5月9日(水)発売の、週刊新潮5月17日号を320円で買って読んでいたら、こんな記事が目に飛び込んできた。
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「クラシック鑑賞」知ったかぶり
「小倉智昭」に大ブーイング
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小倉さんというのは例の声の大きいキャスターですが、わりと有名なわりに、知らない人が結構いる。特にサラリーマンになじみがない。
何故かというと、ウィークデイの日中にバラエティのような番組に露出しているキャスターだからだ。ウィークデイの日中に仕事をしている人にとっては全くなじみがない。
ところが、ここのところ1年前あたりから、フジテレビ土曜日の朝10時からのバラエティもどきの番組に露出をはじめたため、サラリーマンでも眠い朝の時間帯、甲高い声で起こされたりすることになった。それで知った人も多いのではないか。とにかくうるさい。
もっとも民放の番組はテンションの高さを競っているようなうるさい番組が多いので、ボリュームを殺すか、最近はスィッチオフである。
まぁ、テレビのうるささは横において。
平日のバラエティで上記のようなタイトルの餌食になるようなことを言ったらしい。
中身の文の要約としては、
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小倉さんはセレクションCDを3枚も出しているクラシック音楽に一家言ありの人間らしい。という前置きのもと、
ソプラノの独唱とかあるじゃないですか。
3曲とか4曲とか歌ってから拍手するとかってなっているけど、
いいと思ったら1曲ごとに拍手すればいいのよ。
オペラだって良い曲を聴いたらワ~ッと拍手すればいいのよ。
などと、わけのわからないことを言っている。
といった内容のことを音楽評論家のアドバイスとともに、週刊新潮は批判している。
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ま、たわいのないことである。
なんでこんなたわいないことに週刊新潮は目くじら立てて小倉さんを痛めつけているのか逆にわけがわからない。
ただ、なんとなくうるさくてウザイ人だなぁ、といった印象をもつ人が結構いるとは思う。
こんなキーの音響を聴くと、会社の上司の小言みたいに聞こえたりするものね。
週刊新潮、もしかして、やつあたりかも。
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どうでもいいという感じであるが、今週の週刊新潮にはもう一つクローズアップできそうなクラシック音楽関連記事が載っている。
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タイトル
中村紘子さんが挑む5時間
「ベートーヴェン」全曲演奏
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これは6月3日に、上野で演奏されるベートーヴェンのピアノ協奏曲全曲の紹介。
リンクはここです。
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ベートーヴェン作曲
ピアノ協奏曲1,2,3,4,5番
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ピアノ、中村紘子
大友直人 指揮
東京都交響楽団
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個人的にはこのようなイヴェントには反対です。
なぜ、ベートーヴェンのドツキの音楽を5曲もぶっ続けで聴かなければならないのか。
紹介文では、やる方も聴く方も体力がいる。って書いてある。その通りだ。
体力が消耗するということだ。
途中から体力が消耗し始め、そのせいで、もしかして精神的な緊張感も弛み、ピアノもヴァイオリンもウィンドもブラスも弛んでしまうかもしれないではないか。
最初から、悪い方向へ向かう要素が多いイヴェントをあえて聴く意味を感じない。
それにこの指揮者だ。例の何年か前のバイロイト年末放送のゲストででて、全ワーグナーファンと司会者の音楽評論家、及びワグネリアンではないが放送を聴いていた人たちを驚愕させたトーク。あれ以来、私は参拝をやめた。といったのは昭和天皇かもしれないが、心境的にはそれに限りなく近い。
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今日は、日本の雨、でした。
以前書いたイタリア系の雨は以下。
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おわり
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