河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

1730-  ベスト&ワースト・パフォーマンス2014

2014-12-31 01:30:00 | コンサート・オペラ

2014年は、オペラとコンサートあわせて146回通いました。
自分なりのベスト・パフォーマンス、ワースト・パフォーマンスを選んでみました。
同じもの複数回通ったものはかっこの中に回数をいれました。

【オペラ・ベストテン】
1.パルジファル、クプファー(5回)
2.シュトックハウゼン、暦年(雅楽版、洋楽版)
3.竹取物語、沼尻自作自演
4.鹿鳴館、池辺
5.ドンカルロ、フェッロ(3回)
6.Cav/Pag、パルンボ(2回)
7.アラベラ、ド・ビリー
8.蝶々夫人、ルスティオーニ
9.ドンジョ、ワイケルト
10.サロメ、ムラーダ、ポポフ、ゲルギエフ
次点
1.ラインゴールド、東京春祭り
2.ボエーム、フリットリ

【オペラ以外ベストテン】
1.ラウス、狂喜、ギルバートNYP(3回)
2.ツィンマーマン、メッツ(4回)
3.チャイpf協1、ヴィルサラーゼ、テミル、ペテル
4.カルミナ、ルイージ
5.ノーテーション、ノット
6.ベト7、ミスターS
7.シューマン、カンブルラン(2回)
8.スクpf協、浜野、ラザレフ
9.ブル1、ブル2、小泉
10.カリンニコフ1、ラザレフ
次点
1.全国職場バンドフェス
2.マーラー10、インバル(2回)
3.ラフマニノフpf協3、及川浩治、佐渡
4.スク5、ラザレフ(2回)
5.アルプス、パッパーノ
特別賞
宗教改革、マクリーシュ(2回)

【ワーストファイヴ】
1.ブル7、インバル
2.ブル5、ヤノフスキ
3.フランク、デスピノーサ
4.セガン、フィラ管
5.シャイー、ゲヴァハウ(2回)

【番外:ダメプログラミング】
モツ&チャイ、ブロムシュテット

以上

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1729- 第九、小泉和裕、都響、2014.12.26

2014-12-26 22:55:02 | コンサート・オペラ

2014年12月26日(金)7:00pm サントリー

ベートーヴェン 交響曲第9番 16′15′14′24′

ソプラノ、リー・シューイン
アルト、中島郁子
テノール、オリヴァー・クック
バリトン、青山貴
合唱、二期会合唱団

小泉和裕 指揮 東京都交響楽団


今度はこの第九。
小泉都響第九は、小泉のシックでときおりストイックさを感じさせるようなおもむきの筆の運び。カラヤン風に上下に大きく振動する棒は、真下のほうがより雄弁な気もした。下に沈み込んでいくような音の向きを感じました。上に光るものではなく。
小泉の派手さを押さえた第九の音の運動はもはや一時代前の、そのようなことさえイメージさせるもので、無言な棒さばきに彼の蓄積されてきたものを自然に感じぜずにはおかないものでした。音が言葉のような響きになって聴こえてきました。良かったと思います。

合唱は少し荒い、呼吸が一部、続かないで緩んでしまうなど、散見されました。
第3楽章のホルン・パッセージは1番さん。
おわり


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1728- 第九、フランソワ・グザヴィエ・ロト、N響、2014.12.23

2014-12-23 22:47:27 | コンサート・オペラ

2014年12月23日(火) 3:00pm NHKホール

ベートーヴェン 交響曲第9番 15′14′13′22′

ソプラノ、安藤赴美子
アルト、山下牧子
テノール、福井敬
バリトン、甲斐栄次郎
合唱、国立音楽大学

フランソワ・グザヴィエ・ロト 指揮
NHK交響楽団


前日に続いてのN響ロト第九。
あの手綱の締め上げが初日にうまくいったと思うので、演奏回数が進むにつれて、あれが原点の自由度上げモード。そんな気がします。人によっては初日の緊張感が一番心地よいという人もいるでしょうね。演奏家連中の緊張感を同じ空気で味わえたという感覚もあるかもしれません。
この自由度上げモードは原点があればこそうまくいくもので、その意味では、しごいた結果の緊張感と、それからの開放、徐々にして自然な開放、そのようなものを感じました。日を重ねるとこの傾向はもっと大きくなると思います。

歌はバリトン、テノールの安定感、それと4人の音量バランスの良さ。合唱はさらに機敏な反応も可能であったと思います。乾いて埃っぽいという歌ではなくてウェットな感じ。皆さんの情感もこもっておりました。

この日も堪能できました。
ありがとうございます。


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1727- 第九、フランソワ・グザヴィエ・ロト、N響、2014.12.22

2014-12-23 12:54:22 | コンサート・オペラ

2014年12月22日(月) 7:00pm NHKホール

ベートーヴェン 交響曲第9番 14′13′13′21′

ソプラノ、安藤赴美子
アルト、山下牧子
テノール、福井敬
バリトン、甲斐栄次郎
合唱、国立音楽大学

フランソワ・グザヴィエ・ロト 指揮
NHK交響楽団


毎月買うレコ芸を読んでいれば問題なかったのだろうが、買っては捨て、読まずに捨て、この状態がここ何年も続いていて、でもやっぱり買っている。買って読んでいればロトの名前もすんなり入ってきたはずだがと反省この上ない。

60人の弦5部の左手首が微動だにしない第九。(たまに癖で動かす人が若干名)
大編成のノンヴィヴは迫力あり。時代的な考証と言うより指揮者の感性や信念が色濃く出ているような気がしました。
結果、高いテンションが全く切れることなく最初から最後まで続くあたり、お見事の一言です。リハーサルでの指示が明確に浸透していて、その通りに演奏で来ていたのではないかと思います。気持ちの良い第九でした。
昨年のワールトは手綱が緩んだ演奏でしたが、今年は強烈な締め上げモード。緊張感がひしひしと伝わってくる。有能な指揮者なのでしょう。

第1楽章の空5度ホルンを押さえつけて、ちっぽけなところから、もしくは何もないところから巨大な全奏に変化(へんげ)させる。明白で確信犯的と言えるコントロールであり、聴いているほうへの効果も大きい。本当に何もないところから音楽が発生してくるようだ。
快速テンポは動かず突き進むので、パースペクティヴと疾走のそう快感、両方を一度に味わえる。気持ちよさもシナジー効果的。こうゆうあたり現代風と言うかトレンドを自ら作り上げるような人の才覚なのかなと思います。曲想とフィーリングがよくマッチしてかつ、インディーズ風な運びでとってもフレッシュ。今ここにある第九。

全般に作品に対して真摯な姿が良く見えます。そして開放。
今は前者のほうが勝っている感じで、几帳面さが前面に出ていたようでした。うまく両立していったらさらにいい演奏になると思いました。手綱を緩めることなく。
N響初顔合わせでこれだけ巧みな演奏を構築できるのは並みの才能ではないですね。
同じ緊張感で最後まで聴くことが出来ました。聴くほうとしても心地よい緊張感が持続できて満足。

第3楽章のホルン・パッセージは3番さん。
ソリストは奥のブラスと同じあたりの並び。トロンボーンは見た目、もっと奥に位置しているような印象。
ソリスト、パーカッション類は第2楽章終わったところで入場。パーカスは全員座りっぱなしのプレイでした。
おわり


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1726- 第九、レオポルド・ハーガー、読響、2014.12.18

2014-12-19 01:44:53 | コンサート・オペラ

2014年12月18日(木)7:00pm 東京芸術劇場

ベートーヴェン 交響曲第9番 16′11′14′21′

ソプラノ、アガ・ミコライ
メッゾ、林美智子
テノール、村上敏明
バス、妻屋秀和
合唱、新国立劇場合唱団

レオポルド・ハーガー 指揮 読売日本交響楽団

年末恒例、ことしは何回聴くことになるのやら、今のところ4回の予定。この日がその初日。
ハーガーの名前は、昔はよくモーツァルト絡みでNHK-FMから聞かれましたが、指揮を見るのはたぶん初めて。

指揮スタイルは、やつして流していく感じで、昨年このオケを振ったデニス・ラッセル・デイヴィスのようながっしりした感じはありません。まぁ、こんなもんでしょう。

ソリストは第2楽章の後に入場。(拍手無し)
位置は後方中央、ブラスセクションと横一線のように見えます。
妻屋さんの第一声は柔らかく安定しています。安心しで第九を楽しめました。

第3楽章のホルンのパッセージは4番ではなく1番ホルンさんでした。
おわり


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1725- ユジャ・ワン、シャルル・デュトワ、N響、2014.12.17

2014-12-17 22:51:31 | コンサート・オペラ

2014年12月17日(水)7:00pm サントリー

ドビュッシー(ラヴェル) 「ピアノのために」から、サラバンド 5′
ドビュッシー(ラヴェル) 舞曲 6′

ファリャ スペインの庭の夜 24′
  ピアノ、ユジャ・ワン
Int
ラヴェル ピアノ協奏曲 8′10′4′
  ピアノ、ユジャ・ワン
ストラヴィンスキー 火の鳥 (1919年版) 22′

シャルル・デュトワ 指揮 NHK交響楽団


ユジャ・ワン登場、あいかわらずのお辞儀だが細身でキュートな感じですよね、ハイヒールは窮屈そう、前半後半ドレス替え。
後半のラヴェルは演奏会で本当によく取り上げられる協奏曲です。天空を舞う鳥のようなフェザータッチのラヴェル、これぞラヴェルっていう感じです。アリス=紗良=オットの同曲演奏は男節みたいになったり、妖しげになったり変幻自在でしたけれど、ユジャ・ワンは純粋ストレート。
デュトワの伴奏が凄すぎて、このオケと呼吸合いすぎで、第3楽章なんてほとんど振ってない。最後の太鼓の一撃なんて鳴る前にオケに見向きもせずピアニストのほうへいってしまい快演の握手。このデュトワN響コンビ、同じ呼吸してるよね。
3者のプロの至芸はピュアに楽しむだけ。満足。

前半連続で演奏されたドビュッシーはオーケストラ曲でデュトワの選曲でしょうか。サラッと流す感じで。
休憩を挟み撃ちにしたピアノ、ファリャはちょっと長いかな、萌え萌え度があまり効果的に出てこない。チリチリ感が今いちな曲、大きめの波が欲しい曲ですね。

最後のストラヴィンスキー、N響のチェロ5プルト全員男。こうゆうのは久しぶりに観た感じ。男も女も関係ないかもしれないが、男のほうが力があるので弾きも深いような気がする、指示次第かな。まぁ、ルーチンワークということで。
おわり



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1724- アゲイン、弦チェレ、シュミット4番、大野和士、都響、2014.12.9

2014-12-10 01:22:20 | コンサート・オペラ

2014年12月9日(火)7:00pm サントリー

バルトーク 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
      8′7′7′7′
Int
フランツ・シュミット 交響曲第4番ハ長調
      13′+13′+8′+10′

大野和士 指揮 東京都交響楽団


連日となりましたが、2回聴いてもよくわからない。ずーっと葬送行進曲を奏でているようにも聴こえるし、故意のフォーカスぼかしか、核、肝、焦点、発見できず。
作曲の経緯からあまり言うのは控えますけれど、プレイヤーのほうは指揮者のやる気度の高さから共感をもってやっているという事前宣伝ありましたが、それとこれと違うものは違う。
突き詰めて言いますと、シンフォニーとしての変化の少なさと曲の長さが不一致だと思います。

通常のプログラム・ビルディングだと、最後の曲に向かってだいたい編成が大きくなる。今回もそうでしたが、前半後半逆にしてもよかったと思います。勇気いると思いますが。

弦チェレは前晩より滑らかな演奏、でもやはりシャープさが欲しい。
おわり


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1723- 弦チェレ、シュミット4番、大野和士、都響、2014.12.8

2014-12-09 00:51:23 | コンサート・オペラ

2014年12月8日(月)7:00pm 東京文化会館

バルトーク 弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽
      8′7′6′7′
Int
フランツ・シュミット 交響曲第4番ハ長調
      13′+13′+8′+10′

