北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

「日本のまつり」を観る

2006-09-09 23:41:55 | Weblog
 日中曇りがちな一日。天気は下り坂かな。

【日本のまつり】
 知人から「こういうイベントがあるのですが行きませんか」と言われてもらったのが「日本のまつり」というイベントの入場券でした。

 巷ではあまり宣伝されている風でもありませんでしたが、札幌ドームへ日本中の祭りが集まって、日本の伝統芸能が一同に見られるということなので、妻と二人で出かける事にしました。

 開園が午後一時からというでしたが、私たちが乗った昼過ぎの地下鉄は満員で、それがみんなドームへと向かうので、「これは結構大きなイベントなんだな」と改めて驚きました。

 会場に入ってみると、正面には横50m×高さ30mという世界一の巨大スクリーンが張られていて、開会式の真っ最中でした。

 開会式の様子を聞いていると、このイベントは札幌商工会議所創立百周年記念事業でもあり、第六回地域伝統芸能による豊かなまちづくり大会さっぽろも兼ねているとのことでした。
 
 中身は三部構成で、まずは北海道のまつりとして江差追分に始まり、おたる潮まつり、富良野市の北海へそ踊り、深川しゃんしゃん傘踊り…と続いて行きます。

 なるほど北海道にも、移住者が持ち込んできたりこの地で暮らして行くんだという気概を祭りにこめた様々なまつりの形があるのだな、と改めて思いました。

 第二部は海外のまつりで、今回は北京市から中国獅子舞と韓国の釜山市から韓国サムルノリとプンムルペという芸能が披露されました。

 第三部では日本中のまつりとして全国各地からの踊り手が順番に登場し、まずは、岩手県からは奥州市の日高火防祭(ひだかひぶせまつり)と盛岡市から盛岡さんさ祭から始まりました。

 その後も各地の代表的な祭がドームの広い会場とスクリーンで展開して行きました。

 秋田の竿燈(かんとう)まつりは、50個以上もの本当のローソクに火をつけた提灯がぶら下がった竿燈が目を引きます。最初はそれほど大きくないのだな、と思っていたところ、これを持ち上げながら竿をどんどん足していって、次第にどんどん高くなって行くのでした。

 おまけにそれが柔らかくしのって、互いにぶつかりそうになりながら、担ぎ手が交替してゆきます。ある人は掌で持ち上げ、ある人はおでこで支え、腰に乗っけてひょうきんな姿で歩を進める人もありと見ていて美しく楽しいものでした。

 青森市のねぶたにはその緻密さにおどろきましたが、五所川原市の立佞武多(たちねぶた)の高さ22mというすごさにまた圧倒されました。
 イベントのフィナーレはもちろんよさこいソーランでしたが、数多くのチームが出て、代表的な舞を披露する姿はなかなかの壮観でした。

 日本には地域ごとのいろいろな祭があるものです。

 神様は大事にいたしましょう。
 

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする