ほそかわ・かずひこの BLOG

<オピニオン・サイト>を主催している、細川一彦です。
この日本をどのように立て直すか、ともに考えて参りましょう。

東日本大震災から一年1

2012-03-11 08:41:00 | 時事
 東日本大震災から1年を迎えた。大震災は死者15,854人、行方不明者3,155(平成24年3月10日現在)という多大な犠牲者をもたらした。今も避難所生活を送っている人が34万人以上いる。日本経済への影響も甚大であり、まさに戦後最大の惨事にして、わが国が直面する国難である。国難とは、一国の危機、国全体の危機をいう。
 復興は徐々に進みつつあるが、道は遠い。課題は多く、放射能汚染の影響が出てくるのはこれからである。大震災に加えて、タイの大洪水で被害をこうむった。ギリシャの財政危機、ユーロの信用不安が深刻化し、このままいけば日本にも大波が来る。
 大震災による国難に、こうした自然災害・国際情勢が加わって、日本の危機は深まっている。この危機において日本人が精神的に復興すれば、日本は立ち直る。逆に精神的に低迷すれば、天災人災の中で日本は自壊・滅亡する。日本はそのぎりぎりの地点にある。こうした時、日本人が見出すべきもの、それは日本の国柄であり、その国柄に表れた日本人の精神である。
 大震災の発生後、私は、わが国の緊急課題を4点挙げた。すなわち、①東北の地域復興~東北を建て直し、東北から日本をよみがえらせる、②デフレ脱却で経済成長~日本の富を生かし、積極財政を断行、③高度防災国家の実現~迫り来る巨大地震に耐え、繁栄し得る日本を創る、④エネルギーの転換~太陽光中心に自然エネルギー活用、である。具体的には、マイサイトに掲示している。
 これらの課題は、私が以前から掲げている憲法の改正、国防の充実、家族の復権、道徳の回復、文明の転換等の基本課題と密接不可分のものである。基本課題は、大震災からの復興のための緊急課題を集中的に実行する中で、並行して推進し得る。特に最大の課題は、日本の精神的復興である。本日私は改めてそのことを呼びかけたい。日本人が日本精神を取り戻すならば、他の課題は同時的かつ相関的に実現できる。
 日本を信じ、日本復興のために、ともに元気を発揮しよう。

関連掲示
・拙稿「日本再建をめざして~実行すべき課題」
http://homepage2.nifty.com/khosokawa/opinionaa.htm
・拙稿「東日本大震災からの日本復興構想」
http://homepage2.nifty.com/khosokawa/opinion13l.htm