大野和士 指揮 東京都交響楽団


シュミットの4番は初めて聴くと思う。全編、レガート奏法の旋律で特にブラスのタンギングしない執拗なメロディーは、音程を不安定にしながら悶々と進んでいく。シンフォニーとしては構造が見えてこない。形式と節の不明瞭さは作為的、故意のものだろうが、その意識して作曲した部分の表現の先にある本質的な才能の呈示が感じられない。
例えば第2楽章の符点は葬送行進曲かもしれないなどと思いつつ興味的頑張りをもっても、また全体のシンフォニー形式をイメージしても、ようはこちらの思考の高まり以上のものを感じることは出来なかった。いいところだけ探そうというスタンスはありうると思うが。
都響のサウンドはキンキンせず太め、曲なのか大野なのか、いつもとちょっと違う感じ。
4楽章全部つながっていてタイミングは自分なりに前もって読んだものとかを見て区切ったものです。

前半の弦チェレお目当ての感が強かったのですが、都響のいつものシャープな響きが今一つだった。こうゆう曲こそオーケストラの特色と機能美を生かしてほしいと思うのですが、肩透かしでした。
弦チェレと言えば、ムラヴィンスキー&レニングラード・フィルの1965年モスクワライブしか思い出さない。今回も記憶の上塗りはかなわなかった。
おわり


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1722- ドビュッシー、ペレアスとメリザンド、デュトワ、N響、2014.12.7

2014-12-07 21:04:15 | コンサート・オペラ

2014年12月7日(日)3:00-6:20pm NHKホール

ドビュッシー ペレアスとメリザンド (コンサートスタイル、字幕付き)

(In order of Voice’s appearance)
ゴロー、ヴァンサン・テクシエ BsBr
メリザンド、カレン・ヴルチ S
ジュヌヴィエーヴ、ナタリー・シュトゥッツマン Contralto
アルケル、フランツ・ヨーゼフ・ゼーリヒ Bs
ペレアス、ステファーヌ・デグー Br
イニョルド、カトゥーナ・ガデリア S
羊飼い、浅井隆仁 Br
医師、デーヴィド・ウィルソン・ジョンソン Br

合唱、東京音楽大学
シャルル・デュトワ 指揮 NHK交響楽団

duration
ACTⅠ 34′
Scene1-11′、間奏曲3′、S2-9′、間3′、S3-8′
ACTⅡ 30′
Scene1-7′、間奏曲3′、S2-12′、間3′、S3-5′
ACTⅢ 35′
Scene1-12′、間奏曲3′、S2-4′、間1′、S3-3′、間1′、S4-11′

Intermission  30′

ACTⅣ 40′
Scene1-4′、Scene2-13′、間奏曲4′、Scene3-4′、Scene4-15′
ACTⅤ 25′

前の晩のオケとは比べるのもアレだが、とにかく全部上、ピアニシモのハーモニーがふくらみをもつ極上の響き、ウィンド、ストリング、言うことありません。耳が洗われるというのはこうゆうことなのか。指揮者の耳レベルもありますね。
ということで、オールスターキャストの配役!タイトルロールだけでなく脇まで専門家集団でしっかり固めた。呼べる指揮者の功績まじまじ!


このオペラは以前、同じコンサートスタイルで見たことがあります。
クリスティアン・アルミンク&新日本フィル 2010.5.21 1015-
休憩含め同じ時間割で双方ともに3時間20分。アルミンクのほうがコンサートスタイルと言いながら相応にオペラスタイルのものでした。
あのときはよくわからなかったが今思うと受け止め感覚が今よりだいぶナイーヴだった、もちろん自分のことですが、そんな気になります。

デュトワの棒は間奏曲含めシーンの区切りがよくわかるもので、上記のタイミングも節目での腹時計ちら見でだいたいわかり、あとは記憶の引き出しに順番に入れるだけ。曲のことをあまり知らなくても明快な区切りだったと思います。

意に反してと言うべきか、ドビュッシーのこのオペラからはワーグナーの響きがたくさん聞こえてきます。第1幕2場への転換はパルジファル第1幕の場面転換音楽そのものだし、第4幕第3場への転換にはトリスタンからパルジファルまでたくさん聞こえる。思想とか主義が別物とはいえ響きは結果的によく似ている。

