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○漫画・・ 「コドク・エクスペリメント」.. (2)

Photo_5  ○コドク・エクスペリメント…(2)
 「宇宙最強生物を作り出すため、惑星デロンガで行われたコドク実験。しかし実験は星の地殻変動の激化によって失敗に終わり、指揮官バグレスはキャノン伍長等を星に置き去りにしてしまう。20年後、デロンガの崩壊調査にやって来た調査船は未確認生物を発見収容するが、それがコドク実験によって最後に生き残った生物体であることが判明。宇宙軍の将軍となったバグレスはその報告を受け、イニシャルと呼ばれる宇宙軍兵に回収を命じるが?」…
 幻冬舎コミックス漫画文庫版の「コドク・エクスペリメント」第2巻、裏表紙に記された、内容あらすじ説明文の、まんまパクリ載せ、です。そのまんま文章を書き写しました。このSF宇宙活劇漫画、全3巻の内、2巻までのストーリーをおおざっぱに説明すると、この数行の文そのものです。本当に端的にきちんと、2巻までの流れの内容を、短く的確に説明しています、あっぱれな文章です。「コドク・エクスペリメント」の2巻までは、そーいうことです。2冊合わせると540ページくらいになる内容を、わずか数行で説明、表わしたうまい文章です。僕が、ヘタクソな文で、たどたどしく説明して、長々書いていくよりも、ずっとずっと良い。もう、後は、漫画本編を読んでもらうしかない。傑作漫画の紹介としては、まるで芸がありませんが、まあ、そういうものです。

Photo_6  恐怖の宇宙怪物たち各種、未来の戦闘兵士のエキスパート、あらゆる未来の兵器で武装・戦闘改良した超能力的サイボーグ最強指揮官、乗り込み式ロボット装甲戦車、憎悪で生きる最強宇宙生物。これら未来の戦闘モンスターたちが、巨大宇宙船の中をところ狭しと縦横に亘り、三つ巴四つ巴の爆発的戦闘を繰り広げる、SF超ド級ヴァイオレンス破壊アクション巨編。読んだら、面白いですよー。「コドク・エクスペリメント」の『コドク』とは、古い中国の伝説の『蠱毒』のことなのです…。
※(この項、続きます。「コドク・エクスペリメント」…3へと続く。)またかいっ!

Photo ○プロテ星人
 学習院大学の名物校舎が取り壊しになると、TVのニュース番組で伝えていた。俗名、ピラミッド校舎、というらしく、築後40年になりかなり老朽化しているらしい。40年前にはピラミッド型の未来感のある不思議な形の建物で、とても珍しく、当時、東宝系特撮専門の円谷プロが、この建築物に目を付け、調度その当時、円谷プロが制作にあたり大人気TV放映されていた、TBSの「ウルトラセブン」の背景などに使用したのだとか。ドラマの中ではプロテ星人の攻撃に倒れ込むウルトラセブンが、無残に壊してしまう。勿論、特撮映像で。この放送話は、リアルタイムで見ていた子供の頃の記憶では、憶えてないのだが、東京から田舎に戻って来て、1年少し程プータロー(この時代にはまだニートという言葉はなかった)をしていた当時、午前中にやっていた再放送で見て、この回の話をはっきりと憶えている。TVのニュース放送では、このピラミッド校舎で卒業式に出席されている、現皇太子様の若き日の姿が映されていた。まあ、ニュースとしては何てこともないニュースなんだけど。

4094020764  TVのこのニュースのシーンでは、ウルトラセブンと戦うプロテ星人が出ていた。舞台も大学キャンパスである。確か、このお話は、大学研究生が、現れた宇宙人が持つ超技術を手に入れたくて、宇宙人の星へ連れて行ってもらえると、だまされてしまい、宇宙人の地球侵略の片棒を、この研究生が担ぐハメに陥れられる‥、といった話じゃなかったか(?)と思うけど。調度、近くに、特撮ヒロインの女神だった、ひし美ゆり子さん著作の「セブンセブンセブン」があったので、プロテ星人の項を捜した。オリジナル「ウルトラセブン」の中では第29話、「ひとりぼっちの地球人」の巻。書かれているのは文庫本でわずか8行足らず。話の説明は、大学は京南大学となっていて、その大学が教育機関として初めて、科学観測人工衛星の打ち上げに成功、しかし衛星を打ち上げた教授は、地球防衛軍を監視するプロテ星人だった。教授の正体に気づいた助手は、命を引き換えに地球を守ろうと頑張るが‥。というよーな内容だと、ごく簡単に書いてるだけ。この助手が、僕の記憶にある、宇宙人が持つ超技術を欲しがる研究生のことなんでしょうね。

