河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

964- 果てしもなく素晴らしかったヤナーチェク、マルティヌー、チャイコフスキー、アルミンク指揮新日

2010-01-31 00:10:00 | インポート

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2009-2010シーズン、聴いた演奏会観たオペラより。

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2010128()7:15pm

サントリー・ホール

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ヤナーチェク ブラニークのバラード

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マルティヌー チェロ協奏曲第1

  チェロ、セルゲイ・アントノフ

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チャイコフスキー 交響曲第3番 ポーランド

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クリスティアン・アルミンク 指揮 新日フィル

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「プログラムの良さに惹かれこころした演奏会であったが、一回はまったらなかなか抜け出せないポーリッシュ・トラップに、前代未聞のおそさで始まった序奏は激しくも見事に完結した第1楽章の造形感はさらにその先を期待させるに十分なものとなり、プログラム前半の実はこれと決めていた第1番のチェロコン第2楽章における圧倒的な余韻さえ吹き飛ばすに足る素晴らしい解釈を聴き、こちらも一気に吹き飛ばされた。」

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ポーリッシュの第5楽章はこの副題の由来となっているポロネーズの音楽。ロンド形式で冒頭の主題と3個の挿入パッセージからなる。

ポロネーズ、4分の3拍子、比較的勇壮な踊りから始まるが、魅惑的な挿入曲を含みながら、加速。チャイコフスキーしかなしえないしつこくも気持がよすぎるシンコペーションの終結部を果てしもなく続け、速度はほぼ8分の3拍子の状態でプレストに突入してもシンコペーションをやめることなく、というよりもここぞとばかり全楽器で思いっきりシンコペーションしまくり、チャイコフスキーはさらに加速し、果ては限界点で1拍子モードになり強拍1拍目だけの打撃音を全奏で13回繰り返し、ようやく全音符だけの3小節でフェルマータ・エンディングとなる。このしつこくも気持のいい、ほとんど快感とさえいえる音の戯れ。13回叩かなければ音楽の状態が調和完成しないという脳内フィーリング。

極みは多い。リズム主題をブリッジするのがリズムだったり、二つ目の挿入のウィンド・コラールの清らかで淀みないとうとうと流れるメロディー、でもこれよく聴くと2拍目にアクセントが入っている節。プレストのシンコペーションを予聴させるものとなっているのは明らか。チャイコフスキーはシンフォニー作曲家だった。あらためて。

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プレストではさすがに少し音が濁ってしまったが、突進あるのみ、前に進むしかないのが音楽、全員一致で突進モードさせたアルミンクは、これはこれでよかったというものだ。

そもそも、この曲の解釈としてアルミンクの力の入れようは第1楽章の序奏からして尋常ではなかった。というかほぼ異常。ありえないようなテンポで始めた。

モデラート・アッサイ葬送行進曲の速度で、と指定されたテンポがどれほどのものなのか、愁いを含んだ、ひきずるような、むしろ深刻過ぎる音の響きからはじまる。アルミンクのこの音楽へ込めた気持ちは並々ならぬものがあるのはこの冒頭を聴いただけで明白。微にいり細にいった演奏、細部に光を当てる演奏は昨今の若い指揮者のひとつの特徴、はやりだと思うのだが、そのようなものを越えたこの曲に対する愛着、共感を見て取れる。これが79小節続きアレグロ・ブリリアントとなる。第1楽章は序奏付の典型的なソナタ形式でなぞっていくのは比較的簡単だ。

細部に光をあてすぎると、よく全体の造形が見えなくなるなどといわれたりするが、異常なテンポでこまかいところを全部見せる割にはドライというか、情に流されないというか、純粋器楽のアンサンブル・バランスを強調しているようにも聴こえ、むしろ幾何学的で立体的な深彫りの演奏がジャングルジムのように構造に光を照らして非常に整った造形美、構造美をうまく表現していたようだ。だから、あっというまに終わる。形式音楽はその形式をわかっていればあっという間に終わる。ブルックナーも然り。よくわからないのはなぜ5楽章になったのかということぐらいか。それはそれとして、

1楽章は最後まで4分の4拍子を堅持しているが、ブラスの後拍、束になってフォルテで後拍とか、例によって気持のよくなるぐらいしつこい終結部なんか全奏による一小節レベルの大胆極まりないシンコペーションなど、リズムの快感、サウンドの爽快感、果てしない終結、あの深刻な序奏からこのようにして頂点をむかえた響きの饗宴は第1ヴァイオリンにみられるようにしっかり2オクターブ半下げて終わる。つまり先があることを完全に示しながら見事に終わる。

アルミンクは序奏から既にこの楽章の終わりを最初から見据えていたのであり、余裕で見事な構造美を響かせることが可能、つまるところこの楽章をかなり大きく見せることに成功した。

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963- 昨年のメモ、ラインの黄金とワルキューレ 新国立劇場

2010-01-28 00:10:00 | インポート

新国立劇場

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ワーグナー・リングサイクル

キース・ウォーナー プロダクション

【初演】

2001年 ラインの黄金

2002年 ワルキューレ

2003年 ジークフリート

2004年 神々の黄昏

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【再演】

20093月 ラインの黄金ラインの黄金

20094月 ワルキューレ

20102月 ジークフリート

20103月 神々の黄昏

反応したリンク先が既に書いたものです。

昨年のラインの黄金が2回と、ワルキューレの千秋楽です。

200220032004年についてはこれからアップしていきます。

2001年は観ておりません。残念。

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まずは2月のジークフリートを待つことにしましょう。

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962- そろそろワーグナーが鳴り始めた 初台2010.2.-3

2010-01-27 00:10:00 | インポート

Scan10018

早いもので昨年のプロダクションの後半が近づいてきました。

キース・ウォーナーのプロダクション、トーキョー・リングは再演とはいえ、昨年のラインの黄金、ワルキューレに続いて見逃せないものでしょう。昨今の演出過剰プロダクションは初めて見る人にはかなりわけがわからないものであるのもたしか。初演のときは一年ずつでラインの黄金以外は全部観ましたので、知っている人にとっては再演となれば、ある程度余裕で観れる。

ジークフリートの第1幕のジークフリートは人間技とは思えない絶唱でなければなりません。クリスティアン・フランツが今回も期待できます。縫いぐるみも出てきます。

ジークフリートは第2幕第3幕でも頑張らねばなりません。第3幕のブリュンヒルデの目覚めの動機は、ジークフリートから突き出ていると思うのですが、それは観た後でまた述べましょう。

神々の黄昏のクライマックスはかなりショッキング。ここらへんもみんな知っている人は知っている。知らない人は思い出すこともできない。昨年の前半を観てなければよくわからないかもしれませんが、輪廻の前に、プロダクション自体演出だったということだったのかも。

バイロイトの歌い手がそろいましたのでほんと、楽しみですね。

新国立劇場

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ワーグナー・リングサイクル

キース・ウォーナー プロダクション

【初演】

2001年 ラインの黄金

2002年 ワルキューレ

2003年 ジークフリート

2004年 神々の黄昏

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【再演】

20093月 ラインの黄金

20094月 ワルキューレ

20102月 ジークフリート

20103月 神々の黄昏

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961- ダムロッシュ ニーベルンゲン・トリロジー1921.10.30

2010-01-26 00:10:00 | 音楽夜話NYP



961- ダムロッシュ ニーベルンゲン・トリロジー1921.10.30

1928年にニューヨーク・フィルの前身のフィルハーモニック・ソサエティとニューヨーク・シンフォニーが合併するまで、ウォルター・ダムロッシュは合併される側となるニューヨーク・シンフォニーを精力的に振っていた。
そして、たまにピアノでも張り切っていた。
特にワーグナーに関しては、棒だけでは飽き足らず、ピアノで解説付きのリサイタルをしたりしていた。

前日にヤング・ピープルズ・コンサートを振ったその両腕でワーグナーのリサイタル。

1921年10月30日(日) 3:00pm アイオリアン・ホールAEOLIAN HALL

解説によるリサイタル

ワーグナー/ニーベルンゲン・3部作
     バイ・ウォルター・ダムロッシュ
     “ワルキューレ”
ピアノ、ウォルター・ダムロッシュ

もうずいぶん昔のことなので記憶も薄れてしまった。ニューヨーク・シンフォニーをお父さんのレオポルドのあと引き継いで振っていた頃で、オーケストラ、指揮者、聴衆ともに一番幸せな時代だった。フィルハーモニック・ソサエティとは同じマンハッタンにあって競う仲。この1921-1922シーズンも、アルバート・コーツと37プログラムをだいたい二人で振り分けたんだ。たしか。
前日のヤング・ピープルズ・コンサートを終え、11月3日4日のサブスクリプションまで日があったので指環の解説をしようということになり、指環で一番人気のあるワルキューレの解説をやったんだ。サブスクリプションのプログラム後半はワーグナーをやるのでちょうど時期的にもよかったというのもあったね。たしか。
ワルキューレは休憩入れて5時間のオペラだから、そこらへんうまくコンパクトにまとめて説明したと記憶する。
ただ、このあと日を置いてジークフリートと神々の黄昏の解説もあるので、そこらあたり指揮の合間、コンディションには気を配っていたよ。神々の黄昏は6時間近くなってしまうオペラなので、2回に分けて解説をやることになっていたしね。
たしか、ジークフリートは11月13日(日)、神々の黄昏は11月20日(日)がプロローグと第1幕、12月18日(日)に第2幕第3幕の解説をしたんだっけ。