ペレアスとメリザンドとゴロー、それにシュトゥッツマン!をはじめとする脇の方々。淡いストーリーではあるのですが、ほぼピアニシモで塗られた世界の中に足を入れてしまうと一つの小さな出来事が非常にドラマティックな様相を呈してくる。その繊細な劇性がニュアンス細かく歌われていく。字幕必須ではあるのですが、言葉の響きの美しさの中にひき込まれてしまい味わい深い。森の地を歌が這うように奏でられていく。淡くも美しい音楽。歌とオーケストラの極上なハーモニー。これがNHKホールとは思えない。

デュトワは前半終わったところで茫然自失風にスタスタと引っ込んで、1回戻ってきてみんなを立たせて、こんなもんだろていう感じで。
N響とデュトワは大いに息があっていて、今更と言う話なんでしょうが、余計なコントロールが必要ない。双方の前提がハイレベルからスタートできているので頂点も高い。

色合いとしてはダークブルーやモスグリーンな世界ですけれど、目をつむればそのような響きの中に吸い込まれてゆきました。
ありがとうございました。


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1721- まつら、皇帝、バッハ・トランスクリプション、小山実稚恵、外山雄三、日フィル、2014.12.6

2014-12-06 19:25:21 | コンサート・オペラ

2014年12月6日(土)2:00pm サントリー

外山雄三 交響詩「まつら」 12′

ベートーヴェン ピアノ協奏曲第5番 皇帝 21′7′11′
 ピアノ、小山実稚恵

バッハ(ストコフスキー編曲) トッカータとフーガニ短調BWV.565 12′
バッハ(ストコフスキー編曲) カンタータNo.208より、アリア「羊は安らかに食み」 4′
バッハ(レスピーギ編曲) パッサカリアとフーガハ短調BWV.582 13′

外山雄三 指揮 日本フィルハーモニー交響楽団


オケもピアノも波打たない。
指揮者の腕の震えもあり、それが大きくて譜面台のスコアそのものを床に落としてしまったときは一緒に音楽も落ちたような気がした、残念ながら。
ヴァイオリンのかたに拾わせるあご指示もどうかな。
オケはラザレフやインキネンのときとは別物。
プログラミングは良いので、もう、若い指揮者に任せておけばよいと思う。

このプログラム冊子に書いてある国連40年のときの外山&N響は聴きました。1985年10月23日のことです。場所は国連ではなくニューヨーク・フィルの本拠地。通常空いている水曜の夜。
なんで岩城じゃないのかという雰囲気は少し有りました。日本人の聴衆が多かったからかもしれませんけど。
この日のコンサートのことはまだブログにアップできていませんけどいつか。(前シーズン1983-1984は全部入れてます、1985-1986シーズンはまだまだ先かも)
このときの締めのアンコールは自作自演で当然のように、ラプソディーです。隣席のマンハッタン人たちがこっち見ながらバンザーイて叫んでました。受け狙い効果満点の曲ですからね。僕も好きです。
おわり


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1720- トゥーランガリラ、シルヴァン・カンブルラン、読響2014.12.4

2014-12-06 00:43:23 | コンサート・オペラ

2014年12月4日(水)7:00pm サントリー

酒井健治 ブルーコンチェルト (世界初演) 19′

メシアン トゥーランガリラ交響曲 6、9、6、10、6、13、4、14、5、8
  ピアノ、アンジェラ・ヒューイット
  オンドマルトノ、シンシア・ミラー

シルヴァン・カンブルラン 指揮 読売日本交響楽団


この組み合わせによるトゥーランガリラは2006年に聴いていたく感銘した。いつまでたっても記憶に新しいもの。(2006.12.15 683-)

何度聴いても天才技の曲で、全知全能万能作曲家が一瞬のうちに創造したとしか思えない一筆書きのような名作だと思う。

読響は2006年のときとは少し異なり肩の力が抜け、カンブルランのもはや枯れたといってもいいような自由自在の芸術棒、音楽はシンプルに始まり、もつれ、それも最後には調和して清流となる。天才作品、至芸のパフォーマンスに賞賛を。

