ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

安倍晋三代議士との懇話

2012-04-12 10:20:04 | 時事
  昨11日は、安倍晋三代議士との懇話に参加させていただいた。場所は衆議院第1議員会館。他に参加した10名ほどの方々は、多士済々の面々とお見受けした。
 懇話は、窓から国会議事堂と東京スカイツリーが見える部屋で行われた。切り出しを頼まれたので、私は持参した自民党の衆院選政権公約原案をもとに、憲法改正に関することを質問し、安倍氏の見解を聴くことができた。元首、自衛軍、集団的自衛権等、自民党内では相当詰めた議論がされているようだ。
 他に参加者から教科書問題、スーパーコンピュータやネット関連の国家予算措置、メタンハイドレートの試掘場所、アメリカとのシェ―ルガス交渉、拉致問題、ハヤブサ成功を受けた宇宙開発等、幅広い質問や要望が出された。安倍氏はどの質問や要望にも即座に明快に答え、間然する所がなかった。

 懇話後、12階の事務所に案内された。安倍氏より、小林よしのり氏との対談が載った書籍『希望の国・日本』を頂いた。安倍氏は、執務室で一人一人にサインをしてくれた。そこに安倍夫人が入室。愛知県岡崎から来たという女子中学生を招き入れ、窓下に首相官邸が見える、と説明していた。夫妻ともに、きめ細やかな気配りをし、人を大切にする人柄であることが自ずと伝わってくる一場面だった。

 指導者には、人を指導し、集団を統率する能力がなければならない。指導力を生み出す要素は、知力、体力、胆力、そして仁愛である。安倍氏は体力に弱点を抱えていたが、現在健康状態は良好なようで、意欲に満ち、活力に溢れている。私は、懇話での安倍氏の話を聴き、それまで演説や著書から私が受けていた印象以上に、安倍氏は物の見方が根本的かつ長期的、発想が戦略的かつ現実的であり、また類まれな記憶力と明確な判断力を持つ人物だと思った。あと必要なのは、次代を拓く若いブレーンではないか。
 保守を自認する人々の間では、安倍氏にもう一度首相をやってもらいたいと待望する人が多い。私もその一人である。わが国は、かつてない国難にある。この国難を突破すべく、安倍氏にはぜひその天性の能力を、日本のために再度発揮してほしいと思う。