このアイオリアン・ホールというのはタイムズスクエアのあたりにあって、ピアノを作っているアイオリアン・カンパニーのビルのなかに、だいたい1100人ぐらいのキャパで、あの当時、我らニューヨーク・シンフォニーはこのホールとカーネギー・ホールで演奏していたんだが、カーネギー・ホールの方はフィルハーモニック・ソサエティのオーケストラがめいっぱい使っていたんで、空きを調整しながらっていう感じだったなぁ。

プログラムにはニーベルンゲン3部作と記載されているだけで、序夜のラインの黄金の解説があったのかどうかは、タイム・トラベルしてみないことにはわからない。
1921年10月30日(日)ワルキューレ
1921年11月13日(日)ジークフリート
1921年11月20日(日)神々の黄昏
  プロローグ+第1幕
1921年12月18日(日)神々の黄昏
     第2幕、第3幕

おわり





960- 内田&デイヴィス&ニューヨーク・フィルハーモニック2006.5.3

2010-01-25 00:10:00 | 音源

2005-2006シーズン

200653()7:30pm

エイヴリー・フィッシャー・ホール

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モーツアルト/皇帝ティートの慈悲、序曲

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モーツアルト/

レシタティーヴォ「どうしてあなたが忘れられましょう」

 とアリア「心配しないで、愛する人よ」K.505

ソプラノ、ソイル・イソコスキ

ピアノ、内田光子

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モーツアルト/ピアノ協奏曲第26番戴冠式

 ピアノ、内田光子

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シベリウス/大気の精

 ソプラノ、ソイル・イソコスキ

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シベリウス/交響曲第3

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コリン・デイヴィス指揮

ニューヨーク・フィルハーモニック

コリン・デイヴィスは20064月の最終週に3回と5月の最初の週に4回フィルハーモニックを振った。ロリン・マゼールの時代だが、彼自身そんなに数多くこのオーケストラにつきっきりで振っていたわけではない。どのような指揮者にも反応できるオーケストラではあるのだが、デイヴィスが振ったシベリウスの第3番第3楽章のドライブはものすごく、今までにないシベリウス像を聴かせてくれる。この第3楽章は第1楽章同様単純波形のような流れが綿々と続くわけですが、中間部からアップテンポとなり激しくせり上がり圧倒的に終わる。フィルハーモニックが何の苦も無く棒についてはいっているが、そこまでさせるデイヴィスの棒もすごい。この指揮者に屈服しているなぁ。

前半のモーツアルトは晴れやかで気持ちがいい。内田さんのピアノは太くてしっかり。粒立ちがよい。なんだか、オーケストラも内田さんに振られたい?

イソコスキはちょっとエキサイト気味のようにも感じるが、張り切っている。

前半のモーツアルト、後半のシベリウス。プログラムビルディングも決まっているし、演奏も。

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ブロードキャストでは曲間に、イソコスキ、内田、デイヴィスのインタビューがある。内田さんのちょっと甲高いしゃがれの声、ペラペラ英語がきける。インタビューはほとんどしゃべることもなくうなずきをいれるだけ、かなり長いモノローグ。

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959- マタギ鍋とnems

2010-01-24 00:10:00 | グルメ

音楽とはあまり関係ありませんが中目黒しました。

クラキチさんも書いているようですが、食べログだと金額を書くと編集状態に戻されたりしますので、こちらにもとりあえず書いておきます。

20101月にいきました。いつもの華金ではなくなぜか別の曜日です。

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【一軒目】

鍋々&炭火七厘焼「マタギが街へ降りてきた」

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テーブルチャージ ¥300×2  ¥600

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エビス生 ¥630×4     ¥2,520

白ワイン(ハウスワイン・デキャンタ) ¥2,200

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五菜トマト鍋 ¥1,850×2  ¥3,700

地鶏モモハーフ       ¥580

セレクトハーフ(イベリコ豚) ¥850

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地鶏レバ刺し     ¥780

蝦夷鹿のタタキ   ¥1,600

桜ユッケ     ¥1,200

キムチ盛り合わせ  ¥500

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〆て¥14,530なり

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日比谷線の中目黒駅を降りて目黒川を越えたあたりに、お店が点在する。ここらへん、一階のお店は中がよく見えるお店が多く、不倫とかには向かないと思う。

川縁をブラブラするといろいろと食べたくなる店があるが、サシミというメニューがあったので思わず入ってしまった。魚の刺し身と勘違いしたことに気がついたのはだいぶ後のことだ。

メニューにはジビエがならんでいる。サシミもジビエのサシミだね。

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お昼はあったかかったが夕方から急に寒くなってきたので、お鍋メインで。

まずはビールで乾杯しながら、お鍋を決める。いろいろ鍋があったがおすすめはトマト鍋ということだったので、それにする。トマトと野菜の鍋なので、それにジビエを別注文で加えるのがいいみたい。それで、合い方の破天荒な別注文は、地鶏ハーフとイベリコ豚ハーフをまとめてトマト鍋へ。やるかぁ。