アチェルランド、リタルダンドを自由に駆使し歌い尽くすトゥーランガリラ、このあたりは2006年とはだいぶ違う。気張りが無い。
第1楽章のあたまは小さく始まります。なんかちっぽけな開始です。これは気張らない、スキル余裕ありあり、深い経験、指揮者との良好な繋がり、などなど、本当にみなさんリラックスしていないと出来ない表現です。ちっぽけな表現が最後には音の大伽藍になるということを皆さん熟知している、効果満点ということも含めて。
大演奏はこうゆう何でもないところから始まる。それにふさわしい作品。

音の響きが余計な情念を呼び起こすことが無く、共鳴する空気の色模様を感じさせてくれる。言葉の説明はいったん横に置き、無機のサウンド世界にはいりこむ。それが究極ではなく、その無機的な世界が始まりの始まりであって、何もなくなったところから創造を始める。なんと素晴らしい。
こういった響きの空間を描き出すのにカンブルランはジャストフィット。現代音楽の方向に引きずり込まれますね。この指揮者はこの作品を今のほうに引き寄せる、この前のエロイカもそうでした。時代の共感のような空気を皮膚感覚でとらえることのできる稀な指揮者なのだろう。

ソリストはお二方とも女性。
オンドマルトノはステージ最前方やや右に位置し、鍵盤と言いますか弾き方がわかるように客席方向にやや斜め向きにサービス配置。
その向かい左にピアノ、こちらはiPADかなにかよくわからないがとにかくデジタル楽譜。どうやってめくっているのか不明。
真ん中、前方で眺めているととにかく新鮮で面白かった。

カンブルランさん、もう一度、トゥーランガリラお願いしますね。
おわり


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1719- 魔笛、ライン、エロイカ、カンブルラン、読響、2014.11.28

2014-12-06 00:41:17 | コンサート・オペラ

2014年11月28日(金)7:00pm サントリー

モーツァルト 魔笛、序曲 6′
シューマン 交響曲第3番ライン 10′6′5′5′6′
Int
ベートーヴェン 交響曲第3番エロイカ 16′14′5′10′

シルヴァン・カンブルラン 指揮 読売日本交響楽団


エロイカ第1楽章の最後のところ、コントラバスをはじめとする弦のトップギア、あすこで音がうなりをあげた。このサウンドあまり聴いたことが無い。遠い席だとわからないかもしれない。底からの急激な突き上げと加速。立体感が円錐みたいにとんがっている。唖然茫然のフレーズでした。充実の響き。エロイカの響き!カンブルラン、指揮芸術の極意でしょうね。
過激なエロイカ、隙間無く鳴りまくる、クリアなギアチェンジ、現代にジャストフィットの演奏だろう、第1楽章なんて変則フレーズ部分だけでなく全部が、変則2拍子に見えてくる不思議。独特でユニーク、指揮者ご本人が築き上げてきた世界を見る、芸術の一つの側面、その技を見ている、見入っている自分。
いろいろと改編もしていると感じましたが、引き締まった、いい鳴りの演奏でした。

前半のシューマン、モヤモヤしたところが無く、よく鳴る演奏でシューマン響きの憂さを晴らしてくれる。響きよく交通整理されているが細身になることは無い。ピッチもクリアされているのだろう、現代音楽の達人は耳も人一倍いいというあたり垣間見せてくれます。
この5楽章構成の3番シンフォニー、どの楽章がメインなのかわからなくなることがあるけれど、副題から言っても第2楽章かな。川の底から湧き出てくるような読響のサウンドは素晴らしくて快感です。アクセルをきかすことはあまりないがアクセントは強烈で、メリハリが良く出ている。会心の演奏。
オーソドックスなスタイルで、中身を魅せてくれるカンブルランのシューマンは評価したいと思います。なかなかこのような演奏に出会うことは昨今ありませんし。
カンブルラン&読響のシューマンはこれで、1番3番4番と聴いたことになるかと思います。

冒頭の序曲、マジックフルートは面白いオペラだと思いますが、この序曲だけはいつ聴いてもひらめきの無い曲だと思います。
おわり

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1718- アゲイン、ネルロ・サンティ、N響、2014.11.26、よりどりみどりプログラム