Middle_1122171214  僕の記憶を確かめてはっきりさせたいと、このプロテ星人登場話の真ストーリーを探していたら、「ウルトラセブンはこんな話だった」というサイトに、第29話のけっこう詳しいストーリーの内容が書かれていました。そのサイトの文を読ませてもらうと、僕のいう、研究生というのは、宇宙人が化けた教授の助手なのですが、別に特に宇宙人の超技術を我がものにしようと野心満々‥、というようには書かれていませんでした。くだんの助手は、何も知らずに宇宙人の手伝いを一生懸命行っていたが、プロテ星人にだまされていたと気づき、プロテ星人の開発した電送移動装置で逃げようとする侵略者を、自分の命もろとも葬り去る‥、というようなお話なんですね。何しろ、リアルタイムで見ていた時からは40年経ち、再放送を見たプータロー時からもン十年経っていますからネ。僕の記憶もそれ程確かでもないですね。ウルトラセブンが夜のキャンパスで建物を破壊しながら戦っていた、プロテ星人ですが、その能力に、先作初代「ウルトラマン」の中に出て来る、三面怪人ダダみたいに分身術を使うみたいですね。このあたりのことは僕も記憶になく、すっかり忘れていたようです。あれ?ダダって分身術というよりは、テレポーテーションするんだっけかな?バルタン星人の分身は幻術みたいなものだったし‥。まあ、いいや、遠い昔の記憶だ(はっきりしなくて済みません)。
(※参考サイト ULTRA SEVEN Crazy Fan Book

Photo_7  京南大学というと、加山雄三の代名詞的大ヒット映画シリーズ、「若大将」の舞台ではないですか。「アルプスの若大将」‥だとか。この29話のお話の中で、ソガ隊員の婚約者役の女子大生が登場して、それが北林早苗さんだそうです。ウル警のソガ隊員というと、この間亡くなられた俳優、阿知波信介さんですね。記憶にも新しい、昨年5月の鹿児島県山間部での自殺という悲劇でしたが。最近では阿知波さんは、俳優業というよりは、芸能プロダクション社長が、本業でした。知らなかったんですが、女優の多岐川裕美さんが元妻で、近頃よく「踊るさんま御殿」などに親娘でよく出る若手美女タレント、多岐川華子さんが実娘になるんですね。多岐川華子さんて本当に綺麗ですね。喪主は、再婚の、当時現妻の方だったらしいんですけど。阿知波信介さんが亡くなられた時、アンヌ隊員役だった、ウルトラの盟友の一人、ひし美ゆり子さんがご自分のblogにて、思いを切々と語られていました。あの記事を読ませてもらった時は、ジーンと来て、しんみりした気持ちになったものです。「Kenの漫画読み日記。」、ちなみに、漫画版ウルトラセブンは67年から68年に掛けて、講談社の「ぼくら」と「週刊少年マガジン」に連載されていますが、このプロテ星人登場の巻は、漫画版では扱ってはおりません。

Photo_4  ウルトラセブンというと、TBSと円谷プロの制作ですが、「ウルトラQ」からのウルトラシリーズの実質、制作は特撮映像専門の老舗、円谷プロでしょう。「ウルトラセブン」の頃が、ゴジラからの怪獣ブームを作り上げ、TVではウルトラシリーズが大人気大反響で、円谷プロが一番輝いていた時代でしょう。先頃ニュースで、経営のうまく行かなくなった円谷プロが、身売りしたという報道がありましたが、買い取った新オーナーは、着ぐるみにミニチュア模型にピアノ線というアナログ特撮は時代にそぐわなく、これからの新体制では、CG等をふんだんに使うデジタル特撮で行くのだ、と経営方針の豊富を話していました。海に見立てた大きなプールのそばで、人間が中に入る怪獣ぬいぐるみがミニチュア模型都市を踏み潰し、ピアノ線で吊ったジェット戦闘機模型が攻撃するという、特撮の神様、故・円谷英二監督の開発・発展した夢の映像は、その伝統に幕を下ろす時代になってしまったんですねえ。あれに驚嘆し熱狂して育った世代としては、寂しい限りですねえ。初代ゴジラから数えれば、もう60年近い伝統でしたものねえ。円谷プロを、傘下に収めた企業は、CM映像制作大手のT・Y・O(ティーワイオー)という会社だそうです。

 「ウルトラセブン」については、我がblogでは一度、06年4月に記事でアップしているので、その時、漫画版についても書き込んでいるから、今回の分では、漫画についての説明は書きません。その時も、漫画版「ウルトラセブン」に関しては、講談社版の一峰大二さん、桑田次郎さん作画のものだけしか取り上げてはおりません。僕が、その他の漫画版「ウルトラセブン」の作品を知らないからです。多分、他の漫画家さんの作品もあるんだろうとは思いますが、あの時代、一番メジャーだったのは一峰・桑田両先生の、「ウルトラセブン」だったので、それでよしと僕はします。

◆(2007-12/18)漫画‥ 「コドク・エクスペリメント」..(1)
◆(2008-01/18)漫画・・ 「コドク・エクスペリメント」.. (2)
◆(2008-01/30)漫画・・ 「コドク・エクスペリメント」.. (3)

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