北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

種まきの時期

2006-09-25 23:28:24 | Weblog
 一日中透き通るような、雲一つない青空の一日。遠くの山並みまでよく見えました。
 
【種まきの時期】
 注目の高校生ドラフトで、駒大苫小牧の田中投手への交渉権は楽天が手に入れました。

 道内の反応は「楽天?うーん…残念」という人が多く、やはりもう少しメジャーな球団で活躍する姿を見たいと思っているのでしょう。

 私も「田中君は楽天だったらがっかりしたり、もしかしたら行かないということがあるのかな」と思ったのですが、その後のインタビューでは「チームがどこであっても自分がやる野球は変わらない」「球団が出来て何年も経っていないチーム。そのなかで歴史を刻んで行けたらいいと思う」と極めて前向きな答えが飛び出しました。

 気持ちはもうすっかりこの道でプロとして生きるんだ、という決意がみなぎっていました。立派なものです。

 楽天ならば、日ハムと同じパリーグなので札幌ドームでの対戦試合もありますから、いつか故郷に錦を飾ってくれることでしょう。

 そのほかにも全国から有望な若者がそれぞれの運命に導かれて各球団との出会いを果たしました。いま種が蒔かれた彼らの、数年後の活躍に期待しましょう。


    *   *   *   * 

 一方で自民党は安倍総裁の下で党三役も決まり、新しい顔ぶれによる党運営へのスタートを切りました。党三役はぐっと若返った印象で、同じ日に行われた民主党の方が旧態依然としているように見えてしまいます。

 こうしてみると、華やかな第一線で活躍出来る時間の短さを感じます。

 社会では、長年に亘って経験を積み人脈を形成し、信頼を受け、そしてときには時代の後押しによってようやく活躍の場を与えられるのです。

 しかしそれもあくまでも手段なのであって、ようやくそこから何事かをなす資格を与えられ、自分の信念を果たすことができるのです。

 一方、ずいぶん長く第一線で活躍していたように思う人でも案外在任期間は短くて、武部幹事長も在任期間は二年ということです。与えられている時間は案外短いものです。

 しかし人には与えられた運命や分限、役回りのようなものがあって、種を蒔く人、肥料を播いて草取りをする人、そして収穫をする人はそれぞれが違う人になることもあるでしょう。

 しかし誰かが種を蒔かなくては収穫は出来ず、誰かが蒔いた種はしっかりと育て、収穫の時期には種を蒔いてくれた人に感謝をするという時代のバトンリレーもあるのです。

 後々のことを見据えて、自分は今何をすべきかを真面目に考えたいものです。

 さて自分はどんな種を播いておきましょうか。
コメント
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