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でも、うまかった。トマト鍋。うまいね。ちょっと酸味があって、あまくて、いくらでも食べれる感じ。

お鍋はかなりの量。ほかのメニューもボリュームあり。

鹿、馬、鳥、豚、あたりを食べたわけだが、ほかにもキジ、猪、熊、・・・

なんだか猛獣になれそう。

蝦夷鹿のタタキはオイルがきいていて食べやすく、いけた。

地鶏のレバサシはかなりのサイズで、一気に口に含むのは勇気がいるかもしれない。味見は男の役目かぁ。

きっちり食べれました。さらにエネルギッシュになるかも。

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メニューはテーブルに運んでもらった板にたくさん書いてあって、これ、見るの楽しいですね。お酒はなにかありますか、って訊いたら、板を裏返してくれました。これまた一面、バラエティーに富むお酒メニューが山のよう。

ワインもあったので、自家製ワインありますか、って訊いたらハウス・ワインならあります()ということで、それ。

お鍋は進む、お酒も進む。うまさの波状攻撃。

ちょっと、かなり食べ過ぎ。よかったです。

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それでジビエのあとは、うがいがいるので、近くにバーはありませんか、と訊いたら地下一階がバーということで、座れるかどうかお店の人がみてきてくれた。なんだか悪いなぁ。

空き席があったということで2軒目はバー。いつものパターンは中目黒でもかわらない。

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2軒目】

バー・ネムス bar nems

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この日は華金ではなく平日なので、翌日のこともあり一杯で切り上げることに。

いろいろと興味深いポスターがフレームにきっちりとおさまって壁にたくさんかけてある。アンティークな調度品がそこかしこに。明るさも照明を銀座ドルフィーほどではないが、そこそこ落としていて、また、カウンター席の肘掛付き椅子の横幅が余裕で、全体的に気持ち、落ち着ける。こちらは不倫でも大丈夫でしょう。

マッカランとグラッパをたのんで、しばし、どうでもいいようなお話し。どうでもいいよな会話が大切。フレームを見るのも楽しいし、お酒はバックバーにはなく隠してあるようだし、なんだかいい時間が流れるよね。

お勘定は2人で¥4,000、一杯ずつしか飲んでいないのでチャージとお酒代。たぶん、2人で3杯ぐらいずつ飲んで合わせて¥10,000ほどだと思う。

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帰り際にマスターとちょっとお話をしたら、銀座、六本木のバーのことはよく知ってました。あまり盛り上がってしまうと翌日の仕事に差し支えるのでこの日はこれにて。

いいお店だと思います。

目黒川のほとり、34月には川縁の夜桜並木を遊歩し、道すがらぶらりとナイトキャップに寄って好きなお酒を飲めば何も言うことはない。

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958- 不良品交換で大損? ハイドン交響曲全集 デニス・ラッセル・デイヴィス

2010-01-23 11:40:40 | drd-haydn-complete syms

前回のブログにこの不良品についてちょっと書いたけれど、ソニーで新しいものと交換してくれるとのこと。

ソニーハイドンお取替えサイト

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それで37枚のうち不良品3枚をクロネコヤマトの着払いで出したら640円だそうです。この金額見てむなしさを感じました。新しいCD3枚の送付がまた640円かかるかどうか知りませんが、合わせて1,280円。

郵便やり取りの人件費、CDの再製造の手間、全部合わせてソニーにはどのくらい負担がかかるんだろう。

このCDはアマゾンで送料不要で5,672円で買ったもの。

沖縄、北海道の人が、クロネコで送り返したら。。。。。

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なんか、あまり考えたくない。買った人が全員交換したら大損?

クラシックのボックスなんて1000セット売れれば大ヒットで、でも今回の場合、発売後の発覚で店頭に交換品を添付して発売なんかできないわけで、こんな手間になった。

以前、シューリヒトのボックスで説明書の誤りがあったときは、店頭で正しい説明書をくれたけれども、あれとは様相がだいぶ違う。

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大損こいても信用を失うよりはいいとは思うのだが、売る前に全試聴をしないで売るという姿勢が問題なわけで、ノーチェックの体制を改めないといけない。ここらへん、交換するのも大事だがそのようなチェック機能という部分、システマティックなフローを追加すべきだろう。今回のように枚数が多くて、かつ廉価盤のようなものは省略しているんだろう。37枚で5,672円、1150円ぐらいなんで、丁寧な作りやいろいろな配慮はないのだろう。でも結果、大損だ。ま、大損ではない。1000セットありえない。100セット、200セット売れればいい方だろうと思う。だからもともと大損ではない。キャパがない世界だから。

そもそも、クラシックの場合、増盤なんてあまり考えられず、従って、限定発売という言葉は非常にむなしい。普通に発売しても限定発売のような枚数しか売れないのがクラシック音楽CD

