河童メソッド。極度の美化は滅亡をまねく。心にばい菌を。

PC版に一覧等リンクあり。
OCNから2014/12引越。タイトルや本文が途中で切れているものがあります。

2369- スクリャービン3番 ライブラリー Plus rev.1

2017-06-23 23:26:01 | ライブラリー

スクリャービン 交響曲第3番 神聖な詩
2017年6月23日時点で保有している音源です。

1 エフゲニー・スヴェトラーノフ/USSRso.
                 1966 MELODIYA

2 エフゲニー・スヴェトラーノフ/USSRso.
                  1990.4.14 RUSSIANDISC

3 エフゲニー・スヴェトラーノフ/ロシア連邦so.
                  1996.5.16-20 EXTON

4 ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツRso.(**注**)
                 1975.5.22-23 hanssler

5 ミヒャエル・ギーレン/南西ドイツRso.(**注**)
                 1975.5.28 NHK-FM

6 キリル・コンドラシン/コンセルトヘボウo.
                 1976.2.12 ETCETRA

7 エリアフ・インバル/フランクフルトRso
                 1978 PHILIPS

8 リッカルド・ムーティ/ベルリン・フィル
                1987.5.31 NHK-FM

9 リッカルド・ムーティ/フィラデルフィアo.
                1988.4.29,30 EMI

10 リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル
                1990.10.21 NHK-FM

11 リッカルド・ムーティ/ウィーン・フィル
                2005.5.2 WNCN

12 ダニエル・バレンボイム/パリo.
                1987.11 ERATO

13 ジュゼッペ・シノポリ/ニューヨーク・フィル
                1988.1 WQXR

14 ジュゼッペ・シノポリ/ニューヨーク・フィル
                1988.1 DG

15 レイフ・ゼーゲルスタム/ストックホルムpo.
                1989.8.14-15 BIS

16 ヴァレリー・ゲルギエフ/レニングラードpo.
                1989 LENINGRAD MASTER

17 ウラディミール・アシュケナージ/ベルリンRso.
                1990.4.22 NHK-FM

18 ウラディミール・アシュケナージ/ベルリンRso.
                1990.5.23 LONDON

19 ネーメ・ヤルヴィ/デンマーク国立Rso.
                1990.5.31-6/2 CHANDOS

20 ドミトリー・キタエンコ/ベルゲンpo.
                 1990 VIRGIN CLASSICS

21 ジョン・プリッチャード/BBCso.
                ?頃 BBC ARTIUM

22 アレクサンダー・ラザレフ/NHKso.
                 1994.2.16 NHK-FM

23 ミカエル・プレトニョフ/ロシア国立o.
                  1998.3 DG

24 アレクサンダー・ドミトリエフ/ペテルスブルク・アカデミックso.
                   2003.9 WLA

以上、24点


8,9,10,11番
ムーティについては別稿を参照願います。ムーティはこの曲が大好物でたくさん振っております。

724- スクリャービン 交響曲第3番 リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 1984.2.22

060- スクリャービン 交響曲第3番  ムーティ フィラデルフィア、NYT評

061- スクリャービン 交響曲第3番 ムーティ音源


4,5番
ミヒャエル・ギーレンの演奏は最後の二つの打撃音が無い(**注**)。盛り上がって突然終る。5のNHK-FMのものは放送を聴いていて、編集ミスかと思われたがNHKの解説者は平然と解説を始める。当時、知られていない曲とはいえ、ありえない。のちにどこかで文章を読んだ記憶があるのだが、このように終わる解釈もあるらしい。消化不良気味なのがギーレンらしい。
内容的には4のヘンスラーの正規CDの方が精度で上を行く。最後のところもスピードアップしていき、打撃音無しをうまく解決していると思う。

13,14番
シノポリ&ニューヨーク・フィルの演奏は、肩の力が抜け75%の力で100%の感動を、といった、いかにもNYPらしい余裕の演奏である。運動後の整理体操みたいなリラックスさが聴くほうにも心地よい。
この曲の解釈にはマス系とアンサンブル系の二つの行き方がありそうだが、NYPの演奏は完全に後者。
べらぼうなうまさのブラバンによくありそうな開始。こじんまりとブラスがハーモニーを奏でる。目先の楽譜を一歩ずつ消化して進んでいく。実に心地よいアンサンブル。ウィンドも同じく均衡を保ちながらブラバン系の響きのなかを進んでいく。弦は控え目であり、徐々に糸が絡んでいく。進むうちにやがて全奏が出現するが飽くまでも75%の力。品位と節度が保持される。アンサンブルは室内楽的透明さで。
オペラを振っている途中でゴロンと死んでしまったシノポリは、よく分析的、解像度の高い演奏、などと言われたものだが、たんにアンサンブル重視の演奏・表現を目指したのではなかったのか。その結果としての世評のような気がしないでもない。NYPのこのような演奏を聴いているとますますそう感じる。いずれにしろこのNYPはヘヴィー級マス・サウンドとは明らかに方向性が異なり、秋の夜長でも気張らないで聴くことができる超一品である。かむほどに味が出る。

