ストレスフリーの資産運用 by 林敬一(債券投資の専門家)

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株式投資について その1

2011年06月17日 | 資産運用 
 投資と言えば株式投資、日本人のジョーシキです。最近でこそ投信や債券がそこに加わってきていても、ほとんどの方のジョーシキにはなっていません。このブログのテーマはストレスフリーの資産運用ですから、ストレスを感じることになる株式投資などもちろん御法度なのですが、債券の専門家が見ると株式投資がどう見えるか、そこだけはちょっと面白いと思いますので、ストレス感じて株をやってみようという方、参考にしてみてください。果たしてどんなことを言い出すか?

 最初のテーマは株式投資に勝ための極意があるかです。

 株式投資で勝つための極意は、「安い時に買って、高い時に売る」です。

でも肝心な「安い時」というのはどうしたら判断できるのでしょうか?
そしてもちろん「高い時」の判断は?

高い時の判断は簡単ですよね。自分が買った価格より高ければ、いつでもOKですから(笑)

 では安い時をどうしたら見つけられるのでしょう。しばらくはこれをテーマにします。

 私の株式に関する関わりをちょっとだけ紹介しておきます。
1973年、昭和48年、会社に入りたてのころ、3年ほど仕事はそっちのけでデートレーダーをやっていました(笑)。

 その年はオイルショックで世界中が大混乱し、株が大暴落しましたので、投資の開始タイミングはパーフェクトでした。3年近くの間毎日のように信用商いで、年収の何倍かを賭けていたので、真剣そのものでした。

果たして結果は?

3年で海外転勤になったので、それを機にすべて整理しましが、収支はほぼトントン。オイルショック後の上昇相場でトントンなので、失格です!

 その後いっさい株式相場には手を出していません。90年から投資銀行に転職したため、インサイダーの規制もありましたが、それ以上に日本経済に楽観的になれなかたのです。

 2000年代の10年は、事業法人で企業買収ばかりしていました。これが実は株式価値を評価する勉強としては、最高の機会を提供してくれました。買った企業は7社程度ですが、TOBをした1社を除き、非上場会社です。つまり価格はゼロから算定する必要があったのです。

 これが私の株に関する経験のすべてです。このブログでは主に債券の専門家が株をどう見るという、他では見られないテーマで、みなさんに新たな視点を提供できたらと思っています。

ではお楽しみに!
コメント (1)
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