買う人種は、1枚買いではなく、かごをもって多量買いの人種が多い。ここらあたりが唯一の救いか。

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957- 粗末なボックスで残念 ハイドン交響曲全集 デニス・ラッセル・デイヴィス

2010-01-20 22:55:28 | drd-haydn-complete syms

昔のデニス・ラッセル・デイヴィスだけしか知らなければ、今になってブルックナー全集もハイドン全集も作るとは思えない。最近は廉価盤なれどいろいろと出てきて楽しい。

しかし、少し前に出たハイドンの交響曲全集の粗末なつくりには失望。棒に失望ではない。CD制作会社のやっつけ仕事なんだろう。輸入盤ではほかにも粗雑なものにたまに出会う。アンドレ・クリュイタンスのベートーヴェン全集なんか音がめくれていたし。ひどいもんだ。

今回のハイドンは輸入盤にもかかわらずソニーが、不良品を取り換えるという。37枚のうち3枚だけらしいので、早速そうしてもらう。なにせ全部で37枚もあるので全部聴き終えるまでには時間がかかる。ほかにも不良個所があるかもしれないが、アマゾンなどの購入サイトのコメント等を参考にしながら自分でも聴き進めるということで。

ソニー不良品交換案内は以下。

ソニーハイドンお取替え案内サイト

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デニス・ラッセル・デイヴィスは、こんなものも振っていた。

今から30年以上前の録音だ。

コープランドのショート・シンフォニー。これはオリジナルの室内オーケストラ・ヴァージョン。

もう一曲は、アイヴスの交響曲第3番キャンプ・ミーティング。

どちらもオーケストラはセント・ポール・チェンバー・オーケストラ。

非常に魅力的。

昔は良かった。

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956- マーラー 夜の歌 音源 河童ライブラリー

2010-01-19 22:47:12 | 音源


マーラー 交響曲第7番 夜の歌
音源集です。
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1.ラファエル・クーベリック/バイエルンRSO
 録音1971年

