北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

札幌都心部シャワー通りの再生

2006-09-02 23:59:00 | Weblog
 季節は秋を思わせる快晴。陽が当たるとじりじりと暑いのですが、風はもう秋風かな。

【シャワー通りのリニューアルオープン】
 今日の日中は親戚の家に遊びに行ったりして過ごしていたのですが、夕方に札幌都心部、まちなかのシャワー通りのリニューアル・オープンイベントを見てきました。

 シャワー通りというのは、札幌市民ならば大抵は知っている、北一条西三丁目のど真ん中で、パルコと大丸藤井セントラルの裏手にある中小路の名称です。

 裏の小路といいながらも、ファッションビルの反対側にはお店が並んでいるわけで、シャワー通り商店街などというものも存在しているのだそうですよ。

 さてこのシャワー通りがリニューアルをした、ということなのですが、それはそれまで車が対面交通できた道路幅を3.5mに狭めて、その分歩道を広げたという工事をしていたのが完成したということです。

 こんな裏小路と言えども、お店があるということは商品を運ばなくてはならないわけで、当然車が近づけなくては商店がなり立ちません。しかしそのために車道中心の通りになってしまうことで、歩行者にとっては魅力のない通りになっていたのです。

 特に最近は札幌駅が再開発をしたことで買い物客にとっての魅力が大幅に向上して、買い物客の足が大通りから札幌駅周辺へと流れているというのです。

 そこで市役所と地元の皆さん達が協力して魅力溢れる通りの再生へと力を結集したのがこのシャワー通りです。

 車道を一方通行の一車線にしたことで車にとっては不便な通りになりました。おまけに道の線形もまっすぐではなくゆらゆらと左右に振れていて、歩くのには新鮮ですが、車は通りづらいことでしょう。

 おまけに商品をお店に搬入しなくてはならないというのが自動車にとっては重大な使命のはず。このシャワー通りの工夫は、その商品搬入の荷さばきを、歩行者の少ない夜間と午前中に限定して、歩行者の多くなるお昼から夜までは車が入らないというシステムで運用をしようというのです。

 歩道は普段は車道ぎりぎりに車止めの金属柱が立っているのですが、荷さばきのために車が入れる時間帯は、歩道の中程に金属柱を移して、車道から歩道に乗り上がる形で駐車をさせるよう工夫がされているのです。

 これなどはまさにこの通りの商店街の皆さんの協力無くしては決してできることではありません。これがきっかけとなって、あらためて「こんな通りがあったんだ」ということに気づいて欲しいものですし、地元のお店を見てあげて欲しいものです。

    ※    ※    ※    ※

 そして今日の夕方は、この記念イベントとして、13時から20時までの時間をこの通りでの路上ライブ企画があって、それなりのバンドやユニットが通るお客さんを楽しませてくれるというのです。

 さらにこのイベントに、職場の後輩であるH君率いるバンドが登場するというので、応援かたがたこの通りを見に行ってきたものです。

 会場で配られていたパンフレットには、彼のバンドが「ブルース、ブルーグラス、JAZZ(なぜだかこれだけアルファベット)、ロックからスーパーマリオ(これは音楽ジャンルなのか?)まで幅広いジャンルの音楽をこなす色物バンド」などと紹介されていました。

 しかしH君のバンドのすごいところは、「色物バンドと紹介されたからには色物らしい風情を出して演奏する」という、紹介を逆手に取って客を楽しませてしまうという高度な技を平気で使うことができることです。

 今日も、ほとんど既存の曲のパクリと思わせて、実はこの日のための書き下ろしの新曲(といわれるもの)などを披露し、会場からやんやの喝采を受けていました。

 一人一人の技術に余裕があるので、ちょっとくらいの失敗は「笑いを取るためのわざとなの?」と思わせてしまう技も同然で、観客の多くはその作戦にまんまと引っかかっていたようです。

 北一条界隈では今日と明日で、シャワー通りだけではなく駅前通を歩行者天国にしての大道芸パフォーマンスも展開されいて、賑やかです。

 大通公園では特産品フェアもやられていて、こちらも大盛況の様子。行楽の秋の始まりを告げる、大通り地区でのイベントでした。駅前との切磋琢磨で、客足を取り戻して欲しいものですね。

 しかしどうして「シャワー通り」というのでしょうか?誰か教えて!
コメント
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