12番
バレンボイム指揮パリ管の方向は、ロシア風マスサウンド、へヴィー級サウンドとはかなり異なる、かといってきらびやかな演奏というわけでもない。この演奏の解釈としてはかなり異色。
前奏部分は滑らかというか、スローでワーグナーでも始まるのかといった雰囲気。その遅めのテンポは最後までかわらない。
聴き進めるうちに異常に丁寧な棒さばきにはまり込む。フレーズ毎の響きを重視した解釈で、モザイク風に進む。ある部分だけ聴きとるとスクリャービンの3番のようには聴こえない個所が多々ある。まるでラヴェルのマメールロワであったり、シェーンベルクの浄夜であったりする。
アップテンポのところも全く急かさない。かといって悠然たる響きというわけでもない。飽くまでも変奏曲の響きの変化を提供する。
52分オーバーの演奏でスヴェトラーノフまではいかないがかなりスローだ。
最後の空白の滞空時間も、誰のが一番長いのか知らないが、心理的には圧倒的なバレンボイムの解釈だ。

といった感じで、全部の印象は書いていないが、機会を見つけて書いていこうと思います。
このライブラリーのなかから一つだけ選べ、と言われれば。
8番
リッカルド・ムーティ/ベルリン・フィル
        1987.5.31 NHK-FM

この幾何学模様的な演奏は強烈。最後の打撃音間の空白の空気音がフィルハーモニーで見事にとらえられている。(空白なので音はしないが、ものすごい威力だ)
なぜかブーイングがはいっている。戸惑っている聴衆がいるのかもしれない。
空前絶後の演奏ではある。
おわり


2176- 河童ライブラリー 4つの最後の歌 (NV.1)

2016-09-01 13:00:18 | ライブラリー

2010年8月10日時点で、保有している音源一覧です。演奏会で聴いただけのものはいれてませんが、当日や後日、放送されたもので音源を保有しているものは掲載しました。



1.
アンナ・トモワ=シントウ
カール・ベーム
シュターツカペレ・ドレスデン
1976.8.11ザルツブルク
1976.12.22NHK-FM

2.
キリ・テ・カナワ
アンドリュー・デイヴィス
ロンドン交響楽団
COLUMBIA

3.
キリ・テ・カナワ
ズービン・メータ
ニューヨーク・フィル
1985.1/10,11,12,15 (聴衆)
エイヴリー・フィッシャー・ホール
1985.4.28WQXR-FM

4.
アンナ・トモワ=シントウ
ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィル
DG 1985/11

5.
エリザベート・シュワルツコップ
ジョージ・セル
ベルリン放送交響楽団
EMI

6.
エリザベート・シュワルツコップ
オットー・アッカーマン
フィルハーモニア管弦楽団
ANGEL 1953.9.25

7.
ルチア・ポップ
クラウス・テンシュテット
ロンドン交響楽団
ANGEL

8.
エディット・マティス
若杉弘
シュターツカペレ・ドレスデン
1989.4.5サントリーホール(聴衆)
1989.4.30NHK(映像)
1989.6.14NHK-FM

9.
ルチア・ポップ
アンドレ・プレヴィン
ウィーン・フィル
1989.8.29フェルゼンライトシューレ
1990.5.2NHK-FM

10.
ジェシー・ノーマン
クルト・マズア
ゲヴァントハウス管弦楽団
PHILIPS 1982.2

11.
リサ・デラ・カーサ
カール・ベーム
ウィーン・フィル
DECCA 1953.