   LP DG MG-9728~9
 CD DG F00G29068~77
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2.ミヒャエル・ギーレン/NSO
 録音1977.4.8NHKホール、ライブ
 *河童潜入
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3.ミヒャエル・ギーレン/オーストリアRSO
 録音1980.3.7ウィーン楽友協会、ライブ
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4.ゲイリー・ベルティーニ/ベルリン・フィル
 録音1981.3.28フィルハーモニー、ライブ
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5.ベルンハルト・ギュラー/シュトゥットガルトRSO
 録音1982.1.15ベートーヴェン・ザール、ライブ
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6.ベルナルト・ハイティンク/コンセルトヘボウO
 録音1982/12/6,18 コンセルトヘボウ
 LP PHILIPS 410 398-1
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7.ジェイムズ・レヴァイン/シカゴSO
 録音1980.7.14,15メディナ・テンプル
 CD RCA RCD24581
.
8.クラウディオ・アバド/シカゴSO
 録音1984.12.9BC オーケストラ・ホール、ライブ
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9.ヨエル・レヴィ/クリーヴランドO
 録音1985.6.8BC セヴェランス・ホール、ライブ
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10.ベルナルト・ハイティンク/ボストンSO
 録音1986.4.14BC シンフォニー・ホール、ライブ
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11.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1985.11.27,29,30,12.3
 エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライブ
 *河童潜入
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12.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1985.11,27,29,30,12.3
 エイヴリー・フィッシャー・ホール、ライブ
 CD DG 419 211-2
 *河童潜入
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13.エリアフ・インバル/ベルリンRSO
 録音1989.7.11サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
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14.VIDEO
 エリアフ・インバル/ベルリンRSO
 録音1989.7.11サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
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15.VIDEO
 ゲイリー・ベルティーニ/ケルンRSO
 録音1991.2.22サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
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16.ゲイリー・ベルティーニ/ケルンRSO
 録音1991.2.22サントリー・ホール、ライブ
 *河童潜入
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17.エサ・ペッカ・サロネン/スエーデンRSO
 録音1989.11.18ベルワルド・ホール、ライブ
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18.クルト・マズア/ゲヴァントハウスO
 録音1982.9.25,26,1983.3.21-25ゲヴァントハウス
 ドイツ・シャルプラッテン TKCC-70028
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19.ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツRSO
 録音1993.9.2フィルハーモニー、ベルリン
 ライブ
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20.サイモン・ラトル/ウィーン・フィル
 録音1994.12.11楽友協会、ライブ
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21.ロリン・マゼール/ウィーン・フィル
 録音1984.10.1-4楽友協会
 CD SONY SX14K48198
.
22.ピエール・ブーレーズ/クリーヴランドO
 録音1994.11マソニック・オーディトリウム
 CD DG 447 756-2
.
23.エド・デ・ワールト/オランダRSO
 録音1994.10.8コンセルトヘボウ、アムステルダム
 CD RCA BCC8961~2、ライブ
.
24.ピエール・ブーレーズ/ウィーン・フィル
 録音1996.8.15ザルツブルク祝祭大劇場
 ライブ
.
25.オットー・クレンペラー/ニュー・フィルハーモニアO
 録音1968.9.18-21,24-28キングスウエイ・ホール
 CD EMI TOCE-3233
.
26.ラファエル・クーベリック/ニューヨーク・フィル
 録音1981.2.28BCエイヴリー・フィッシャー・ホール
 CD 自主制作盤 NYP9801~12
.
27.キリル・コンドラシン/レニングラード・フィル
 録音1975レニングラード
 CD MELODIYA BCB-37008~15
.
28.マイケル・ティルソン・トーマス/ロンドンSO
 録音1997.11.11-13
 CD RCA VICTOR 09026-63510-2
.
29.クラウス・テンシュテット/ロンドン・フィル
 録音1980.10アビー・ロード
 CD EMI 5 72941 2
.
30.ウラディミール・アシュケナージ/チェコ・フィル
 録音2000.4.27-28芸術家の家
 SACD EXTON OVGL-00004
.
31.エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア国立SO
 録音1992.2.14,15,21モスクワ
 CD harmoia mundi RUS 288 117.18
.
32.クラウディオ・アバド/ベルリン・フィル
 録音2001.5
 CD DG UCCG-1103
.
33.レナード・バーンスタイン/ニューヨーク・フィル
 録音1965.12.14-15フィルハーモニック・ホール
 CD SONY SRCR2198-9
 CD SONY SMK60564
 CD SONY SRCR9095~7
 CD SM3K47585
 SACD SONY SICC10063-4
 CD SONY 8697-45369-2
.
34.ヨエル・レヴィ/アトランタSO
 録音1998.11.22-23シンフォニー・ホール
 CD TELARC 2CD-80514
.
35.クラウディオ・アバド/シカゴSO
 録音
 CD DG 413 773-2
.
36.ヴァツラフ・ノイマン/チェコ・フィル
 録音1978
 CD SUPRAPHON COCQ84024~37
.
37.マイケル・ティルソン・トーマス/サンフランシスコSO
 録音2005.3.9~12デイヴィス・シンフォニー・ホール
 SACD 自主制作盤 821936-0009-2
.
38.ダニエル・バレンボイム/シュターツカペレ・ベルリン
 録音2005.2.26,27フィルハーモニー・ベルリン
 CD WARNER CLASSICS 256462963-2
.
39.リッカルド・シャイー/ニューヨーク・フィル
 録音2005.2エイヴリー・フィッシャー・ホール
 ライブ
.
40.ロリン・マゼール/ニューヨーク・フィル
 録音2007.6.20エイヴリー・フィッシャー・ホール
 ライブ
.
41.ズデネク・マーカル/チェコ・フィル
 録音2007.5.3-4芸術家の家
 SACD EXTON OVCL-00298
.
42.ジョン・バルビローリ/ハレO
 録音1960.10.20自由貿易ホール、マンチェスター
 CD BBC BBCL4034-2
.

「河童潜入」というのは現場で聴いたもの。
「BC」というのは、ブロードキャスト放送日です。
.
タイミングの異常さ。
もちろんクレンペラーです。
‘①27.37 ②22.01 ③10.24 ④15.35 ⑤24.10
特に両端楽章の異常さは、限りなくとんでもない。
ヨエル・レヴィの棒によるものはクリーヴランド、アトランタの二つを持っていますが、クリーヴランドのほうの第1楽章の実測値①26.02もすごいですね。
第5楽章が一番速い超高速はコンドラシンです。
‘①21.40 ②14.08 ③9.45 ④10.49 ⑤15.55
.
24.10と15.55では9分の違い。
パルジファル第1幕や
神々の黄昏のプロローグ+第1幕では、
指揮者によって1時間45分~2時間15分ぐらいまでの幅があるが、たかだが20分前後のマーラー7番第5楽章でこれだけの違いがあるというのは、マーラーを直に知っていたクレンペラーだからそうなのだといった理屈は越えていると思う。晩年のクレンペラーの速度感覚はかなり異常で、脳内時計を覗いてみたくなる。
.
第5楽章の冒頭、ティンパニーの打撃音は快活であるべきで、つまるところ、ブラスによる晴れたような導入とすべきか、はたまた、快活さではなく、第1楽章との対称性をもしかして求めたものではなかったか、その答えは、もし、クレンペラーが10番の全曲バージョンを振っていればわかったのかもしれない。

