はからずもローマ歌劇場公演のリアリティを教えてくれた週刊新潮の先週号。
そしたら、主催者の朝日新聞がお返しとばかり、週刊新潮今週号の宣伝広告を載せることを拒否したらしい。
そしたら、待ってましたとばかり、今週号の週刊新潮。この記事。
週刊新潮10月19日号320円、また3ページの特集記事が載った。
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「詐欺オペラ」主催の朝日新聞が
「自分も被害者」だって(笑)
特集
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ということで、記事によると朝日は「我々も騙された。むしろ被害者だ。」と言ったらしい。これが事実なら、学校の学芸会未満の企画しか出来なかった、と自ら認めたことになるのではないか。
なれない企画会社がやったようだが、ソリストのスケジュール把握、ダブルブッキング時のウェイト付け、キャンセルタイミングによる対応方法の事前コンチ、たぶん何もしていなかったのだろうと思う。¥55,000チケットの危機管理が出来ていないばかりか、勝手にキャンセルする場合があります、という謳い文句に自ら100%酔ってしまったのではないか。
この例もそうだが、最近変な値付けの演奏会が多い。ノイマンの項に書いたアバド/ルツェルンもそうだ。ルツェルンの場合キャンセルということはあまり考えられないが、ヤフオクを見ても定価では売れないようだ。あまりにもクレイジーな価格である。小金持ちでも躊躇する価格であり、このローマともどもあの金額なら二晩遊べると思う人のほうが多いのではないか。
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ただ、今週号の週刊新潮は反論の反論の切れ味が良くなく、間延びした3ページとなっているのも否めない事実。先週号程の面白さはない。