2014-12-06 00:34:55 | コンサート・オペラ

2014年11月27日(水)7:00pm サントリー

ロッシーニ  アルジェのイタリア女、序曲 8′

メンデルスゾーン 交響曲第4番 イタリア 12′6′8′7′
Int
ベートーヴェン 交響曲第2番 13′12′4′6′

ワーグナー  リエンツィ、序曲 13′

ネルロ・サンティ 指揮 NHK交響楽団


昨晩に続いて本日も。
昨晩初日はいつも通りたくさんの収録マイクで、普段見かけないひょうたん形のマイクもあったが、今日はそれもなく、ただマイクはそれなりにあるようだ。

音はだいぶ柔らかくなった。
あの棒さばきは芸術の極致、指揮芸術の極みだね。ほれぼれする。

切込みが深い。垂直前史みたいな感じ。サンティのオペラ棒は音の出に余裕幅を持たせるもので、N響の最も得意とする深いポイントでのザッツがピタリと決まる。フレーズの後のあとくされ無しの蹴散らせ技はイタオペと同じ。

しもてのベースがちょっと奥の方に離れている感じで、引き締まったサウンドが線として聴こえてくる。
クリアで迫力あり。概して垂直的な演奏のなか、ここらあたりにイタオペ的な歌の主張があったのかもしれない。
それにしても見事な棒で、二日続けて感銘の深い演奏会でした。
おわり

 

 

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1717- ネルロ・サンティ、N響、2014.11.26、よりどりみどりプログラム

2014-12-06 00:31:36 | コンサート・オペラ

2014年11月26日(水)7:00pm サントリー

ロッシーニ  アルジェのイタリア女、序曲 8′

メンデルスゾーン 交響曲第4番 イタリア 12′6′7′7′
Int
ベートーヴェン 交響曲第2番 12′11′4′7′

ワーグナー  リエンツィ、序曲 14′

ネルロ・サンティ 指揮 NHK交響楽団


羅列気味のプログラム、前半はイタリア繋がりか、後半はわからない。サンティならではの許されるプログラムで、好きなことを好きにできる、彼の能力歴史から言っても当然の帰結か。帰結にはまだ早い。記憶の山でもある恐ろしく的確な棒でうならせてくれる。

こうゆう場合には、音楽に浸ればいいだけ、サンティの至芸の棒を心ゆくまで思う存分楽しむ。

前半のイタリア繋がりの2曲、N響が重くならずきれいにスパッと切れながら進んでいく、N響のデフォイメージを覆してくれる、いい鳴りと進行。

後半の特にベートーヴェンは厳しい表現、目つきが鋭い。そもそもこのオケは個々人がハイプライドを持っているように見受けられるが、自分よりもありとあらゆる才能が上と、その指揮者のことを判断すると完全服従で、ひれ伏せばひれ伏すほど演奏に力がこもり充実してくるという稀なオーケストラ、偉大なヘビー級の指揮者伝統が息づいているのだろう。でも、だからか、
何百のオペラを暗譜で指揮できるか知らないがサンティに睨まれたら、自分がおかしいはずだと思うしかないよね。

前半の引き締まった解放感、後半の厳しい音楽、ワーグナーの怒涛。
思う存分にやれたと思うし、聴いているほうも満足の一夜。

コンマスはよくわからないシステム「ゲストコンダクター」、アメリカでは耳慣れないシステムだが英語ですね。
この日のゲストコンマスさんはサンティにビビりまくり、それもあるがN響オケにビビってたようにも見える。
このシステム、あまり意味ないと思う。
指揮者の意図を汲み、メンバーに伝播させるのが役目の一つのコンマス。指揮者が専属のコンマスを日ごろから雇って帯同しているわけでもないし、メンバーのこと音のことを一番よく知っているのがコンマスであるべきで、それであればこそ練習も余計な時間をかけず効率的におこなうこともできる。1年に何百回も演奏会を開いているわけではないのでその観点の効率性は日本のオケではあまり重要なポイントではないかもしれないが、もう少しドラスティックに考えてもよいと思う、その見返りというか、聴衆やイベント主催側からとかの回数を増やす要望の取り込み結果としてのそのような観点での効率性みたいなものが論ぜられるのはいいことだし、具体的な反映も欲しいところ。ゲストのコンマスなどと言ったシステムで悠長に構えている暇はないと思うのです。このような観点から負の効果しかないと思えるのです。
おわり

 

 

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