北の心の開拓記  [小松正明ブログ]

 日々の暮らしの中には、きらりと輝く希望の物語があるはず。生涯学習的生き方の実践のつもりです。

夕張視察をご案内

2006-09-15 23:22:20 | Weblog
 朝から、東京からの視察ご一行様のご案内。夕張とその近辺の現場を見たいという事で、高速道路とシューパロダムをご案内しました。

 私も夕張の現場は初めてで、勉強になりました。

【夕張出張】
 東京組のご一行様は新千歳空港から自動車で夕張へ入るという事で、我々案内者一行3名は一足先に待ち合わせ場所の夕張物産館へ到着。

 ここの物産館も約1年ぶりかな。久しぶりです。

 中をいろいろと見て歩いていると、メロンゼリーが売られていました。一個百円で、ビニールに入ったものは三個で350円です。

 お店のお姉さんに「普通は包んでも三個で300円じゃないの?」と訊くと、「だって、ビニール代と手間がかかるでしょ。それだったらバラで三個買うほうがお得でしょ?」

 なんだか分かったような、よく分からないような理屈に思えましたが、まあ一個食べてみて美味しかったので、家へのお土産に三個を買い求めました。

 店の外に店長さんと呼ばれている若い男性がいたので、「このメロンゼリーは安いですね」と話しかけてみました。私は人に話しかけるのが好きなのです。

「お安いでしょう?これは9個で3千円のパックをバラにして売っているものですから、高いのと味は同じなんですよ」
「9個で3千円と同じ!それはすごい」

「50個で5千円というパックもありますよ。実は贈答用に作ったものが当てがはずれて訳ありで流れてきたものなんですよ。でもしっかり夕張メロンの果汁が入っていますから、美味しさは保証しますよ」
「さすがに50個は変えないけれど、そのあたりのことをもっと説明すると、百円くらいなら観光客はみんな買うような気がしますけどねえ」

 ちなみに、バラで売っているところには写真のようなコメントがつけられていました。私自身、ちょっと涙を誘うような宣伝文句にほだされて買ってしまったところもあるのですが、もう少し上手な売り方もありそうです。

 相談に乗れなかったのはちょっと残念でした。

    *   *   *   * 

 さて東京からのご一行様は予定より20分遅れで到着。現在夕張ICまで開通している高速道路は、帯広近くの十勝清水ICとの間を両側から整備し、早期の開通を目指しています。

 平成19年度には十勝清水とトマムICの間が開通する予定となっていて、そうすると冬期は非常に厳しい日勝峠の冬期交通が格段に改善される事でしょう。安全な工事に努めながら、早期開通をお願いしたいところです。

 ちなみに私の父はこの現場のすぐ近くに生家があったのです。車窓から眺めるとどうもその家が無くなっている様子。
 一度確認に来ないと行けませんね。

    *   *   *   * 

 道路の次は農業と治水の共同ダムであるシューパロダムへと向かいます。ここには既に大夕張ダムという昭和37年に作られたダムがあるのですが、現在はこのダムのすぐ下流に、新しいダムを建設すべく第一期工事が進められています。

 現在のダムは堤体の高さが67.5mなのに対して新しいダムの高さは110.6mと高さが40mも高くなり、総貯水量も現在の約8万7千立方メートルから42万7千立方メートルと、約5倍もの貯水量になり規模が大幅に拡大するのです。

 これで洪水調節や農業用水の確保、水道水の確保などの多目的な水需要に応えるべく計画されています。

 今は湛水量が少ないのですが、新ダムが完成して水が貯められるとさぞ壮観な事でしょう。夕張の新しい観光資源にならないものでしょうかね。

 道すがら見える夕張市内の家並みはどこか寂しそうでしたが、ちょうど地域のお祭りの行列に出くわしました。

 なんとなく縁起の良さを感じましたよ。夕張がんばれ! 

 さて、明日から明後日にかけては道北の天塩中川町へキャンプに行ってきます。現地のナポートパークの十周年記念事業体験モニターキャンプの応援です。

 勝手にどこかの町を応援するならば、私は中川町を応援することにしようかと思っています。
 町の友達に会ってきますよ。





  
コメント (2)
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