗り合わせで帰り家に着いたのは既に2時過ぎという久しぶりのスーパー午前様となってしまいました。

 これほど時を忘れるほど熱くなれる会も久しぶりで本当に楽しかったのです。

 企業人との心のネットワークも良いものです。定例の飲み会がまた一つ増えたようです。

  
コメント
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