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955- さらば スイトナー

2010-01-18 22:25:00 | 音源

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生まれて初めて買ったCDがこれだ。

ベートーヴェン/交響曲第3

オトマール・スイトナー指揮

ベルリン・シュターツカペレ

DENON 38C37-7011

録音:1980.6.23-25

東ベルリン・キリスト教会

P1982.11

定価\3,800

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買った場所はJ&Rというマンハッタンのダウンタウンにあるレコードショップ。

1984828()のお昼時。

値段は15ドル99セント。

日本からの輸入CDが、LPだらけのショップにあって、端っこの方に遠慮がちに50枚ぐらいも置いてない感じで並んでいた。一番多かったのがフルトヴェングラーのEMICD。これも日本からの輸入品。

当時アメリカの国内CDは、プラケースに入ったCDが縦長倍サイズのプラスチックケースに収められて売られていた。つまり、横12センチ強。縦24センチ強。これらがゴツゴツと一枚ずつ平面に置かれていた。日本から輸入したものは、そのようなケースに入れなおしたものとそのままのCDサイズのものと2種類並べてあったと記憶する。

値段は16ドル弱、このような引く1セントのような売り方が一般的で、1516の違いを強調した販売戦略だろうと思う。

ニューヨーク州のタックスは8.25パーセントだったから、住人としては、

15.99×1.0825=17.309175

つまり17ドル31セントだったか、17ドル30セントだったか。

今の日本円にするとタックス前の価格が1500円ぐらいだろうか。

当時はプラザ合意の前でドル240 -->


954- ジョン・アクセルロッドの指揮棒はどこからでてくるのか N響定期2010.1.16

2010-01-17 15:02:04 | コンサート

2010年1月16日(土)  NHKホール

オール・チャイコフスキー・プログラム

オトマール・スイトナー追悼
バッハ/アリア

チャイコフスキー/スラブ行進曲

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
 ピアノ、清水和音

チャイコフスキー/くるみ割り人形、第2幕

ジョン・アクセルロッド 指揮 NHK交響楽団


ローレンス・フォスターがキャンセル。
かわりにジョン・アクセルロッドが振った。
また、この演奏会の少し前にN響名誉指揮者のオトマール・スイトナーが亡くなった為、冒頭にアクセルロッドの棒でバッハのアリアが演奏されました。


ローレンス・フォスターが健康上の理由により、2プログラムをキャンセルし、最初の1プログラムは尾高さんが振り、2プログラムの方は15日16日とアクセルロッドが振った。はじめて見る指揮者です。雰囲気はなんか昔のフォスター。
ドライブしていくような雰囲気はなく、指揮姿も内容もすっきり、売れ筋の指揮者のようにみえます。誰のまねでもない、権威を背負ったこれ見よがしの振りでもない、非常に好感のもてるもの。

プログラム後半のナッツクラッカー第2幕は、メロディーの親しみやすさなどといった言葉が木端のように飛んでいく人生行路昇天期の大傑作。あふれ出るメロディーだけに耳を奪われていてはいけない。
第2幕の演奏で今でも忘れがたいのが、テミルカーノフ指揮レニングラード・フィルによる1989.10.11の異様な太さが今でも記憶に残る。

チャイコフスキー本人はこの曲を作曲した後、2年もたたず死んでしまうなんて夢にも思っていなかったかもしれず、極度に美化された想像は抑えなければならない。が、
シンフォニックで巨大な曲。シンコペーションを意識して抑制していると感じられる曲だが、そのかわりかどうかブラスの全奏による後拍がものすごい。バレエ曲であることをあらためて気づかせてくれる。
どうしようもないNHKホールではあるが、オケピットを潰して全体が前に出てきてからなんとなく音がよく聴こえるようになったような気がする。横幅が広すぎるのが毎度違和感があるが、半分のワインヤード型と思えば我慢もできる。それで、冒頭のコントラバスである。響く。ロシア型のとんでもないコントラバス・サウンドのまねはどこの国のオーケストラでもできないけれど、今日の鳴りは結構良かった。このオーケストラバランスがいきなりシンフォニックなものを感じさせてくれるのだ。それまでにないチャイコフスキーの筆。
アクセルロッドはシーン毎にきっちり切って、シーンのイメージを浮かべてから振りはじめる感じ。さらっとさっぱりしている。
でも、例えばパ・ド・ドゥ序奏の大団円。圧倒的なシーンではそれなりのうねりを作るそのツボを心得ている。代役だが曲のことをよく知っていると思う。
尻尾のしつこさがないのが今日のチャイコフスキー演奏の特徴かもしれない。圧倒的であるがさっぱりしている。好感のもてる指揮。