12.
ギネス・ジョーンズ
ロベルト・パテルノストロ
東京交響楽団
1991.4.29サントリーホール(聴衆)
1991.4.29NHK-FM
1992.1.20NHK-FM

13.
グンドラ・ヤノヴィッツ
ヘルベルト・フォン・カラヤン
ベルリン・フィル
DG

14.
ジェシー・ノーマン
ジュゼッペ・シノポリ
フィルハーモニア管弦楽団
1990.8.11ザルツブルク
1991.6.15NHK-FM

15.
シルヴィア・シャーシュ
エルヴィン・ルカーチ
ハンガリー国立管弦楽団
HUNGAROTON

16.
エディット・マティス
クルト・マズア
ベルリン・フィル
1990.9.22フィルハーモニー・ザール
1991.8.8NHK-FM

17.
セーナ・ユリナッチ
ミラン・ホルヴァート
オーストリア放送交響楽団
1973.5.24コンチェルトハウス、ウィーン

18.
テレサ・ツィリス・ガラ
フランツ・パウル・デッカー
ハノーヴァー放送交響楽団
RODOLPHE

19.
キリ・テ・カナワ
ゲオルグ・ショルティ
ウィーン・フィル
LONDON 1990.6

20.
フェリシティー・ロット
ネーメ・ヤルヴィ
スコッティシュ・ナショナル管弦楽団
CHANDOS 1986.12.8

21.
チェリル・スチューダー
ジュゼッペ・シノポリ
シュターツカペレ・ドレスデン
DG 1993.6

22.
チェリル・スチューダー
ウーヴェ・ムント
NHK交響楽団
1994.10.15NHKホール
1994.10.16NHK-FM

23.
エリザベート・メーヤー・トプシュー
ハンス・ノルベルト・ビルマー
コペンハーゲン・フィル
KONTRAPUNKT 1993.2

24.
ビルギット・ニルソン
レイフ・ゼーゲルスタム
スェーデン放送響交響楽団
BLUEBELL 1970.1.3

25.
バーバラ・ヘンドリックス
ヴォルフガンク・サヴァリッシュ
フィラデルフィア管弦楽団
EMI 1994.9.26,27,10.5

26.
ルネ・フレミング
クリストフ・エッシェンバッハ
ヒューストン交響楽団
RCA 1995.3.14,20

27.
フェリシティー・ロット
ジュゼッペ・シノポリ
ウィーン・フィル
1996.9.11クンストハウス
1997.5.14NHK-FM

28.
デボラ・ヴォイト
クルト・マズア
ニューヨーク・フィル
TELDEC 1998.12

29.
カリータ・マッティラ
クラウディオ・アバド
ベルリン・フィル
DG 1998.12

30.
ジェーン・イーグレン
ドナルド・ラニクルス
ロンドン交響楽団
SONY 1999.2.13,3.3,
10.12,14,15

31.
キルステン・フラグスタート
ウィルヘルム・フルトヴェングラー
フィルハーモニア管弦楽団
レーベル多数 1959.5.22

32.
エリザベート・シュワルツコップ
ジョージ・セル
コンセルトヘボウ管弦楽団
AUDIOPHILE 1964.6.19

33.
メラニー・ディーナー
デイヴィット・ジンマン
トーンハレ管弦楽団
ARTENOVA 2002.5.6-8

34.
ソイル・イソコスキ
マレク・ヤノフスキ
ベルリン放送交響楽団
ONDINE 2001.7

35.
ルチア・ポップ
マイケル・ティルソン・トーマス
ロンドン交響楽団
SONY 1993.5.21,22

36.
クリスティーネ・ブリューアー
ドナルド・ラニクルス
アトランタ交響楽団
TELARC 2006.4.1,2

37.
ミカエラ・カウネ
大植英次
北ドイツ放送管弦楽団
BERLINCLASSICS 2004.11.15-17

38.
ニーナ・シュテンメ
アントニオ・パッパーノ
コヴェントガーデン
EMI 2006.9.1,2,4,5,11

39.
ルネ・フレミング
クリスティアン・ティーレマン
ミュンヘン・フィル
DECCA 2008.4

40.
シャルロッテ・マルジオーノ
エド・デ・ワールト
オランダ放送フィル
BRILLIANT 1933.2.22

41.
ヒーザー・ハーパー
リチャード・ヒコックス
ロンドン交響楽団
EMI 1987.2.11,16

42.
リカルダ・メルベス
ミヒャエル・ハラス
ワイマール歌劇場
NAXOS 2006.8.28,30

43.
アニヤ・ハルテロス
ファビオ・ルイージ
シュターツカペレ・ドレスデン
SONY 2007.21-23


以上、NV.1


2004- ショスタコーヴィッチ、交響曲第15番、河童ライブラリー

2015-10-27 00:35:32 | ライブラリー

この交響曲は大好きなのですが、所有する音源は25個だけです。
うち8個がザンデルリンクです。
気合を入れて収集したわけでもないのですけれど、自然に彼の音源が増えます。
演奏会でもかなりの数を振っていると推測されますね。
25個のうちどれか一つを、と言われたら、ザンデルリンク&クリーヴランド管です。
神秘的で透明、音楽が深く沈んでいきます。