河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

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OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

ロジェストヴェンスキーの絵

2007-05-23 20:42:00 | 音楽

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昭和47年、ゲンナジー・ロジェストヴェンスキーとモスクワ放送交響楽団は、西側初演となるショスタコーヴィッチ作曲作交響曲第15番をひっさげて来日した。

記憶では、テレビ放送があった。

NHKNHK教育か覚えていない。

解説は、二人いたような記憶がある。

聞き手と評論家だったかもしれない。

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とにかく、この問題作の茶化した部分にだけ焦点をあてたような解説だった。

ロッシーニのウイリアム・テルがでてくるよ、ワーグナーのモチーフがでてくるよ、といった感じ。

終わってからも同じような感想だった。

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それはそれとして、非常に興味深い発想の曲だ。

磨かれたサウンドに惹きつけられるものがあり、弦、パーカッション、など鮮やかな演奏となっていた。

ロジェストヴェンスキーは長い指揮棒をクルクル回す。回してるだけ、のように見える。

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曲、指揮者、ともに唖然とするものであった。

その後、両者ともにもちこたえている。

曲の方は、フル・オーケストラ版から室内楽版、ピアノ版、までいろいろと出るようになった。

ロジェストヴェンスキーは読売日本交響楽団での活躍。

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15番は是非ともスコア、それもフルスコアを見ながら聴いてほしい。たまにマーラーなみに縦の線だらけになったりする個所もある。スコアがあるとさらにわかりやすい音楽となる。

ザンデルリンクが言ったかどうか知らないが、この15番はショスタコーヴィッチの交響曲の中で最高傑作ではないだろうか。といつも思う。

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