前半2曲目のピアノ協奏曲では昔とすっかり変容してしまった清水さんのピアノ。めったに聴くこともないが、タッチが軽い。深くないと思う。非常に微妙で繊細で平均台上のバランスのようなデリカシーがなんとも言えない。一個崩れたら全部壊れてしまうような、それでいて決してそのようなことは起こらないような、そこがベースの技術の確かさなのだと思う。人相は変わってしまったが、みずみずしい感性は昔と変わらない。その様に聴こえる。
冒頭の松崎さんはじめホルンもお見事。セカンドの女性はどなたですか。そういえばフルートのトップはどなた?高木さん?(*後記*宮崎由美香)
各セクションの首席が一斉にそろうのをたまには見たい気がするが、これはこれで。

前半一曲目はスラブ行進曲。コーダのチャイコフスキー的しつこさが好ましいとは言えない曲ながら、今日はアクセルロッドの棒が確実に効いていて、いわゆる行進曲になっていた。N響が行進曲を演奏すると、重くなるというか、生真面目すぎで、ブラスの後拍などがうまく流れない、それにもましてピラミッド型の音響バランスを行進曲にも追い求めてしまうことにより、縦に進む感じ。が多いが今日の演奏はうまく流れた。スラブ行進曲は行進曲というにはかなり大げさな曲だと思っていたが、速度、音量、強弱バランスなど重い割には軽やかという変な結論に達した。コンパクトで垢を取り去ったいい演奏でした。

ところでアクセルロッドは指揮棒を持たないでポーディアムに向かう。それでいていつの間にか棒を持って振っている。左の袖に隠しているだけ。サンティも同じようなスタイル。
アクセルロッドは一拍目を構える瞬間に左袖から取り出す。なんだか日本刀みたいだ。

John Axelrod

おわり


953- 華金エンジョイもいいが、ほどほどにしないと土曜日のN響のほうはだいじょうぶか

2010-01-16 23:00:23 | グルメ


お正月の新年会。今週の華金もたいへんでした。
今週は冷え込みが厳しく、こんなときは、
お鍋。
でも、お鮨も食べたい。それに日本料理がいい。
このわがまま3点セットを満たすお目当てのお店があったのですが、予約入れたらいっぱいでした。
そもそも、20:15分の予約でお願いしたいんですが、というとだいたい難色をしめされる。
それはそうだなぁ、みんな6時7時から食べ飲みをはじめるから8時過ぎなんて佳境。
9時まで待てば空くかもしれませんが、などといった不確定性原理のような回答だと、そこまで食の思いは強くない。
ので、例によっていきあたりばったり。
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みさきやというお店にはりました。鮪だらけです。
食べログに、クラキチさんもアップしたようですね。
銀座 みさきや

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2軒目は、サンボアです。
キタのサンボアは著名ですが、今日お初ではいったのは銀座のサンボアです。
軽いショックをおぼえるほどのひどさでした。
いわゆるオーセンティック・バーでは全く名前がリストアップされたことがないと思いますが納得です。
銀座 サンボア
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3軒目はいつものところで夜更かし。
濃い濃い。
こんなんで、土曜日のN響定期いけますか。。

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951- マゼール フランス国立管弦楽団1978年来日余禄 ポール・ボキューズ 新フランス料理週間1

2010-01-14 00:10:00 | グルメ

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ロリン・マゼール指揮フランス国立管弦楽団の1978年来日公演のことを947-から書いてきました。

このときは12回公演で、大阪で2回、京都でも1回公演がもたれました。そのせいかどうか公演プログラムの後半の広告記事に面白いものを見つけました。

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ポール・ボキューズ/新フランス料理週間

ホテルプラザ

≪味のシンフォニー≫

毎夏好評をいただいているホテルプラザ

新フランス料理週間。第4回目の今年も

ポール・ボキューズ自身の指揮でお楽し

みいただきます。

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1978724()82()

ホテルプラザ(23)ランデブーグリル

指揮:ポール・ボキューズ

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◎昼食(11:30-2:30) 6千円

◎夕食(5:30-10:30) 1万5千円

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というもので、1ページ使ってます。

面白いのは、「指揮」という記載。

オーケストラ・プログラムの広告だからなのかどうか、面白いですね。

普通、英語では、コンダクターというよりも、

Under the direction Lorin Maazel

という表現で紹介をします。

フランス語もたぶん同じような感覚で、directionの訳なんでしょうね。

夕飯に15千円。

このときのチケットは東京公演でA席ど真ん中が1万円。

料理の方の材料は日本のものだったのかどうか知りません。調理した人もどこの国の人か知りません。

オーケストラ公演の方は、作曲家という材料もプレイヤーも全部あちらものでした。オーケストラと合唱団総勢200人の大引越し公演でした。

今だと、例えばウィーン・フィルの東京公演が35千円。オペラ公演だと6万円以上。

料理の方はこれだけあれば、大満足以上になる金額です。

ただ、オーケストラの方は、席ランクがあり、一番安い席は1万円以下。それに不特定多数が相手。

料理の方はそうはいかない。

どっちにしろ、もしかして一番おいしいのは、指揮者、なのかも。

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