ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

「龍馬プロジェクト」の若手地方議員に期待する

2012-07-07 09:14:09 | 時事
 「龍馬プロジェクト」という団体がある。若手の地方議員が作っているグループで、会長は神谷宗幣氏という大阪府吹田市の市議会議員。会員は全国に120名以上いるらしい。
 私は以前ざっとサイトを見たことはあったが、6月20日埼玉大学名誉教授の長谷川三千子氏が、産経新聞「正論」で紹介しているのを読み、関心を新たにした。
 
 長谷川氏は、次のように紹介している。
 「彼らのかかげる政策原理『国是十則』は、とりたてて新奇なものではない。天皇と皇室を敬ひ世界最古の皇統を守り続けること。日本の歴史・伝統・文化を重んじた新しい憲法を制定すること。先人が紡いだ歴史に感謝し、個人の独立自尊の精神を育む国民教育を行ふこと。国の主権と国民の生命財産を守る、しつかりとした国防の体制をつくり上げること。国民が仕事と希望をつかめる、『公益経済』の仕組みを確立すること、等々、どれを取つてもごく普通の真つ当な政策ばかりである。しかし、これら平凡普通の政策主張の背後には、いつたい今の日本の何が問題で、何を変へなければならないのか、といふことについての鋭い直観がひそんでゐる。それは、今の日本人たちは自らの根を見失つてをり、それが「内からの崩壊」をまねいてゐる、といふ直観である。そして、われわれが維新に学ぶべきことの核心は、まさにそこにあるのである」
 「3年間かけて全国を行脚して、同志を集めたといふ龍馬プロジェクトには、その課題の自覚と同時に、それを実現するねばり強さがそなはつてゐるやうに見受けられる。かうした若者たちがやがては本当の日本再生への道を築いていつてくれることを願ふばかりである」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120620/lcl12062003150000-n1.htm

 「龍馬プロジェクト」の会員だという東京都豊島区議会議員の細川正博氏に尋ねてみたところ、龍馬プロジェクトと日本会議地方議員連盟には直接の繋がりはないが、両方に所属している議員は結構いるという。細川氏は「若い力で地方から日本をよくするうねりを創ります!」と言っている。
 細川氏は同会関東ブロック長を務める自民党所属の保守系政治家。姓は同じだが、私の親族ではない。
http://www.hosokawamasahiro.jp/

 「龍馬プロジェクト」について、詳しいことはまだよくわからないが、理念や方向性はよいと私は思う。最近製作された「龍馬プロジェクト」のPVでは、会員の地方政治家たちが靖国神社に参集し、日本再建のために結束する姿が描かれている。「大阪維新の会」「減税日本」等にはない志が伝わってくる。
http://amba.to/N9Ownh
 私は、「日本の良識は地方にあり」「地方から国政を立て直す運動が必要だ」と主張してきた。「龍馬プロジェクト」に集う若い政治家の活動に注目したいと思う。サイトから主な部分を転載して、ご紹介する。

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●龍馬プロジェクトのサイトより

http://www.ryouma-project.com/index.php?itemid=8&catid=1

■龍馬プロジェクトのビジョンと国是十則

 今の日本の実情と問題~国民の不安と根本的問題

◆国民の不安

 日本には色々と問題があるけど、まだ捨てたものではないはず。しかし、今のまま進めば、日本人は とんでもない感覚を持った国民に 落ちぶれていくことになり、結果、国の経済力が衰え、みんなの生活 が苦しくなる。しかし、今の大きな流れは個人の 力ではどうしようもない。何が根本原因なのかわからない。誰か何とかしてほしい。

◆龍馬プロジェクトの想い

 日本国は、世界最古の国として、歴史と伝統・文化を重んじ、自然を敬い、天皇を国の中心に置くことによって、「和」をもって国民が一体の国であり続ける事ができた。そこに我が国の誇りがある。我々は、その長い歴史の中で世界の国々から様々な宗教や哲学を取り入れ、独立自尊の精神を尊び、公徳心と利他心を持ち、敬神崇祖の心を大切にし、国を護持・発展させてきた。
 これからもその精神や道徳、文化の価値を見失うことなく、「道義国家」として国際社会の中で誇りある役割を果たし、世界の平和と人類の幸福が実現される「共生文明」の創造に寄与していきたいと願う。

◆3つの根本的問題

 社会の制度疲労と経済の不況
 独立自尊の精神と倫理・道徳の喪失
 近代史の未総括と拝金主義の蔓延

◆解決策~国是十則

①皇室―元首である天皇と、祭祀を司る皇室を敬い、世界最古の皇統を守り続ける。
②憲法―日本の歴史・伝統・文化を重んじた新しい憲法を制定する。
③教育―先人が紡いだ歴史に感謝し、個人の独立自尊の精神を育む国民教育を行う。
④国防―国家戦略府・国防軍・情報局を創設し、国の主権と国民の生命・財産を守る。
⑤資源―原子力発電の軟着陸と食の安全保障を実現する。
⑥政治―政党を近代化し、憲政の常道を守り、民意を受けた強い政治家を輩出する仕組みをつくる。
⑦経済―国民が仕事と希望を掴める公益経済の仕組みを確立する。
⑧国土― 自然への畏敬の念を持ちつつ、国土を強靭化し、地方を活性化する。
⑨安心― 努力したものが報われる公正な社会保障制度を確立する。
⑩暮らし― 子の誕生を喜び、長寿を楽しめる、感謝と絆でつながる社会をつくる。

◆国是十則に基づく政策の実施 ⇒ 結果~希望があふれる国へ

 社会全体に仕事と希望があふれ、死生観をもち頑張る者が報われる社会。
そこに住む子供は夢に目を輝かせて、大人は倫理観に基づく秩序を保ち、大人としての自信と誇りにあふれ 、子供たちから尊敬されている。
 すべての人は家族や地域との「絆」に 幸せを感じ、口々に「この国に生まれてよかった」と感謝できる国。
 世界の人々から世界への貢献を認められ、日本のような国を作りたいと憧れられる国。

●神谷宗幣会長のサイト
http://www.kamiyasohei.jp/index.php
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