ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

日本人の精神と絆~下村博文氏

2012-03-28 08:53:13 | 日本精神
 私が活動に注目している政治家の一人に、衆議院議員・下村博文氏がいる。下村氏が最近フェイスブックに書いたコメントが、痛く心に響く。こちらでも紹介する。

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●下村博文衆議院議員のFBより(平成24年3月26日)

 ある新聞記事が心に残っていて、最近講演の時使う言葉がある。

 それはワシントン・ポストの元東京特派員ポール・ブルースティン氏の言葉だ。「被災した高齢者が『ボランティアの人からおにぎりなどをもらって感謝しているが、私は与えられるよりも社会に貢献したい』と話したことだ。私はこれが日本精神だと思った。」

 この高齢者も立派だが、それを日本精神だと看破したブルースティン氏もすばらしい。しかしそのブルースティン氏が1年経って「昨年の悲劇は日本を停滞から目覚めさせるのに失敗した。」という記事を寄稿している。

 震災直後は、国全体が団結するはずだと楽観的だったが、震災前と​同じく政治は争いを続け、人々が放射能問題に過度に反応している​ことに気が滅入ったことをきっかけにして、こうした記事を書いた​という。

 またシャネル日本法人社長のリシャール・コラス氏は、がれきの受​け入れ拒否や福島県から避難した児童へのいじめについて「日本人に助け合いの気持ちがなくなっている。さみしい​ことです。」と指摘している。

 東北の被災者の人達は、「絆」を見せてくれたが、日本全体の「絆​」は色あせてしまったようで悲しい。

 日本精神がもう一度、一人ひとりの心や地域に戻ってくるような国​を創っていきたい。
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